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2014.04.24 カウンセリング/心理療法について
思春期の子どものご相談

思春期は疾風怒濤の時期と言われます。今まで何でも親に話してくれていた子が急に口をきかなくなった、一人で部屋にこもって何を考えているのか分からない・・等、子どもの急な変化に戸惑っているお母さん、お父さんも多いことでしょう。

 思春期は、子どもから大人へと成長していく節目の時期ですので、子ども自身も自立と依存のあいだで悩み、葛藤し、苦しんでいるものです。葛藤したり、親を困らせたりしながら、子どもは一人のかけがいのない人間として、アイデンティティを確立させていくものです。子どもがこうした大事な時期を乗り越えていくためには、親の理解と支えが重要となってきます。
 しかし、実際は、思春期の子どもと関わることは、親にとっては何かと気苦労の多いことでしょう。反抗期の子どもとどう関わっていいかわからない、思春期の子どもの行動を受け入れられない、子どもの行動の意味がわからない、このままではどうなるんだろうと子どもの将来のことが心配・・など、親として悩んでしまうことでしょう。

 当研究所では、思春期の子どもへのカウンセリングはもちろん、思春期の子どものことで悩んでいるお母さん、お父さんのご相談もお受けしています。カウンセリングのなかで、子どもさんの行動の意味を共に考えながら、親としてできることを共に考えていきたいと思っています。

また、子どもを支えるためには、お母さん、お父さん自身のメンタルケアも大切ですので、ご自身のことについてもお話を伺い、サポートを提供できればと思っています。

2014.04.24 カウンセリング/心理療法について
子どものことが気になるとき

例えば・・
病院では異常ないと言われたのに、子どもが腹痛、頭痛、下痢、便秘、吐き気などを繰り返す・・
夜泣きがなかなかなおらない、夜寝れない、寝ていても悪夢でうなされる・・
抜毛、チック(まばたきをよくする、しばしば意味もなく奇声を発する)、手洗いなど、気になる癖がある・・
突然、暗闇や人を怖がるようになった、食事をあまりとらなくなった、急に過食するようになった、最近元気がない・・
幼稚園や学校に行きたがらない・・
家では家族と話をするのに、幼稚園や学校では全く人と話をしない・・
同年齢の友達と遊べない、友達ができない/いない、友達にいじめられている・・
友達に暴力を振るったり、友達をいじめてしまう・・
意欲がなく無気力で、家にこもりがちである・・
性的被害にあった、信頼していた人から身体的暴力を受けた、突然何らかの事故に巻き込まれた、子どもにとって身近な人が突然亡くなったなど、最近大きなショックを受けることがあった・・
など、子どもの様子や行動で気がかりなこと、お困りのことはありませんか?
子どもは大人とは違って、自分の悩みや気持ちを言葉にあらわすことが難しいものです。ですから、子どもは自分の心で感じていることを、体や行動によって表現します。それは、親にとっては「心配の種」であり、頭を抱えて困ってしまう・・ことでもありますよね。
でも、困ったり、気がかりとなっている子どもさんの症状や行動は、子どもにとっては一つの表現です。子どもにとっては自然なもので、今後の「成長の種」ともいうべきものです。
親カウンセリングでは、心配の種となっている子どもさんの症状や行動について共に考え、「成長の種」として育てていけるよう、お母さんやお父さんへのアドバイスやサポートを提供します。

2014.04.21 カウンセリング/心理療法について
思春期を生きる10代の皆さんへ

思春期は、人生のなかでも悩み多き時期です。体がぐんと成長するように、心もぐんと成長しようとする時期です。子どもから大人へと変化・成長していく時期ですから、悩みがたくさんあって当然です。
友達との関係で悩んでいる、友達に仲間はずれにされる・・
学校のクラスや集団に入るのが怖い・・
学校に行かないといけないと思うけど、朝になると気分が悪くて行けなくなる・・
異性からどう見られているか気にかかる・・
もっと痩せたいとダイエットしているうちに、過食・おう吐してしまうようになった・・
将来の進路で悩んでいる・・
彼からセックスを求められるけど、断り切れなくて困っている・・
やめようと思うのに、嫌なことがあるとリストカットしてしまう・・
先生、お母さん、お父さん、きょうだいなど、周り人との関係で悩んでいる・・
など、誰にも相談できずに、悩んでいることはありませんか?


思春期の時期の悩みは、なかなか親に話しにくいものですが、あなたの話を聴いてくれる学校の先生、養護の先生、スクールカウンセラー、あるいは信頼できる大人の人がまわりにいませんか? あなたの親もあなたの力になってくれるかもしれません。
当研究所でも、中学生、高校生のみなさんへのカウンセリングを行っています。カウンセリングでは、あなたが困っている問題について、お話を聴きながら、一緒に考えていきます。もし、あなたがカウンセリングを受けたいと思っているなら、親や信頼できる大人に相談してみましょう。
私たちも、中学生や高校生の皆さんのお力になれたらと思っています。

2014.04.21 カウンセリング/心理療法について
トラウマからの回復とレジリエンス・モデル~回復の3段階と8次元

トラウマとは、心が傷ついた状態、その体験のことを言います。
当研究所では、子ども時代の虐待、性被害、DV、人生における喪失体験など、トラウマからの回復のための心理的援助に力を入れています。
ここでは、トラウマの影響とその回復についてご理解いただくために、ハーマン(1994)のトラウマからの回復の三段階モデル、ハーベイ(1999)の回復・レジリエンスの多次元モデルをご紹介いたします。

個人カウンセリングでは、来談された方のニーズに基づきながら、回復の段階、もっている回復力やレジリエンス(復元力)に応じて、トラウマに焦点をあてた認知行動療法(CPT、PE、TF-CBTなど)EMDR眼球運動による脱感作と再処理法)SE(ソマティック・エクスペリエンシング)自我状態療法などを用い、トラウマへの統合的アプローチを行っています。一度にすべてをやる必要はなく、必要な時に必要なことをやっていきます。どこを当面の目標とするのか、どのように進めていくかは、来談された方と話し合いながら行いますので、詳しくは、カウンセラーにご相談ください。


【トラウマからの回復の三段階】

トラウマからの回復には三つの段階があります。第一段階の中心課題は安全の確立、第二段階の中心課題は想起と服喪追悼、第三段階の中心課題は通常の生活との再結合です。これは本来複雑な渦を巻いている過程を単純化し整理したもので、各段階を直接的に通過していくものではありません。回復の段階は螺旋的であり、やり直しがあったり、すでに取り組んだ問題をもう一度見直すことがあります。しかし、順調な回復では、この方向に向かって段階的な移行が認められます。

1. 第一段階 安全の確立
トラウマは、人から力とセルフ・コントロールの感覚を奪います。そのため、力とセルフ・コントロールを取り戻すことが最初の課題となります。
安全の確立はまず、身体のセルフ・コントロールに焦点をあて、次に次第に外に向けて環境のコントロールに重点を移します。セルフ・コントロールの課題には、睡眠、食欲など身体機能のコントロール、身体運動、PTSD症状のマネージメント、自己破壊行動のコントロールがあります。環境的な課題には、安全な生活状況の樹立、経済的安定、行動の自由、生活全般をカバーする自己防御計画があります。いかなる人も独りだけで安全な環境を打ちたてることは不可能です。安全な環境をつくるには、家族や友人などサポート、社会資源を利用するなど、社会側の支援が不可欠です。

2. 第二段階 想起と服喪追悼
回復の第二段階はトラウマ記憶を再構成し、統合する段階です。この再構成の作業によってトラウマの記憶は実際に形を変え、その人の生活史全体の中に統合されるようになります。しかし、過去の体験と向きあうかどうかの選択は本人にゆだねられます。
トラウマのストーリーを再構成する仕事は、トラウマ以前の生活の概観から初め、トラウマの出来事に至る経緯と進みます。トラウマ以前の歴史を取り戻すことも重要です。次の一歩はトラウマとなった出来事を追って、時間の前後関係と歴史的文脈との方向づけのしっかりした物語を再構成していきます。

トラウマによって失うことがあることはどうしても避けられません。喪失を悼むことは回復のこの段階においてもっとも必要な作業です。これはとても辛い作業ですが、癒しの重要な部分です。失った一つ一つを悼むことを通じて、不壊の内的生命をみつけることができます。児童期のトラウマサバイバーは、喪ったものを悲しみ悼む仕事だけでなく、もともと持てなくて失いようがなかったものを悲しみ悼む作業をしなければなりません。

トラウマの再構成は決してこれで終しまいということはありません。ライフサイクルの新しい段階ごとに新しい葛藤が生じ、新しいチャレンジを受け、それが必ずトラウマを再び目覚めさせ、トラウマの新たな面を明るみに出します。しかし、第二段階は、自分の歴史を取り戻し、人生にかかわる希望とエネルギーを新しくしえたと感じるときをもって主な作業を完了します。

3. 第三段階 再結合
過去との和解を達成した後、新しい自己を成長させ、自分を支える信念を改めて発見し、新しい関係を育て、未来を創造する段階です。第三段階の過程において、トラウマ以前の時期、トラウマ体験、そして回復の時期を振り返って、そこから自分がもっと高く評価する自分の面(複数)を改めて引き出します。これらの要素すべてを統合して新しい自己を創り上げます。理想的自己の再創造にはイマジネーションやファンタジーとを積極的に練磨することも必要となります。

この段階ともなれば、すでに適切な信頼の能力を取り戻しているものです。再び他者を信頼してしかるべき時には信頼感を持ち、信頼すべきでない時には信頼を撤回することができ、さらにこの二つの状況をどうやって区別するかが分かっています。この段階では、アイデンティティ(自己規定)と親密関係という二つの問題に集中します。
       『心的外傷と回復』(ジュディス・L・ハーマン著、中井久夫訳、みすず書房)より


【回復・レジリエンスの8次元の基準】

1. 記憶の再生への権限
トラウマからの回復の最初の兆しは、記憶に対して新たな権限を得ることです。回復すると意識に侵入してきたものを、思い出すか、思い出さないか、選択できるようになり、記憶喪失がなくなります。思い出せなかった部分が思い出され、新しい意味が記憶に付け加えられます。記憶と力のバランスが逆転し、自ら、まとまり連続した記憶として記憶を呼び起こすことができます。

2. 記憶と感情の統合
単発のトラウマでも、慢性化した一連のトラウマでも、記憶ははっきりとつながっているが、思い出しても何も感じない、ほとんど感じない場合があります。逆に、特定の刺激に反応して、恐怖や不安、怒りなどが押し寄せるが、これらの感情が何と結びつくのかまったくわからない場合があります。いずれも、記憶と感情が分離しており、その結果、心理的問題が生じています。回復すると、記憶と感情が結びつき、感情を伴って過去が思い出せるようになります。また、過去についての現在の感情も区別して理解できるようになります。たとえば、レイプ被害者は、その時の恐怖を思い出し、感じると同時に、それを思い出している今、新たな怒りと悲しみをも感じるでしょう。

3. 感情への耐性
回復とは、トラウマと結びつく感情にもはや圧倒されたり脅かされたりしなくなることです。トラウマと結びつく感情が、耐え難いほどの直接性と強烈さを失う。防衛的な感覚麻痺や解離なしに、感情を受け入れ、名づけ、耐えられるようになります。不適切な警報と危険信号から解放されます。感情がさまざまに分化し、記憶に一定の反応ができるようになり、現在のストレスに対処する能力が増します。

4. 症状管理
特に持続していた症状が弱まり、管理可能になります。回復したサバイバーでも症状が続くことがありますが、うまく対処して、症状を減らし、ストレス管理ができるようになります。重要なことは、すべての症状がなくなることではなく、症状を予測し管理できるようになることです。

5. 自己評価
自己の価値を感じられるようになります。脅迫的で自己批判的な考えがなくなり、現実的に自分を評価し、肯定できるようになります。自分はケアされるに値することに気づき、自分で自分をなだめたり、自己実現していけるようになります。

6. 自己の凝集性
幼少期の慢性化し繰り返された被害は、アイデンティティに影響を与え、自己を不連続で断片化したものにします。回復すると自己評価や自己の凝集性の面で、これを修正し制御できるようになります。自傷行為や自己破壊的な衝動がなくなり、健康で自己受容的になります。断片化していた自己は、凝集性を持ち一貫した自己が体験されます。

7. 安全な愛着関係
他者から孤立し、再び被害者となりやすい傾向はトラウマと密接に関わっています。暴力や信頼の裏切りを伴うトラウマ体験は、安全で支持的な人間関係を求め、維持していく能力を危うくします。トラウマからの回復は、対人関係能力の発達、あるいは改善と回復を含みます。孤独に固執していたのが、信頼や愛着関係をもてるようになります。そこまでいくには、複雑な再交渉や、重要な人への服喪が必要でしょう。

8. 意味づけ
最後に、トラウマ、サバイバーとしての自己、トラウマが起きた世界に新しい意味づけがなされます。トラウマの意味づけは個人的なものであり、非常に個性的なプロセスです。損なわれた自己という感覚がなくなると、それまで不幸を背負ってきたと思い込んでいたものが、力と共感を得たという新たな発見に変わる場合もある。自分の体験を創造的に表現したり、確固たる社会活動へと変容させ、サバイバー使命を抱くことが回復のプロセスとなる人もいます。「なぜ」「なぜ私が」という問いにスピリチュアルな答えを出す人もいます。プロセスはさまざまですが、回復したサバイバーは、トラウマに名をつけ、喪に服し、命を肯定し自己を肯定するような意味づけを行います。

生態学的視点から見たトラウマと回復」メアリー・ハーベイ著、ハーベイ論文集(女性ライフサイクル研究所9号より)
女性のトラウマと関わる臨床家の使命」メアリー・ハーベイ著(女性ライフサイクル研究10号より)

2014.04.21 活動報告-論文/執筆/学会活動等
2013年度 論文/執筆/学会発表等・活動報告(2013.4.1~2014.3.31)
【著書】
2013年7月  『対人援助学の到達点』第四章「対人援助学の学びをつくる~"reflexibility"をキーワードに」,晃洋書房,53-66(村本)
2013年7月  『対人援助学の到達点』望月昭・村本邦子・土田宣明・徳田完二・春日井敏之(編著),晃洋書房(村本)
2013年7月  『対人援助学を拓く』村本邦子・土田宣明・徳田完二・春日井敏行・望月昭(編),晃洋書房(村本)(村本)

【論文】
2013年11月  「子ども虐待予防としての子育て支援」チャイルドヘルス,16/ 11, 22-25(村本)
2013年11月  「フェミニズムはどこへ~女たちの財産を次世代に受け渡すために」
女性ライフサイクル研究,23, 5-12(村本)
2013年11月 「女性と権力~暴力の加害と被害を乗りこえるには」女性ライフサイクル研究,23,(西)
2013年12月  「周辺からの記憶1~東日本・家族応援プロジェクト立ち上がる」
対人援助学マガジン,4/ 3, 218-225(村本)
2013年12月  「日本の児童・女性政策と心理学」心理科学,34/ 2(村本)
2014年3月 「歴史・平和教育における「二次受傷」をどう考えるか~立命館大学国際平和ミュージアムにおける平和教育の現状と可能性」
村本邦子・芳賀淳子,立命館平和研究,15, 59-68(村本)

【学会活動~研究発表等】
2013年7月14日 日本コミュニティ心理学会 第16回研究大会,慶応義塾大学日吉キャンパス,「DVシェルターとNPOの協働から、組織・チームづくりを目指して-派遣プログラムの実施・継続を通して」(村本他)
2013年9月1日 日本質的心理学会 第10回大会,立命館大学衣笠キャンパス,「DV被害者への支援における協働と連携」(村本)
2013年9月21日 立命館大学大学院応用人間科学研究科、南京師範大学虐殺研究センター、米国CIIS,南京師範大学,国際シンポジウム『アジアの戦後世代の歴史平和教育をつくる』,「"Healing Wound of History" 5年の試みを振り返って」(村本)
2013年10月21日 国際表現心理術療法学会, 国際表現性心理療法シンポジウム,国立台北教育大学,「表現療法を用いた歴史のトラウマの世代間連鎖と和解修復の試み~「南京を思い起こす」5年間の試みから」(村本)

【その他研究活動】
2012年2月20日 アエラ「大震災が残したトラウマに寄り添う対人援助学」取材協力(村本)
2012年3月12日 NHK「子どもを守れキャンペーン:虐待」制作協力(村本)
2013年6月1日 「子どもの存在をありのまま喜ぶこと」インタビュー(p.34-39),チャレンジ2年生「考える力・プラス講座」はなまる教育情報(村本)
2013年8月6日 NHKあさイチ「戦争ってなに?」番組コメント(村本)
2014年3月10日 京都新聞「今も被災地と:続く支援、学ぶ視点」取材協力(村本)

【発行物】
■年報『女性ライフサイクル研究』第23号
■ニュースレター№134~145

2014.04.20 活動報告-講師派遣/講座等
2013年度 講師派遣/講座等・活動報告(2013.4.1~2014.3.31)

【講師派遣】

■2013年
4月16日 大阪市社会福祉研修・情報センター「相談面接の技法のスキルアップ講座:初級編」(西)
6月6日 立命館大学・ゲストスピーカー「総合病院での心理臨床活動~連携と融合」(西)
6月17日 高槻市教育センター/幼稚園管理職・主任研修「人材育成を目指したリーダーのあり方①コミュニケーションスキルを学ぶ」(西)
7月11日 立命館大学・ゲストスピーカー「心と身体をつなぐトラウマ・ケア~〈今、ここ〉にいる身体感覚を取り戻す」(西)
8月6日 法と心理学者による実務家研修「DVにさらされた子どもへの支援」「トラウマの影響と支援」(西)
9月9日 日本助産師会・ハイリスク親子への支援研修会「ハイリスク母子との関わり方」(西)
10月22日 大阪弁護士会・選択型実務修習プログラム「DV被害者の心理と援助~二次被害を与えないために」(西)
11月29日 大阪市私立保育園連盟・カウンセリング講座「カウンセリング技法の統合~トラウマ理論を保育現場に活かす」(西)
12月8日 京都市男女共同参画講座ウィングスセミナー・DV被害者支援ステップアップ講座「被害者支援を学ぶ/グループワーク」(西)
12月9日 高槻市教育センター/幼稚園管理職・主任研修「人材育成を目指したリーダーのあり方②」(西)
■2014年
2月6日 京都文教大学・ゲストスピーカー「トラウマ被害者へのコミュニティ支援~臨床心理士としての活動」(西)
2月26日 立命館大学法心理・司法臨床センター「DV・性暴力被害者への支援~病院・心理士としての活動から」(西)
【グループ・講座企画】
5~9月 女性のためのセルフケア・グループ 月一回全五回
11~3月 女性のためのトラウマケア・グループ 月一回全五回
9/7・8日 第三回 DV被害者のトラウトと回復~女性・子どもの視点から援助を考える
2014.04.15 グループセラピー
2014年度後期 女性のためのトラウマケア・グループ~アート・イメージ・身体感覚(AIS)をつなぐ

このグループは、「女性のためのセルフケア・グループ」を修了された方のためのグループです。前期は、セルフケアの方法を学ぶため、症状や苦痛を和らげ、エンパワーすることが目的でした。後期は、トラウマからの回復のために、自分自身の感情を理解し、コントロールすることが目的です。言葉で語ることが難しい内面を、アート・プログラムに添って表現し、共有します。

自分自身のイメージ、感情、考え、身体感覚とのつながりに気づきながら、仲間と共に共有し、互いにエンパワー(力づける)する場となればと願っています。

※このグループは、「女性のためのセルフケア・グループ」に4回以上出席された方が対象です。

【2014年12月7日~2014年3月29日(日)まで毎月第一日曜日(一月のみ第二日曜日)14:00~16:00 全5回】

第一回 12月7日(日) オリエンテーション/感情の風景~感情を認め、感情が変化することを理解する
第二回 1月11日(日) 層になった感情~さまざまな感情について理解し、受容する
第三回 2月8日(日) 怒りを確認する~怒りを認め、耳を傾ける
第四回 3月1日(日) 喪失と発見~喪失の感情を確認し、自己への共感を高める
第五回 3月29日(日) 思考と感情を統合する/クロージング

■場 所: 女性ライフサイクル研究所

■参加費: 全5回 10,000円(材料費込)

■定 員: 6名(予約制/先着順)

担当スタッフ: 西順子福田ちか子、仲野沙也加

【申込方法】
メールフォームよりお申込み下さい。
参加申込用紙を送らせて頂きます。

2014.04.15 女性心理学・読書会
女性心理学フリートーク~あなたはどの女神?『女はみんな女神』読書会

今年度の女性心理学フリートークは『女はみんな女神』を読みながら、読書会形式で行います。

『女はみんな女神』は1991年に翻訳・出版され、以後5~6年の間、女性ライフサイクル研究所でこの本を月一章ずつ読み進めながら、語り合うグループを行ってきました。

今年は『女はみんな女神』に立ち戻り、皆さまと共に女性の人生について語り合えればと願っています。

参加者の皆さまと語り合いながら、女性のタイプ、女性の人生の多様性について学び、自分らしい人生の選択について考えてみませんか。皆様のご参加をお待ちしています。

日時 毎月第一日曜日 午前10:30-12:00
場所 女性ライフサイクル研究所
参加費 1,000円
使用図書 ※絶版となっておりますので、トップページPDFファイルをご覧ください。
※当日、担当スタッフが簡単に解説いたしますが、できるだけ事前に、その月の該当ページをお読みいただき、ご参加いただくことをお勧めしています。
担当スタッフ 西順子福田ちか子仲野沙也加
申込方法 メールフォームよりお申込み下さい。

■『女はみんな女神』とは?
著者が、日本語版の序文のなかで「本書を読むことで、ありのままの自分でいることを理解され、肯定され、力づけられたように感じるのです。」と書いているように、本書は女性を肯定し、エンパワーしてくれる本です。また本書を読むことで、女性の多様性を認め、自分とはタイプが違う女性のことも、よりよく理解できるようになります

本書では、女性が自分の内なる力を、ギリシァ神話に登場する7人の女神たちの姿を借りて紹介しています(ユング心理学の元型理論に基づいています)。そして、女性が自分の人生の物語においてヒロインとなるためには、自分の内なる力(女神元型)と外側からかかる力(家族や文化から期待される役割)の両方に気づき、自覚的に選択することが必要であると、教え導いてくれています。

2014.04.15 カウンセリング/心理療法について
ソマティック・エクスペリエンス(SE)

ソマティック・エクスペリエンス(Somatic Experiencing®=略してSE)とは、ピーター・リヴァイン博士が開発した安全で自然なトラウマ治療法です。危険にさらされた動物は通常逃げるか闘うかで反応しますが、そのどちらも不可能な場合は凍りつくことによってその場を切り抜けようとします。リヴァイン博士は、凍りつき反応によって脅威に対処するために動員された生存エネルギーが解放されずに神経系のなかに閉じ込められると考えました。この行き場を失ったエネルギーがうつやパニック、不眠などさまざまな症状となって表れます。SEでは身体感覚に焦点をあてた気づきを通して、高度に覚醒したエネルギーを少しずつ中和し解放していき、トラウマ症状を予防し解決できるよう助けます。エネルギーが解放されると、本来人間に備わっている自己調整する力が回復する効果が期待できます。

関連サイト: ソマティック・エクスペリエンストラウマ研究所(Somatic Experiencing Trauma Institute, SETI)⇒こちら
2014.04.14 カウンセリング/心理療法について
プレイセラピー(遊戯療法)

子どもにとって「遊び」とは、自己表現そのものです。
子どもはプレイルームでの遊びを通して、〈こころ〉を表現します。
守られた空間での自由な遊びのなかで、子どものもつ自然治癒力/成長する力が発現されます。
それは子どもが本来持っている力です。
子ども担当のカウンセラーは、こうした子どものプレイを見守り、子どもの自発性、子どもの可能性を引き出すお手伝いをします。

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