- 2019.05.20 カウンセリング/心理療法について
- 認知処理療法(CPT)
認知処理療法(Cognitive Processing Therapy: 以下CPT)は、心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder:以下 PTSD)の治療を目的とした認知行動療法です。
CPT はPatricia Resick らにより開発され、30年以上の歳月をかけて効果検証と改良が重ねられてきました。その有効性は虐待、性被害、戦争トラウマなど、様々なPTSDへの有効性が示されています。
CPT の特徴はトラウマ体験により生じた認知的側面の変化に焦点を あてる治療法であること、特に PTSD 症状に伴う罪悪感の軽減への有効性が示されています。
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FLCスタッフエッセイ「認知からトラウマにアプローチする~トラウマへの認知処理療法のご紹介」
【参考文献】
『トラウマへの認知処理療法~治療者のための包括手引き』
【研究】
国立精神・神経医療研究センター