- 2014.04.13 カウンセリング/心理療法について
- 芸術療法
言語とは違った方法を通して、気持ちを表現したり、開放させたり、気づきを得たりするものです。
描画、コラージュ、箱庭などがあります。
言語とは違った方法を通して、気持ちを表現したり、開放させたり、気づきを得たりするものです。
描画、コラージュ、箱庭などがあります。
認知行動療法は、クライエントのセルフヘルプ(自助力)の回復や向上を目的とする問題解決型の心理療法です。クライエントが今現在抱えている問題の全体像を一緒に理解した上で、具体的な面接目標を立て、目標達成のために様々な技法を用いることがその特徴です。技法には、認知再構成法やリラクセーション法、問題解決法等があります。
フロイトにはじまる精神分析やユング派心理療法に加え、支持的アプローチ、対人関係アプローチなどを含め、来談者の心に焦点をあてた心理療法の総称です。基本的には、話し合うことで、自分自身を理解し、問題を解決していく方法と考えてよいと思います。即効的な症状の解決なり管理を期待することはできませんが、人生の意味を探求したり、過去の整理をしたり、未来を創造していくためには有効な方法です。
米国の臨床心理学者ロジャースが1940年に創始した心理療法の一つです。この療法の基本的な考えは、人は自己の内部に自己理解、自発的行動を変化させていく資質(実現傾向)を内在させており、それは人間関係のなかで成長促進的態度が用意されると発現される、というものです。成長促進的雰囲気には三つの条件が必要であるとされています。三つの条件とは、カウンセラーの自己一致(カウンセラー自らの体験・意識・表現が一致していること)、来談者に無条件の肯定的な関心を持つこと、共感的に理解することです。カウンセラーはこの三つを大事にし、来談者が本来もっている力を発揮できるよう援助する方法です。
23号は『フェミニズムはどこへ』をテーマに特集を組み、フェミニズムの歴史や女性施設の変遷、結婚イデオロギー、男性のジェンダー意識、メディア、女性と権力、組織、老いと貧困、身体と生殖などに焦点を当て、考察しました。
〈目次〉
●序/(女性ライフサイクル研究所)村本邦子
フェミニズムはどこへ
女たちの財産を次世代に受け渡すために
●歴史/(女性ライフサイクル研究所)窪田容子
日本のフェミニズムの歴史
女をめぐる意識と社会の変遷
●女性施設/(女性ライフサイクル研究所)小田裕子
女性施設の変遷にみるフェミニズムの行方
●結婚/(女性ライフサイクル研究所)桑田道子
ジェンダーと結婚イデオロギー
●男性/(女性ライフサイクル研究所)森﨑和代
男性のジェンダー意識
現代における青年男性の生きにくさと女性
●メディア/(女性ライフサイクル研究所)下地久美子
NHK連続テレビ小説における女性像の変遷
フェミニズムの視点から
●暴力/(女性ライフサイクル研究所)西順子
女性と権力
暴力の被害・加害を乗り越えるには
●組織/(女性ライフサイクル研究所)渡邉佳代
女性を中心とした対人援助職の組織づくり
女性とケア、組織形成に伴う諸問題を超えて
●老いと貧困/(女性ライフサイクル研究所)津村 薫
女性と老い
貧困の側面から
●生殖/(女性ライフサイクル研究所)安田裕子
女性の身体と生殖
進展する生殖補助医療とその選択の中で
96頁 1,000円+税
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【窪田容子・津村薫 著】
赤ちゃんの誕生は、親と祖父母との距離を近づけます。それは、関係が悪化するリスクにも、関係が良好になるチャンスにもなります。この時期の良いコミュニケーションが、その後の良い関係にもつながっていくでしょう。
本書は、祖父母と親が上手につきあうことを通して、心豊かな子育てができることを目指して、今の子育ての考え方や、お互いの気配り、コミュニケーションのコツ、子育てのポイントについて書きました。祖父母の立場の方、そして親の立場の方にも一緒に読んでもらえたらと思っています。今はまだ、母親が子育てを主に担っていることが多いために、母親を中心として書いた部分がありますが、父親がもっと子育てに参加するようになっていくと素敵だなと思います。
祖父母、親、子どもと、世代をつむいだ良いつながりは、どの立場の人にとっても、宝物となるでしょう。本書がそのヒントになることを願っています。(本書「はじめに」より)
〈目次〉
1 ばぁば、じいじが関わる子育ての良さ
2 今の子育てを知ろう
3 こんな時期の気配り
4 ばぁば、じいじのための、より良いコミュニケーションのコツ
5 ママ、パパのための、より良いコミュニケーションのコツ
6 いきいき子育てのポイント
三学出版 四六版 83頁 1,000円+税
22号は『いま、家族を問う』をテーマに特集を組み、結婚、親子、性的虐待、非血縁家族、子連れ再婚、ひきこもり、戦争トラウマ、お墓など、家族に関わる様々な側面に焦点を当て、家族の変化や課題について考察しました。家族について、問い直す論文集になっています。
〈目次〉
●序/(女性ライフサイクル研究所)村本邦子
いま、家族を問う
家族は変わったか?
●結婚/(女性ライフサイクル研究所)窪田容子
結婚と夫婦の関係
過去から現在へと続く、社会からの影響の中で
●国際結婚/(女性ライフサイクル研究所)小田裕子
国際結婚
共生への道
●親子密着/(女性ライフサイクル研究所)津村 薫
「親子密着」を考える
援助の視点から
●性的虐待/(女性ライフサイクル研究所)西 順子
家族のなかで性的虐待の被害と加害が起こるとき
家族の再統合をめぐって
●非血縁家族/(女性ライフサイクル研究所)安田裕子
血のつながりに依らない家族
社会的養護と生殖補助医療の中で
●子連れ再婚/(女性ライフサイクル研究所)桑田道子
家族の再構築
子連れ再婚とその支援から見えてくるもの
●ひきこもり/(女性ライフサイクル研究所)前村よう子
中年期を迎えたひきこもり
支え亡き後の生活を考える
●戦争トラウマ/(女性ライフサイクル研究所)渡邉佳代
家族の記憶を受け継ぐ第三世代の試み
戦争トラウマの世代間伝達を超えて
●墓/(女性ライフサイクル研究所)下地久美子
家族と墓
これからの葬送のゆくえ
96頁 1,050円
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2012年4月28日朝日新聞「お母さんキライ・下~人生つづり心取り戻す」に、
西順子がコメントしました。
年報21号は『コミュニティ・エンパワメント―安心とつながりをめざして』を特集しています。
女性ライフサイクル研究所は1990年の開設以来、コミュニティ支援についての実践と理論を積み重ね、その概念は徐々に洗練されてきたように思います。今 回はそれを共有しつつ、今後の活動のあり方を方向づけたいと思い、コミュニティ・エンパワメントをテーマにしました。コミュニティ・エンパワメントはコ ミュニティやシステムなど、「場」全体の力を引き出す、活性化すると意味されています。
〈目次〉
●序/(女性ライフサイクル研究所)村本邦子
コミュニティ・エンパワメント
安心とつながりのコミュニティをつくる
●個人臨床/(女性ライフサイクル研究所)西 順子
女性や子どものトラウマとコミュニティ支援
個人臨床を越えて
●子連れ離婚/(女性ライフサイクル研究所)桑田道子
子連れ離婚家族へのコミュニティ支援
●コミュニティ感覚/(女性ライフサイクル研究所)渡邉佳代
ボランティアの専門性とコミュニティ感覚の変容
DV子どもプロジェクトの活動から
●派遣カウンセリング/(女性ライフサイクル研究所)下地久美子
コミュニティにおける「女性の悩み相談」の役割
派遣カウンセラーとしてできること
●子育て支援/(女性ライフサイクル研究所)津村 薫
コミュニティ支援に繋がる子育て支援
●家庭教育支援/(女性ライフサイクル研究所)窪田容子
家庭教育支援からコミュニティ支援を考える
●おはなし会/(女性ライフサイクル研究所)森﨑和代
田原本おはなし会にみる子どもへのコミュニティ支援
●生殖/(女性ライフサイクル研究所)安田裕子
女性の生殖へのアドボカシー
●独居高齢者/(女性ライフサイクル研究所)前村よう子
要介護高齢者を抱える家族とコミュニティ
96頁 1,050円
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受付終了しました。ご協力ありがとうございました。
女性ライフサイクル研究所では、1990年の開設以来、子どもや 女性のトラウマ・ケアに取り組んできました。トラウマからの回復を支援するためには、トラウマの影響と、レジリエンス(逆境を乗り越えていく力)を理解することが不可欠です。 しかし、現在日本には、トラウマの影響の全体像や、レジリエンスを知る尺度はありません。私たちは、ここ数年、ジュディス・ハーマンの『心的外傷と回復』(みすず書房)で有名なボストンの被害者支援プログラムで開発された、MTRR尺度(トラウマの影響とレジリエンスをはかる尺度)の日本語版を作成するための研究を行っています。日本語版の尺度を作成し、トラウマ体験のある方の回復に役に立てていきたいと思っています。 この尺度を作成するための研究にご協力頂ける方を募集しています。 たとえば、 などの、トラウマ体験がある方で、この研究に関心を持って頂ける方は、次をクリックして、詳しい説明をご覧ください。 日本における、トラウマ・ケアをさらにより良いものとしていくために、皆さまのお力をお借りすることができれば幸いです。 なお、ご希望の場合には、インタビュー結果をMTRR尺度に照らし合わせ、あなたの回復の状態とレジリエンスについて、後日、お伝えすることができます。 ※トラウマとレジリエンスに関しては、こちらに詳しい説明があります。 |