2024年度の女性のトラウマ読書会についてご案内いたします。
今年度は、前半に『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』(花丘ちぐさ編著、春秋社)、後半に『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(ダイアン・J・グッドマン著、出口真紀子監訳、上智大学出版) の2冊の本を取り上げます。
オンラインによる支援者向け、クローズドの読書会として開催します。
前年度の読書会を通して、明確化することが難しい差別を常に感じ、身構えながら生きることは、それを受ける人にとってトラウマとなり、他者との関係性からもたらされるはずの安心感を脅かし、心身に深刻な影響を与える可能性があるということを、改めて学びました。それを受けて前半では、『なぜ私は凍りついたのか』を取り上げ、性暴力による被害・加害について、日本の現状を社会学的に捉えた上で、ポリヴェーガル理論の視点から理解する1冊を通して、関係性の中での傷つきとそこからの回復について、学びたいと考えます。
後半では、特権を持つマジョリティの側の意識啓発に焦点を当てた『真のダイバーシティをめざして』を読み合い、関係性の中で起こる傷つきの予防啓発への学びを深めたいと考えています。参加者のみなさんと一緒に学びや理解を深められる機会となれば、うれしく思います。
●定員:6名 (対象:医療・保健・福祉・教育・司法などに携わる支援者の方)
●参加費:前半のみ参加 全5回 5,500円
通年(前後半)参加 全10回 11,000円
※前納制。お申込みの際に銀行口座をお知らせします。お支払いいただいた参加費は、原則として返却しないものとします。
●参加方法:オンラインによるZoomミーティング方式
●担当スタッフ:福田ちか子(臨床心理士/公認心理師)、西順子(臨床心理士/公認心理師)
●申込方法:「お問合せ・ご予約フォーム」よりお入りいただき、「お名前(ふりがな)、ご職業、電話番号、メールアドレス、参加の種類(前半のみ参加、通年参加)」をご記入ください。
●申し込み締切 : 4月26日(金)※定員になり次第受付を終了いたします。
●予定・開催日時:実施の予定は下記の通りです。事前に各章に目を通してのご参加をお勧めします。
時間:13:30-15:00
〇前半『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』
- 5月12日(日) 序章- 3章
- 6月 9日(日) 4章- 7章
- 7月21日(日) 8章-10章
8月―お休み― - 9月 8日(日) 11章-13章
- 10月13日(日) 14章-15章
〇後半『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』
- 11月10日(日)1-3章
- 12月 8日(日)4-5章
- 1月19日(日) 6-7章
- 2月 9日(日) 8-9章
- 3月 9日(日)10-11章