- 1998.11.23 年報『女性ライフサイクル研究』
- 『女性ライフサイクル研究』第8号(1998年11月発行)
特集《今、子どもたちの心と社会は》
「今時の子どもたちは...」という言い回しは、非難のニュアンスとともにいつの時代にもありましたが、子どもたちの心が見えないのは、それを見ようとしないからですし、子どもたちの声が聴こえないのは、それを聴こうとしないからではないでしょうか。
本特集では、見えにくい子どもたちの心を見ようとし、聴き取りにくい子どもたちの声を聴こうと、現在、様々な立場で子どもの問題と関わっている方々にご執 筆いただき、子どもの視点から子どもの心をみつめ、子どもを取り巻く学校や社会の問題を捉え直しています。ぜひ、ご一読ください。
〈内容〉
1 学校と子どもたち
教育とマインドコントロールの違い
学校内の体罰と子ども
学校について、自分について
中学校でのスクールカウンセラーのまとめから
子ども代表として国連子ども権利委員会に報告して
2 相談に訪れる子どもたち
大好き!!お母さん~小児科相談室で出会う子ども達
思春期外来の子どもたち
子どもが引きこもるとき
思春期相談を通じて思うこと
3 コミュニティーと子どもたち
カナダで学んだ「アドボカシー」と「ピアペアレンティング」
子どもが子どもとして生きるために
保育ルームで出会う子どもたち
吃っているそのままでいい~吃音親子サマーキャンプ
4 大人の生き方と子どもたち
生まれなかった子ども
一人っ子、子どもたちに問う
現代女子高生見聞録~関係性の中で生きる彼女たちの声から
子どもの良心の発達を考える~仲間関係に対するアプローチから
5 社会と子どもたち
非行少年
すぐ「キレる」こども? おとな?~弁護士付添人から見た、少年非行をめぐる近時の状況について
保護することと個を認めること
子どもの性的虐待・搾取~日本の課題
約200頁 1,000円
〈掲載論文〉
■今、子どもたちのこころと社会は 村本邦子
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