【ジーン・シノダ・ボーレン著、村本詔司+村本邦子訳】
女神たちは、女性の状況や性質に応じて活性化し、呼び出すことのできる内なる力である。アリス・ウォーカーが『カラー・パープル』で描いているように、私たちは神をイメージすることで危機を乗り越えて成長できるのである。本書は女性たちがとるべき新しい道、新しい物の見かた、成長の仕方を提示してくれる。読者は自分のなかに現実を呼びおこす神話を見いだすであろう。(まえがきより)
〈目次〉
日本語版への序文/ジーン・シノダ・ボーレン
まえがき/グローリア・スタイネム
はじめに どの女の心のなかにも女神がいる
1 内なるイメージとしての女神
2 女神を活性化する
3 処女神としてのアルテミス、アテーナー、ヘスティアー
4 狩猟と月、競争者と姉妹の女神アルテミス
5 知恵と工芸と策略の女神、父の娘アテーナー
6 炉と神殿の女神、乙女のままの伯母ヘスティアー
7 傷つきやすい女神としてのヘーラー、デーメーテール、ペルセポネー
8 結婚、コミットメント、妻の女神ヘーラー
9 穀物、養育者、母の女神デーメーテール
10 乙女と冥界の女王、母の娘ペルセポネー
11 錬金術の女神としてのアプロディーテー
12 愛と美の女神、創造的な女性と恋人アプロディーテー
13 どの女神が黄金のリンゴを得るか
14 女はみんなヒロイン
新水社 1991年発行 395頁 2,300円(税込)