2017年5~9月まで「女性のためのセルフケア・グループ」(全5回)、2017年10月~2018年3月まで「女性のためのトラウマケア・グループ」(全5回)を開催いたしました。
後半の「女性のためのトラウマケア・グループ」は、前半の「セルフケア・グループ」を修了された方を対象に行っているものです。
ここでは参加者の皆さまへのアンケートから、ご感想やご意見を紹介させていただきます。
※実施したグループの目的や内容についてはこちら→★
■「女性のためのセルフケア・グループ」より
Q.このグループで体験したことは、ご自身の苦痛の緩和や心身のケアに、どのように役に立ちましたか?
・「自分をケアする」ということがよくわかっていなかったが、このグループで様々なワークを
体験したことにより、「自分をケアするってこんな感じか~!」と実感を持つことができた。
・大変役立ちました。電車の人への恐怖感が減った。
一人の不安感が減った。
イライラや怒りが減った。
・感情が高ぶったとき、描いた絵などをながめたり、好きなものを見たりしました。
Q.このグループで体験したことを、役立てるのが難しかったのは、どのようなところでしょうか?
・(ワークの中で)本を作ったが、自宅でその続きを作るのが難しかった。
・自分は癒されてるが、人への癒しには使えていない。
Q.このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。
・メンバーも(月一回の)間隔も内容も、とてもよかった。
・話してよいのか、だめなのかと緊張しました(静かだと、無理に話さなきゃと思ってしまう)。
そんな時も大事なんだと思います。
・自分が好きだったものが明確になってきました。
■「女性のためのトラウマケア・グループ」より
Q.このグループで体験したことはご自身の感情を理解しコントロールすることにどのように役立ちましたか。あるいは役立たなかったでしょうか。
〈役立ったこと〉
・自分の感情を理屈ではなく、理解(体感)することができました。
・怒りをしずめやすくなった気がします。
相手の負の感情に乗らない様に、冷静な時が増えました。
・自分の感じていることを客観的にみることができた。
アートを通じて表現できる感覚を体験できてよかった。
・自分が感じていた感情を視覚化することで、はっきり認識することができた。
考えや感情を文字で書くことで、自分の頭の中がわかった。それによって自分を承認することが
できたのかなと思う。
〈役に立てるのが難しかったこと〉
・体験したことをずっと覚えているのは、難しい。
・無いと思います。
・怒りのコントロールが難しく、何度か爆発した。しかし我慢するよりよかったと思う。
今まで表現してこなくて、苦しかったので。
Q.1年前と比べて、ご自身の状態(感情、考え方や捉え方、身体の状態、生活状況など)違いがありますでしょうか?変化したこと、変化しなかったことなど、気づいたことについてお聞かせください。
・自分の感情を少しおさめたり、落ち着けたり、セルフケアしたりすることが前よりも上手になったと思う。
・電車に一人のっても、パニックにならない。イヤホンなしでもいけるようになった。
子どもが喜びそうな、オシャレなおかずを作るようになった。
言いにくいことを言う勇気はまだ努力が必要そう。
・喪失と発見のワークが特によかった。仕事にも活かすことができた。
・自己肯定感が高まった。エネルギーが湧いてきた。
親や世間の常識ではなく、自分の感じていることが正しいと思えてきた。
少ない睡眠時間で活動できる。前は10時間くらい必要だったが、最近は5~6時間くらい。
Q.その他、このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。
・アートだけでなく、感情やトラウマについても学べて、統合的に体験できるとてもよいグループでした。
・ゆったりして温かい(グループでした)。
・月に1回のペースでよかったと思う。グループが4人だったので、お互いの発言の量がちょうどよかった。短すぎず、長すぎず。
年に1~2回の単発ワークショップとかがあると嬉しい。
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2014年11月インフォメーション「『女性のためのセルフケアグループ』参加者の皆さまの声を更新しました」