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インフォメーション

2018.04.13 女性心理学・読書会
【2018年度】『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』を読む~女性のトラウマ読書会のご案内

2018年5月より、『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』女性のトラウマ読書会を開催します。

本書は、サバイバーの体験に基づき、子どもの頃に受けた性的侵害から回復するには何が必要か、自分を癒すとはどういうことか、それによって人生はどう変わるかなど「癒し」に焦点があてられています。

読書会では、月一回、毎月少しずつ読み進めながら、「癒し」について学びたいと思います。
また感じたことをシェアできたらと思っています。
聞くだけの参加もOKです。

第一回目の5月13日は、まえがき/序章~第一章心の棚おろし作業/性的虐待の影響まで(~43頁)を予定しています。

本書に関心がある女性の皆さまのご参加をお待ちしています。

【2018年度前半の予定】
日時:5月13日(日)13:30-15:00     
        6月10日(日)13:30-15:00 
        7月  8日(日)13:30-15:00
         -8月はお休み-
  9月16日(日)13:30-15:00
     10月21日(日)13:30-15:00

●予約制:  ※参加者のご希望や状況に応じて読み進めるペースの変更もあります。
      ご予約の際に、読み合わせのページをご確認ください。
●参加費: 一回1,000円
●場 所: 女性ライフサイクル研究所
●担当スタッフ:西順子(臨床心理士)、福田ちか子(臨床心理士)、朴希沙(臨床心理士)
●お申込み・お問い合わせは、こちらから⇒問い合わせ・ご予約フォーム

〈使用図書〉
新装改訂版『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』
エレン・バス+ローラ・ディビス共著、原美奈子+二見れい子共訳
三一書房

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2018.04.13 メディア掲載
中日こどもウィークリー親の時間子の時間に、村本邦子のコラム「『好きなこと』をかなえるために」が掲載されました

2018年4月7日、中日こどもウィークリー親の時間子の時間に、村本邦子のコラム「『好きなこと』を
かなえるために」が掲載されました。

     ※他の記事はこちら⇒「メディア掲載・総目次
     村本邦子のトピックはこちら⇒「トピックスby村本邦子・総目次

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2018.04.11 グループセラピー
【2018年度】女性のためのセルフケア・グループのご案内


このグループは、女性が人生で出会うさまざまな傷つき(トラウマ)を癒すために、セルフケアの方法を学ぶグループです。

女性の傷つき(トラウマ)となるような出来事には、子ども時代の虐待(身体的、性的、心理的)、DV(ドメスティック・バイオレンス)など家族や親密な関係のなかで起こる傷つき、いじめ、性暴力などの暴力被害、喪失体験や大切な人との死別・・等があります。

侵入症状(思い出したくないのに思い出してしまう、考えてしまう等)、過覚醒(集中できない、イライラする、睡眠障害等)、感覚麻痺、不安・恐怖、抑うつなど、トラウマによる心身のストレス反応を理解し、アートセラピーの手法を用いて心身の苦痛を和らげる方法を学び、自分の力を取り戻すことが目的です。

各プログラムでは,セルフケアのために、自分自身の内側にあるリソース(内的資源)への気づきを高め、引き出す工夫がされています。また日常のなかに、どのように取り入れ活かしていけるかについても、具体的に考えていきます。

心と身体の「つながり」に気づいて自己調整力が整うよう、身体感覚への気づき(ソマティックエクスペリエンス)を用いたセルフケアの方法もお伝えしています。

グループのメンバーと共に、心と身体のセルフケアについて学びませんか。

〈お申込みの前に、ご確認ください
■グループにご参加をご希望の方には、個別に「事前インタビュー」をいたします。詳しくは、お申込みの際にご説明させていただきます。

■このグループは個人のトラウマ体験に焦点をあてるものでないため、ご了承ください。グループでは、プログラムに参加しながら「今、ここ」でどう感じているかを大切にします。

■このグループが有効な方は現在安全な状況にいる方です(暴力が継続していない、自傷他害の危険性がない等)。

■現在通院中の方、カウンセリングを受けている方は、主治医またはカウンセラーに相談した上でお申し込み下さい。

【2018年5月13日(日)~2018年10月21日(日)まで月一回日曜日、10:00〜12:00 全5回】

第一回   5月13日(日) オリエンテーション/ 呼吸を描く
第二回   6月10日(日) 安全な場所のイメージを創る
第三回   7月  8日(日) 侵入的な思考や感情を一時的にしまっておく入れ物のイメージを創る
第四回   9月16日(日) 不安をかきたてる感覚を和らげ慰める~スケッチブックを創る
第五回 10月21日(日) 希望と癒しの箱を創る/クロージング

※セルフケア・グループを修了された方を対象に、トラウマケア・グループを予定しています。内容については過去の案内をご参照ください。→

場  所: 女性ライフサイクル研究所

参加費: 全5回 12,000円(材料費込)、前納制

定 員: 5名(予約制/先着順)

担当スタッフ: 福田ちか子(臨床心理士)、西順子(臨床心理士)

【申込方法】
メールフォームよりお申込み下さい。

【関連記事】
2015年4月FLCエッセイ「セルフケアのヒント~アートセラピーの手法を用いてトラウマに対処する」
2014年6月FLCエッセイ「女性のトラウマとセルフケア」


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2018.04.10 グループセラピー
2017年度「女性のためのセルフケア・グループ」&「女性のためのトラウマケア・グループ」参加者の皆さまの声

2017年5~9月まで「女性のためのセルフケア・グループ」(全5回)、2017年10月~2018年3月まで「女性のためのトラウマケア・グループ」(全5回)を開催いたしました。

後半の「女性のためのトラウマケア・グループ」は、前半の「セルフケア・グループ」を修了された方を対象に行っているものです。

ここでは参加者の皆さまへのアンケートから、ご感想やご意見を紹介させていただきます。

 ※実施したグループの目的や内容についてはこちら→

「女性のためのセルフケア・グループ」より

Q.このグループで体験したことは、ご自身の苦痛の緩和や心身のケアに、どのように役に立ちましたか?

・「自分をケアする」ということがよくわかっていなかったが、このグループで様々なワークを
 体験したことにより、「自分をケアするってこんな感じか~!」と実感を持つことができた。

・大変役立ちました。電車の人への恐怖感が減った。
 一人の不安感が減った。
 イライラや怒りが減った。

・感情が高ぶったとき、描いた絵などをながめたり、好きなものを見たりしました。

Q.このグループで体験したことを、役立てるのが難しかったのは、どのようなところでしょうか?

・(ワークの中で)本を作ったが、自宅でその続きを作るのが難しかった。

・自分は癒されてるが、人への癒しには使えていない。


Q.このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。

・メンバーも(月一回の)間隔も内容も、とてもよかった。

・話してよいのか、だめなのかと緊張しました(静かだと、無理に話さなきゃと思ってしまう)。
 そんな時も大事なんだと思います。
 
・自分が好きだったものが明確になってきました。


「女性のためのトラウマケア・グループ」より

Q.このグループで体験したことはご自身の感情を理解しコントロールすることにどのように役立ちましたか。あるいは役立たなかったでしょうか。

 〈役立ったこと〉

・自分の感情を理屈ではなく、理解(体感)することができました。

・怒りをしずめやすくなった気がします。
 相手の負の感情に乗らない様に、冷静な時が増えました。

・自分の感じていることを客観的にみることができた。
 アートを通じて表現できる感覚を体験できてよかった。

・自分が感じていた感情を視覚化することで、はっきり認識することができた。
 考えや感情を文字で書くことで、自分の頭の中がわかった。それによって自分を承認することが
 できたのかなと思う。

 〈役に立てるのが難しかったこと〉

・体験したことをずっと覚えているのは、難しい。

・無いと思います。

・怒りのコントロールが難しく、何度か爆発した。しかし我慢するよりよかったと思う。
 今まで表現してこなくて、苦しかったので。

Q.1年前と比べて、ご自身の状態(感情、考え方や捉え方、身体の状態、生活状況など)違いがありますでしょうか?変化したこと、変化しなかったことなど、気づいたことについてお聞かせください。

・自分の感情を少しおさめたり、落ち着けたり、セルフケアしたりすることが前よりも上手になったと思う。

・電車に一人のっても、パニックにならない。イヤホンなしでもいけるようになった。
 子どもが喜びそうな、オシャレなおかずを作るようになった。
 言いにくいことを言う勇気はまだ努力が必要そう。

・喪失と発見のワークが特によかった。仕事にも活かすことができた。

・自己肯定感が高まった。エネルギーが湧いてきた。
 親や世間の常識ではなく、自分の感じていることが正しいと思えてきた。
 少ない睡眠時間で活動できる。前は10時間くらい必要だったが、最近は5~6時間くらい。


Q.その他、このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。

・アートだけでなく、感情やトラウマについても学べて、統合的に体験できるとてもよいグループでした。

・ゆったりして温かい(グループでした)。

・月に1回のペースでよかったと思う。グループが4人だったので、お互いの発言の量がちょうどよかった。短すぎず、長すぎず。
 年に1~2回の単発ワークショップとかがあると嬉しい。

 
【関連記事】
2014年11月インフォメーション「『女性のためのセルフケアグループ』参加者の皆さまの声を更新しました」


2018.04.05 活動報告-講師派遣/講座等
2017年度 講師派遣/講座等 活動報告 
【講師派遣/講座等】
2017年5月25日 「臨床心理士として働くこと-社会とのつながりのなかで-」立命館大学大学院ゲストスピーカー(西)
2017年10月26日 「災害と女性」平成29年度全国婦人相談員・心理判定員研究協議会基調講演(村本)
「傾聴とコミュニケーション」大阪市子ども家庭支援事業認定研修(西)
2017年10月27日 「性暴力支援に求められること」平成29年度全国婦人相談員・心理判定員研究協議会分科会(村本)
2018年1月16日 「相談援助の本質と面接技術」滋賀県社会福祉協議会課題別研修(西)
2018年1月21日 「支援者のためのトラウマアートセラピー体験講座」カウンセリングルームことのは(西)
2018年3月8日 「子育てコーチング!-子どものやる気を引き出すコミュニケーション術」長岡京市立中央公民館家庭教育学級(西)
2018年3月22日 「災害時の相談対応~婦人相談ハンドブック東海地区研修」全国婦人相談員連絡協議会 (村本)

【女性ライフサイクル研究所主催 グループ/講座企画】
2017年5月~2018年3月
(月一回)
『心的外傷と回復』を読む~女性のトラウマ読書会(西、福田、朴)
2017年5月~2018年3月
(月一回)
女性心理学フリートーク~『女はみんな女神』読書会(西、朴)
2017年5月~2017年10月
(全5回)
「女性のためのセルフケア・グループ」(西、福田)
2017年11月~2018年3月
(全5回)
「女性のためのトラウマケア・グループ」(西、福田)
2017年6月3日 第6回CARE支援者向けワークショップ(西、福田)
2018年12月16日 第7回CARE支援者向けワークショップ(西、福田)

【その他企画】
2017年5月14日 Somatic Experiencing SE BASICS紹介ワークショップ&ポリヴェーガル理論を学ぶワークショップ in大阪
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:女性ライフサイクル研究所
オーガナイザー:西
2017年7月16日・17日
8月20日、9月17日・18日
解放のフィジオロジー講座Basics(全5日間)
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:大阪市内
オーガナイザー:西
2018年2月11日・12日 解放のフィジオロジー講座アドバンス(全2日間)
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:大阪市内
オーガナイザー:西
2018.04.05 活動報告-論文/執筆/学会活動等
2017年度 論文/執筆/学会発表等活動報告
【著書】
2017年9月 『私の中のわたしたち~解離性同一性障害を生きのびて』オルガ・トゥルヒーヨ著 伊藤淑子訳 国書刊行会 (解説「女性への暴力被害の理解と支援のために」329-345頁)(村本)
『父の逸脱~ピアノレッスンという拷問』セリーヌ・ラファエル著 林昌宏訳 新泉(解説「虐待をなくすために~セリーヌの物語が教えてくれること」252-265頁)(村本)
2018年3月 『男性は何をどう悩むのか ~男性専用相談窓口から見る心理と支援』濱田智崇・「男」の悩みのホットライン(編)ミネルヴァ書房(第3章「女性支援者から見た男性相談」45-57頁)(村本)

【論文】
2017年3月 周辺からの記憶14:2014年度コミュニティ心理学会・むつ 対人援助マガジン(7/4 )168-179(村本)
2017年6月 周辺からの記憶15:2014年度宮城・岩手・民話との出会い 対人援助マガジン(8/1) 144-155(村本)
2017年9月 周辺からの記憶16:2014年度岩手 対人援助マガジン(8/2)177-189(村本)
2017年12月 周辺からの記憶17:2014年福島のこと 対人援助マガジン(8/3)155-171(村本)
マイクロ・アグレッションと私たち:分断から動き出す交流 対人援助学マガジン30, 290-293(朴)
2018年3月 周辺からの記憶18:2014年3月NYで 対人援助マガジン(8/ 4)148-160(村本)
マイクロ・アグレッションと私たち:分断から動き出す交流2 対人援助マガジン31,266-269(朴)

【研究発表】
2017年5月4日 Kuniko Muramoto, Tadashi Nakamura and Shiro Dan,Post Disaster Community Support with Family Manga Exhibition as a Tool for Intervention and Outreach:Reflection on the Past Five years from a Narrative Perspective.19th International Conference on Community Psychology and Mental health. Singapore(村本)
2017年11月25日 CAREシンポジウム「現場の特色をいかした親・養育者へのアプローチ」 トラウマの世代間伝達予防としてのCARE導入の試み 第7回PCIT-Japan&CARE- Japan合同研究会(西)

【その他の研究活動】
2017年12月20日 NHKおはよう日本けさのクローズアップ「子どもへの期待 なぜ虐待に?」取材協力出演
2018年1月13日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「話し合うきっかけに」
2018年2月10日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「未来を開く好きなこと」
2018年3月10日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「早く!早く!」

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