1. ホーム
  2. インフォメーション
  3. 2020年9月一覧

インフォメーション

2020.09.16 女性心理学・読書会
2020年後期:女性のトラウマ読書会のご案内~『DVはいま~協働による個人と環境への支援』を読む

2020年度後期の女性のトラウマ読書会についてご案内いたします。

後期も前期に引き続き、オンラインによる支援者向け、クローズドの読書会として開催します。
図書は『DVはいま-協働による個人と環境への支援-』(高畠克子編著、ミネルヴァ書房)です。

この本は、福祉や司法、教育など、さまざまな領域における、DVの被害者支援の事例を紹介しながら、コミュニティ心理学の視点から「個人と環境の適合」「危機介入・後方支援・予防の3つの円環的支援」の二つのキーワードを軸に、協働の可能性や支援のあり方について多くの示唆を与えてくれる一冊です。

コロナ禍で、人と人とがつながる機会が減り、家庭内外の閉塞感が強まり、DV被害の増加が報告される今、いま一度求められる支援の全体と、その中での各領域の役割、またその協働の可能性を確かめ、今後の支援のあり方について、共に学び、感じたことをシェアできたらと思っています。本書に関心がある支援者の皆さまのご参加をお待ちしております。

●定員:6名 (参加対象者は、医療・保険・福祉・教育・司法などに携わる有職支援者

●参加費:  全5回 5,000円(前納制。お申し込みの際に銀行口座をお知らせします)

●日時:

第一回 11月 8日(日) 13:30-15:00 

第二回 12月13日(日)  13:30-15:00

第三回  1月10日(日) 13:30-15:00

第四回 2月 7日(日)  13:30-15:00

第五回  3月14日(日) 13:30-15:00

●参加方法:オンラインによるZoomミーティング(事前にZoomをインストールしていただく必要があります。)

●担当スタッフ: 福田ちか子(臨床心理士)、西順子(臨床心理士)

●申し込み方法:当研究所HP「お問合せ・ご予約フォーム」より、お申し込み下さい。お申込みに際し、お名前(ふりがな)・ご職業・お勤め先・電話番号・PCのメールアドレスのご入力をお願い致します。 

●使用図書: 『DVはいま~協働による個人と環境への支援』(高畠克子編著、ミネルヴァ書房、2013)
※女性ライフサイクル研究所顧問、村本邦子も執筆しています。

2020.09.16 コミュニティ支援・情報
参加者のご感想をご紹介します~浅井咲子氏オンラインセミナー「生きづらさからの回復~いごこち神経プラクティス」

創立30周年記念イベント第一弾として、2020年7月23日(木・祝)10-12時に、浅井咲子先生によるオンラインセミナー(ウェビナー)を開催しました。

コロナ禍に際し、予定していた講演をオンラインに切り替えての開催となりましたが、浅井咲子先生は柔軟にご対応くださり、大変ご尽力くださいました。そのおかげで、北海道・東北地方から九州・沖縄地方にお住いの方まで、当日・録画視聴含めて80名の方々にご参加・ご視聴いただくことができました。オンライン講座のよい点を活かすことができ、たくさんの方々にご参加いただけたことを大変嬉しく思います。皆様方に感謝いたします。

ここでは活動報告として、参加者の皆様へのアンケートから、掲載に許可くださいましたものを紹介させていただきます。
皆様のご感想から、内容に関心をお持ちくださった方は、浅井咲子先生の著書、翻訳書もご参考にしていただければ幸いです。

★★感想★★

・よかったです。わかりやすくありながら、専門的で、勉強になりました。(北海道・東北地方、40代)

・ポリヴェーガル理論から見た「生きづらさ」とその手当てについて学ぶことができ、参加してよかったなあと思っています。(関東地方、50代)

・大変わかりやすく良かったです。資料も今後説明に使えると思います。(関東地方、60代)

・とても貴重な内容の講義、ありがとうございました。難しい内容のことだと思いますが、浅井先生のお話は、わかりやすく、そして優しい言葉で伝えていただけるので、とてもわかりやすかったです。また、資料も丁寧に作って頂きありがとうございます。生きづらさは、性格ではなく、神経系の発達の問題なのだと、断言して頂けること、とても希望になりました。私自身もまた学びたいし、多くの人に伝わっていくといいなと思いました。(近畿地方、40代)

・咲子先生の説明が非常にわかりやすく、神経系へのアプローチについて整理して教えていただけたと思います。また咲子先生ご自身から非常に柔軟でポジティブなエネルギーが感じられ、この手法により興味を持つことが出来ました。ありがとうございました。(近畿地方、30代)

・盛りだくさんで、どれもこれもが有用で参考になるお話ばかりでした。1回では消化しきれなかったほどなので、録画視聴でも復習したいと思います。どうもありがとうございました。(近畿地方、40代)


・浅井さんのセミナーで学びながら、協働調整のセラピー効果も感じました。ポージャスさん、カーターさんのレクチャーでもそう感じました。西さんのセラピーに出会うまで、自分の内側のトラウマ回復の心身過程、そのストーリーを全くイメージ出来ませんでした。そんな心身の回復過程があるとも思いませんでした。でも、人との繋がり、自分の内側の繋がり、神経や全身の繋がりを、浅井さんのご著書は教えてくれました。感謝です。(中部地方、40代)

・ポリベーガル理論が現実的な感覚として捉えることができた瞬間でした。患者さん等とのやりとりの中で想起再生して身につけていきたいです。ウィズコロナで経済的な心配がついて回る中、今ここに戻って私の健康を維持しよう、とも思えました。(四国地方、50代)


★★今後希望する研修やテーマ★★

・セミナーでも話題にあがっていた、愛着に興味を持ちました。
・ポリヴェーガル理論、愛着、タッチセラピー、自我状態、性暴力の回復など
・腹側迷走神経が育つ仕組みと育てる手立てについて
・精神科看護師や作業療法士などへの教育
・トラウマが治癒されていくまでの、プロセス(どれくらい時間がかかり、どのように回復していくか、神経系がどういう形で発達して変わるのか)や、治癒・回復、とはそもそもどういうものとされているか、また、新刊で書かれるトラウマ治療の話、神経系の仕組みの話、神経系と認知することのつながりなど、もっと色々聞いてみたいです。

□浅井咲子先生 主な著書&翻訳書
とても簡単!自律神経セルフメンテナンス』(特定非営利活動法人ratik、2015)
今ここ、神経系エクササイズ~はるちゃんのおにぎりを読むと他人の批判が気にならなくなる』(梨の木舎、2017)
レジリエンスを育む~ポリヴェーガル理論による発達トラウマの治癒』(キャシー・L・ケイン他著、岩崎学術出版社、2019)
トラウマによる解離からの回復~断片化された「わたしたち」を癒す』(ジェニーナ・フィッシャー著、国書刊行会、2020)


【関連記事】
2020年6月インフォメーション「創立30周年記念イベント第一弾①一般向け・浅井咲子氏Zoom講演〈生きづらさからの回復~いごこち神経プラクティス〉のご案内
2020年8月所長のブログ「創立30周年記念イベント第一弾、無事に終えることができました。感謝いたします♡




© FLC,. All Rights Reserved.