- 2024.08.01 研究所からのお知らせ
- 夏季休業のお知らせ
【著書】
2023年4月 | 戦争と文化的トラウマー日本における第二次瀬愛大戦の長期的影響(第16章 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み 219-231頁) │ (共著) 村本 |
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2026年6月 | 平和学辞典(9-20心理学による紛争アプローチ、9-21 トラウマと癒し) │ (共著)村本 |
【論文】
2023年7月 | 河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめる』 │ 図書新聞│ (3599),3 (村本) |
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2023年9月 | 周辺からの記憶40 2021年度むつ │ 対人援助学マガジン │ 14 (2),121-136頁 (村本) |
歴史のトラウマと平和教育 │ 女も男も │ 142 (秋・冬),77-82頁 (村本) | |
周辺からの記憶41 2021年度多賀城・宮古 │ 対人援助学マガジン │ 14(3),104-125頁 (村本) | |
2022年12月 | 書評『狂気な倫理ー「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』 │ 社会と倫理 │ 38,150-150頁 (村本) |
2024年4月 | 周辺からの記憶42 2021年度福島 │ 対人援助学マガジン │ 14 (4),127-161頁 (村本) |
【学会発表】
2023年9月 | 心理学者はコロナとどう向き合うか?パート2 (日本心理学会第87回大会) 村本 |
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2022年11月 | 「土地の力」を描き出すー映画によるビジュアル・エスノグラフィー (日本質的心理学会第20回大会) 村本 |
土着心理学とその展開 (日本質的心理学会第20回大会) 村本 | |
多様で持続可能な対人援助に必要な「知」に関する一考察 (対人援助学会第15回大会) 村本 |
【講師派遣/講座等】
2023年4月15日 | 滋賀県平和祈念館「平和教養講座」「戦争、こどもにどう話す」村本邦子 |
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2023年6月17日 | 静岡2.0「私から私たちへ どんなときも折れない私たちの物語の紡ぎ方」「土地の力とレジリエンス」(静岡文化会館)村本邦子 |
2023年9月12日 | 兵庫県立男女共同参画センター相談担当職員スーパーバイズ研修「女性相談における困難事例への対応等について」村本邦子 |
2023年10月26日 | 奈良県女性相談機関研修会「支援する人の傷つきとその対応~二次受傷しないために」西順子 |
2024年1月21日 | ぐる~ぷ・ゆるり水俣「女性と子供の人権を擁護するための支援者養成講座」「家族と地域の強みを活かす虐待支援」(白梅荘)村本邦子 |
2024年2月2日 | 認定NPO法人きらりっこ「子どもとのよりよい関係を育む子育て講座~PCITからエッセンスを学ぶ」西順子、池田くるみ |
2024年2月8日 | 甲賀市DV防止関係者向け研修会「DV被害者への支援について」(あいこうか市民ホール)村本邦子 |
【女性ライフサイクル研究所主催】
2023年5月~ 2024年4月 |
「支援者向け女性のトラウマ読書会~『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション~人種、ジェンダー、性的指向、マイノリティーに向けられた無意識の差別』を読む」福田ちか子、西順子 |
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2023年7月30日、 8月6日、8月27日 |
「DV被害を受けた女性のための子育て講座~ペアレンティングプログラムCAREを学ぶ(全3回)」西順子、池田くるみ |
【女性ライフサイクル研究所業務委託・カウンセラー派遣】
2023年4月~ 2024年3月 |
大阪府大東市PCIT・CARE業務委託 PCIT担当 : 西川昌枝、中西友希子 CARE担当 : 西川昌枝、西順子、中西友希子 ※専門家向けCAREワークショップ(一回)実施、 保護者向けCAREワークショップ全2回(二回)実施 |
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【ラジオ】
2023年6月30日 /7月7日 |
FMGIGラジオ「福原由美子のココから元気になるラジオ」ゲスト出演(西) |
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2023年9月1日 | 静岡シティFM「災害を忘れないために、過去の災害から防災を考える」(村本) |
【委員】
2024年1月から現在 | 甲賀市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画策定等委員会委員(村本) |
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2017年度より現在 | 大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館運営委員(村本) |
2024年度の女性のトラウマ読書会についてご案内いたします。
今年度は、前半に『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』(花丘ちぐさ編著、春秋社)、後半に『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(ダイアン・J・グッドマン著、出口真紀子監訳、上智大学出版) の2冊の本を取り上げます。
オンラインによる支援者向け、クローズドの読書会として開催します。
前年度の読書会を通して、明確化することが難しい差別を常に感じ、身構えながら生きることは、それを受ける人にとってトラウマとなり、他者との関係性からもたらされるはずの安心感を脅かし、心身に深刻な影響を与える可能性があるということを、改めて学びました。それを受けて前半では、『なぜ私は凍りついたのか』を取り上げ、性暴力による被害・加害について、日本の現状を社会学的に捉えた上で、ポリヴェーガル理論の視点から理解する1冊を通して、関係性の中での傷つきとそこからの回復について、学びたいと考えます。
後半では、特権を持つマジョリティの側の意識啓発に焦点を当てた『真のダイバーシティをめざして』を読み合い、関係性の中で起こる傷つきの予防啓発への学びを深めたいと考えています。参加者のみなさんと一緒に学びや理解を深められる機会となれば、うれしく思います。
●定員:6名 (対象:医療・保健・福祉・教育・司法などに携わる支援者の方)
●参加費:前半のみ参加 全5回 5,500円
通年(前後半)参加 全10回 11,000円
※前納制。お申込みの際に銀行口座をお知らせします。お支払いいただいた参加費は、原則として返却しないものとします。
●参加方法:オンラインによるZoomミーティング方式
●担当スタッフ:福田ちか子(臨床心理士/公認心理師)、西順子(臨床心理士/公認心理師)
●申込方法:「お問合せ・ご予約フォーム」よりお入りいただき、「お名前(ふりがな)、ご職業、電話番号、メールアドレス、参加の種類(前半のみ参加、通年参加)」をご記入ください。
●申し込み締切 : 4月26日(金)※定員になり次第受付を終了いたします。
●予定・開催日時:実施の予定は下記の通りです。事前に各章に目を通してのご参加をお勧めします。
時間:13:30-15:00
〇前半『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』
〇後半『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』
1月1日に発生した能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災地では余震や寒さのなか不安な日々が続いていると存じますが、一日も早く安全で穏やかな生活に戻られますよう心よりお祈りいたします。
令和6年1月10日
女性ライフサイクル研究所
スタッフ一同
PCITトドラーは、12か月~24か月の幼児とその養育者のためのPCIT(親子相互交流療法)です。
「幼い子どもとどう遊んでいいかわからない」「子どもがかんしゃくを起こすと不安になる」「幼い子どもとよい関係を築きたい」など、幼い子どもとのよりよい関わり方や心の育て方に関心がありますか?
「はい」の場合、PCITトドラーはあなたやあなたの家族の役に立つかもしれません。
このたび女性ライフサイクル研究所でもPCITトドラーを届けられるようになりました。
ご案内させて頂きますので、関心をもっていただける方は下記をご覧ください。
■PCITって何?
PCITは、正式には「Parent-Child Interaction Therapy」(親子相互交流療法)といいます。「子どもが言うことを聞かない」「落ち着かない」「ぐずぐずする」などの子どものこころや行動の問題、育児に悩む養育者のために開発されたエビデンスがある(治療効果がある)心理療法です。遊びの場で親子の相互交流を深め その質を高めることによって回復に向かう よう働きかけるものです。
※詳しくはこちら→PCIT-Japan
■PCITトドラーって何?
「子どもがもっと小さいうちにPCITを知りたかった!」とPCITを体験した親の声に応えて開発されたのが、PCITトドラーです。PCITは2歳~7歳までの子どもを主に対象としていますが、PCITトドラーは2歳までの発達段階にあわせて開発され、問題行動をなくすというより「予防」に重点を置いているのが特徴です。
実際の臨床では、6か月頃から30か月の年齢幅で使われます。
PCITトドラーの主なねらいは、
①子どもの安定したアタッチメント(愛着)の育成と発達の足場づくり
②かんしゃくへの対応(感情発達が未発達な子どもの感情コントロールを助ける)
③親自身の感情コントロール
④親の言うことを聞く練習をする、などです。
~加茂登志子著『1日5分!PCITから学ぶ0~3歳の心の育て方』(小学館)より
※生後12~24か月の幼児に見られる心配ごとについては、次のようなものがあります。かんしゃく、攻撃性(叩く、噛む、物を投げる)、叫ぶ、大きな声で泣く、怒り、ヘッドバンキング、親を拒絶する/反応しない、親からの分離不安、発達上の心配事(目が合わない、一つの遊びに没頭する、言葉の遅れ等)、親のストレス(不安、育児困難、自信がない)、児童虐待またはネグレクトなど。
■PCITトドラーでは、どんなことをするの?
PCITトドラーは二段階のプログラムです。原則毎週、セッションを行います。
第一段階では、子どもとのよい関係を強化するためのPRIDEスキル(賞賛、繰り返し、真似る、行動を説明する、楽しむ)と、子どもの感情を調整するためのCARESスキル(近寄る、子どもの手助けをする、子どもを安心させる、感情を言葉にする、なだめる)を学びます。
第二段階では、リスニングスキル(言うことを聞くスキル)を幼児に教える方法や言語発達を促す方法を学びます。
■PCITトドラーは、どんな方法でするの?
PCITトドラーの特徴はライブコーチングです。親子が一緒に遊ぶ(プレイセラピー)場面でセラピストがわかりやすくコーチングします。養育者は、愛着を強める方法や、問題ある行動を減らし、言語発達を促進する方法を学び、実践します。セラピストのライブコーチングによって養育者は「その場」で練習するので、スキルは急速に習得されます。
■PCITトドラーに適しているのは?
子どもの年齢は、生後12か月~24か月の幼児さんに適しています。12か月未満でも第一段階のみで実施することができます。
養育者は、実父母、養父母、里親、親族の養育者、祖父母、乳児院の保育士の方など、受けていただけます。
■PCITトドラー・セッションの主な流れ
①初回面接:
子育ての心配事や困っていること、改善したいこと等、ニーズや希望についてお話を伺います。PCITトドラーが適しているかどうか可能性を検討します。
②セラピー前アセスメント:
子どもの発達の様子、ご家族/保育園などの環境、医療歴、しつけや睡眠や食事など、お聞きします。
親子の遊びの様子を観察します。
③第一段階「子ども指向の相互交流」子どものリードで遊びながら親子のよい関係を強化します。
- テイーチセッション: 親がPRIDEスキル、CARESスキルを学びます。
- コーチセッション: 親子でのコーチを受けます。
④第二段階「親指向の相互交流」親のリードで遊びながら、親子でしつけを学びます。
-テイーチセッション・・親がリスニング(言うことを聞く)スキルを学びます。
-コーチセッション:親子でのコーチを受けます。
⑤セラピー後アセスメント/修了
卒業セッション
■PCITトドラーのご予約(担当者、料金)について
担当させていただくのは、PCITトドラー登録セラピストの西順子です。料金は、50分10,000円(税込)です。
お問合せ・ご予約は、問い合わせフォームからお入りください。