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2024.12.03 CAREワークショップ
第9回「CARE™専門家向けワークショップ」のご案内

2025年2月16日(日)12:30~17:00、女性ライフサイクル研究所にて「CARE™専門家向けワークショップ」を開催いたします。

女性ライフサイクル研究所では2015年にCAREの取り組みを開始し、2019年まで毎年CARE専門家向けワークショップを開催してきました。2019年3月予定していたワークショップを新型コロナウイルスの影響下でやむなく中止、延期となり、以後専門家向けワークショップは一旦お休みとさせていただいてきました。

インターネットを使用した保護者向けワークショップは2023年度、2022年度に開催しましたが、今年度は、4年ぶりに専門家向けワークショップを対面で開催する運びとなりました。

場所は女性ライフサイクル研究所、手狭な場所ではありますが、アットホームな雰囲気のなか皆様によりよく楽しみながら学んでいただけるよう努めたいと思っております。

関心のある支援者の皆様のご参加を心よりお待ちしております。

担当: CARE-Japan認定ファシリティター
         西順子、池田くるみ

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 CARE(Child-Adult Relationship Enhancement)とは、

⽶国オハイオ州シンシナティこども病院で開発された、こどもと関わる⼤⼈のための⼼理教育的介⼊プログラムです。PCIT-Parent Child Interaction Therapy(PCIT)などの、エビデンスの確認された⼼理療法をもとに作られました。こどもとの間に温かな関係を築くための基本的なスキルを、ロールプレイを通して学びます。ワークショップ参加者には参加証が発⾏され、学んだCAREスキルを、ご⾃⾝がこどもと接するときにも、⼦育てに悩む保護者さんとの⾯談の中でも、⽣かすことができます。 


 CARE とはこういうものです

*こどもと接するときに大人がたくさん使うといいスキルと、避けたほうがいいスキルを具体的に学びます

*褒めることでこどもの問題行動を減らす方法を学びます

*子どもとの関わり方に悩む保護者さんに、CARE スキルを伝えることで、保護者さんとこどもの関係性の改善が 期待できます

*CARE が主に対象とするこどもの年齢は2〜7歳ですが、小学生、中学生のこどもにも、スキルを調整して使用することができます

 CARE とはこういうものではありません

*心理療法ではありません。そのため、医師や心理士に限らず全ての大人が、こどもに接するときに CARE スキルを使うことができます

*専門家受診が必要なほどの強度行動障害を治療するものではありません。こどもとより強く安定した関係性を築くためのスキルと、困った行動に日常の中で対応するコツを学ぶプログラムです

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  1. 日時: 2025年2月16日(日)12:30-17:00(開場:12:15)

  2. 場所:女性ライフサイクル研究所

  3. 定員: 6名(先着順)

  4. 対象:幼児~学齢児(主に低学年)と関わる支援者の方(心理、福祉、教育、医療、保健、司法などの現場で子どもや保護者の支援に携わる方)

  5. 講師:CARE-Japan認定ファシリテーター 西順子、池田くるみ

  6. 参加費:10,000 円

  7. 申込み:こちらから必要事項をご記入の上お申し込みください 

    ※ 遅刻早退された場合、参加証が発⾏できませんのでご注意ください。

    チラシ2025.2専門家向けCARE.WS.pdf


チラシ(TEL有)2025.2専門家向けCARE.WS.jpg




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チラシ(TEL有)2025.2専門家向けCARE.WS 裏面.jpg

2024.12.03 研究所からのお知らせ
お勧め図書『婦人相談員物語~その証言から女たちの歴史(herstory)を紡ぐ』

女性ライフサイクル研究所の顧問、村本邦子が執筆した『婦人相談員物語~その証言から女たちの歴史(herstory)を紡ぐ』が国書刊行会より発行されました。

DV、性暴力、虐待、ハラスメントなど女性支援に携わる支援者の方、この問題に関心のある方にぜひご一読いただければとお勧めします。

【内容紹介】

運命に翻弄され、もがきながら生きた女たちの歴史を「婦人相談員」の証言から紡ぐ。

婦人相談員は売春防止法によって設置され、性暴力、DV、人身売買など、さまざまな困難を抱える女性たちに寄り添ってきた。本書は、これまであまり光をあててこられなかった婦人相談員の証言から、相談員の人生とともに、相談員たちが出会ってきた女性たちの物語を紡ぎ、女性の苦難とつながりの物語を歴史(herstory)として記録したものである。
売春防止法に先立つ「からゆきさん」、売春防止法設置と最初期の婦人相談員の苦闘、そして1980年代以降に婦人相談員として働いた24人のベテラン相談員の物語を紹介。そこでは、社会の変化と女性のあり方が浮かび上がってくる一方で、売春防止法よりずっと前から連綿と続いてきた女性たちの苦難と哀しみ、同時に逞しさと暖かさを感じることができるはずである。それは見ようとしなければ見えない世界であり、ないことにされがちなものであるが、実は時代を超えて女性という存在に通底するものであり、眼を向けることで女性たちはつながり、助け合うことができるのだ。
女性新法の施行により婦人相談員は女性相談支援員となるが、その経緯と期待についても触れる。

【著者紹介】

村本邦子(ムラモトクニコ)

立命館大学教授、臨床心理士。1990年に女性ライフサイクル研究所を設立、DV や性暴力、災害、戦争などトラウマの臨床に取り組む。『暴力被害と女性』(昭和堂、2001)、『周辺からの記憶 3・11の証人となった十年』(国書刊行会、2021)ほか著書多数。

松本周子(モツモトシュウコ)

熊本県水俣市福祉課女性相談員、元全国婦人相談員連絡協議会会長。淑徳大学で社会福祉を専攻。1988年より婦人相談員。民間活動として、DV 被害者母子の回復プログラム、地域の支援者養成講座も実施している。


国書刊行会→『婦人相談員物語 』
Amazon→『婦人相談員物語』

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インフォメーション:新婦人しんぶんにて村本邦子へのインタビュー「女たちの物語、未来につなげたい」が掲載されました
インフォメーション:日本経済新聞朝刊にて『婦人相談員物語』の書評「苦境の女性を救う生の証言」が掲載されました

村本 本チラシ.jpeg.jpeg

2024.12.01 メディア掲載
日本経済新聞朝刊にて『婦人相談員物語』の書評「苦境の女性を救う生の証言」が掲載されました

2024年11月30日日本経済新聞朝刊にて、村本邦子/松本周子著『婦人相談員物語』の書評「苦境の女性を救う生の証言」が掲載されました。

※日本経済新聞WEB版(会員限定記事)
 →書評『婦人相談員物語』村本邦子、松本周子著「苦境の女性を救う生の証言」

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2024.11.28 メディア掲載
新婦人しんぶんにて村本邦子へのインタビュー「女たちのつながりの物語 未来へつなげたい」が掲載されました

2024年10月18日に村本邦子著『婦人相談員物語』(国書刊行)が出版されました。

村本が新書に込めた思いについて語るインタビュー記事「女たちのつながり物語、未来へつなげたい」が、新婦人しんぶんにて掲載されました(2024年11月23日第3534号)。

IMG_1974 (002).jpeg


2024.11.06 メディア掲載
京都新聞社朝刊に村本邦子の「離婚後の共同親権・子との面会は?」が掲載されました

24年5月17日、京都新聞朝刊に村本邦子の「離婚後の共同親権・子との面会は?」が掲載されました。

村本邦子 共同親権.jpeg

2024.08.06 メディア掲載
朝日新聞EduA「戦争や災害の悲惨な体験、子どもにどう伝える?」村本邦子

朝日新聞EduAに、村本邦子へのインタビュー記事が掲載されました。

2024年8月5日 村本邦子「戦争や悲惨な体験、子どもにどう伝える?【前編】怖がるときの対応は?

2024年8月6日 村本邦子「戦争や悲惨な体験、子どもにどう伝える?【後編】日ごろからできることは?
           (会員限定)

※2024年8月5日 #Yahooニュースにも配信されました

戦争や災害の悲惨な体験、子どもにどう伝える? 【前編】怖がるときの対応は?(朝日新聞EduA)

2024.08.01 研究所からのお知らせ
夏季休業のお知らせ

2024年8月14日(水)~16日(金)まで事務局は夏季休業とさせていただきます。

8月19日 (月)より通常通り業務を行います。
メールのお問合せに関しましても、19日(月)より順次対応させていただきます。

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

女性ライフサイクル研究所・事務局

7月22日.jpg

2024.06.05 活動報告-論文/執筆/学会活動等
2023年度 論文/執筆/学会発表等活動報告

【著書】

2023年4月 戦争と文化的トラウマー日本における第二次瀬愛大戦の長期的影響(第16章 日中戦争によるトラウマの世代間連鎖と修復の試み 219-231頁) │ (共著) 村本
2026年6月 平和学辞典(9-20心理学による紛争アプローチ、9-21 トラウマと癒し) │ (共著)村本

【論文】

2023年7月 河野貴代美著『1980年、女たちは「自分」を語りはじめる』 │ 図書新聞│ (3599),3 (村本)
2023年9月 周辺からの記憶40  2021年度むつ │ 対人援助学マガジン │ 14 (2),121-136頁 (村本)
歴史のトラウマと平和教育 │ 女も男も │ 142 (秋・冬),77-82頁 (村本)
周辺からの記憶41 2021年度多賀城・宮古 │ 対人援助学マガジン │ 14(3),104-125頁 (村本)
2022年12月 書評『狂気な倫理ー「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』 │ 社会と倫理 │ 38,150-150頁 (村本)
2024年4月 周辺からの記憶42 2021年度福島 │ 対人援助学マガジン │ 14 (4),127-161頁 (村本)


【学会発表】

2023年9月 心理学者はコロナとどう向き合うか?パート2 (日本心理学会第87回大会) 村本
2022年11月 「土地の力」を描き出すー映画によるビジュアル・エスノグラフィー (日本質的心理学会第20回大会) 村本
土着心理学とその展開 (日本質的心理学会第20回大会) 村本
多様で持続可能な対人援助に必要な「知」に関する一考察 (対人援助学会第15回大会) 村本
2024.06.05 活動報告-講師派遣/講座等
2023年度 講師派遣/講座等 活動報告

【講師派遣/講座等】

2023年4月15日 滋賀県平和祈念館「平和教養講座」「戦争、こどもにどう話す」村本邦子
2023年6月17日 静岡2.0「私から私たちへ どんなときも折れない私たちの物語の紡ぎ方」「土地の力とレジリエンス」(静岡文化会館)村本邦子
2023年9月12日 兵庫県立男女共同参画センター相談担当職員スーパーバイズ研修「女性相談における困難事例への対応等について」村本邦子
2023年10月26日 奈良県女性相談機関研修会「支援する人の傷つきとその対応~二次受傷しないために」西順子
2024年1月21日 ぐる~ぷ・ゆるり水俣「女性と子供の人権を擁護するための支援者養成講座」「家族と地域の強みを活かす虐待支援」(白梅荘)村本邦子
2024年2月2日 認定NPO法人きらりっこ「子どもとのよりよい関係を育む子育て講座~PCITからエッセンスを学ぶ」西順子、池田くるみ
2024年2月8日 甲賀市DV防止関係者向け研修会「DV被害者への支援について」(あいこうか市民ホール)村本邦子


【女性ライフサイクル研究所主催】

2023年5月~
2024年4月
「支援者向け女性のトラウマ読書会~『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッション~人種、ジェンダー、性的指向、マイノリティーに向けられた無意識の差別』を読む」福田ちか子、西順子
2023年7月30日、
8月6日、8月27日
「DV被害を受けた女性のための子育て講座~ペアレンティングプログラムCAREを学ぶ(全3回)」西順子、池田くるみ


【女性ライフサイクル研究所業務委託・カウンセラー派遣】

2023年4月~
2024年3月
大阪府大東市PCIT・CARE業務委託
PCIT担当 : 西川昌枝、中西友希子
CARE担当 : 西川昌枝、西順子、中西友希子
※専門家向けCAREワークショップ(一回)実施、
保護者向けCAREワークショップ全2回(二回)実施


【ラジオ】

2023年6月30日
/7月7日
FMGIGラジオ「福原由美子のココから元気になるラジオ」ゲスト出演(西)
2023年9月1日 静岡シティFM「災害を忘れないために、過去の災害から防災を考える」(村本)


【委員】

2024年1月から現在 甲賀市配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画策定等委員会委員(村本)
2017年度より現在 大阪市立男女共同参画センター子育て活動支援館運営委員(村本)
2024.04.05 女性心理学・読書会
2024年度 支援者向け・女性のトラウマ読書会『なぜ私は凍りついたのか』・『真のダイバーシティをめざして』を読む

2024年度の女性のトラウマ読書会についてご案内いたします。

今年度は、前半に『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』(花丘ちぐさ編著、春秋社)、後半に『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』(ダイアン・J・グッドマン著、出口真紀子監訳、上智大学出版) の2冊の本を取り上げます。
オンラインによる支援者向け、クローズドの読書会として開催します。

前年度の読書会を通して、明確化することが難しい差別を常に感じ、身構えながら生きることは、それを受ける人にとってトラウマとなり、他者との関係性からもたらされるはずの安心感を脅かし、心身に深刻な影響を与える可能性があるということを、改めて学びました。それを受けて前半では、『なぜ私は凍りついたのか』を取り上げ、性暴力による被害・加害について、日本の現状を社会学的に捉えた上で、ポリヴェーガル理論の視点から理解する1冊を通して、関係性の中での傷つきとそこからの回復について、学びたいと考えます。

後半では、特権を持つマジョリティの側の意識啓発に焦点を当てた真のダイバーシティをめざしてを読み合い、関係性の中で起こる傷つきの予防啓発への学びを深めたいと考えています。参加者のみなさんと一緒に学びや理解を深められる機会となれば、うれしく思います。

●定員:6名 (対象:医療・保健・福祉・教育・司法などに携わる支援者の方)

●参加費:前半のみ参加     全5回   5,500円
      通年(前後半)参加  全10回 11,000円 
        ※前納制。お申込みの際に銀行口座をお知らせします。お支払いいただいた参加費は、原則として返却しないものとします。

●参加方法:オンラインによるZoomミーティング方式

●担当スタッフ:福田ちか子(臨床心理士/公認心理師)、西順子(臨床心理士/公認心理師)

●申込方法:「お問合せ・ご予約フォーム」よりお入りいただき、「お名前(ふりがな)、ご職業、電話番号、メールアドレス、参加の種類(前半のみ参加、通年参加)」をご記入ください。

●申し込み締切 : 4月26日(金)※定員になり次第受付を終了いたします。

●予定・開催日時:実施の予定は下記の通りです。事前に各章に目を通してのご参加をお勧めします。

時間:13:30-15:00

〇前半『なぜ私は凍りついたのか:ボリヴェーガル理論で読み解く性暴力と癒し』

  1. 5月12日(日) 序章- 3章
  2. 6月  9日(日)  4章- 7章
  3. 7月21日(日)  8章-10章
     8月―お休み―
  4. 9月  8日(日) 11章-13章
  5. 10月13日(日)   14章-15章

〇後半『真のダイバーシティをめざして:特権に無自覚なマジョリティのための社会的公正教育』

  1. 11月10日(日)1-3章
  2. 12月  8日(日)4-5章  
  3. 1月19日(日) 6-7章
  4. 2月  9日(日) 8-9章
  5.  3月   9日(日)10-11章

2024年度 読書会チラシ案④ (002).jpg

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