1月1日に発生した能登半島地震により犠牲となられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災地では余震や寒さのなか不安な日々が続いていると存じますが、一日も早く安全で穏やかな生活に戻られますよう心よりお祈りいたします。
令和6年1月10日
女性ライフサイクル研究所
スタッフ一同
PCITトドラーは、12か月~24か月の幼児とその養育者のためのPCIT(親子相互交流療法)です。
「幼い子どもとどう遊んでいいかわからない」「子どもがかんしゃくを起こすと不安になる」「幼い子どもとよい関係を築きたい」など、幼い子どもとのよりよい関わり方や心の育て方に関心がありますか?
「はい」の場合、PCITトドラーはあなたやあなたの家族の役に立つかもしれません。
このたび女性ライフサイクル研究所でもPCITトドラーを届けられるようになりました。
ご案内させて頂きますので、関心をもっていただける方は下記をご覧ください。
■PCITって何?
PCITは、正式には「Parent-Child Interaction Therapy」(親子相互交流療法)といいます。「子どもが言うことを聞かない」「落ち着かない」「ぐずぐずする」などの子どものこころや行動の問題、育児に悩む養育者のために開発されたエビデンスがある(治療効果がある)心理療法です。遊びの場で親子の相互交流を深め その質を高めることによって回復に向かう よう働きかけるものです。
※詳しくはこちら→PCIT-Japan
■PCITトドラーって何?
「子どもがもっと小さいうちにPCITを知りたかった!」とPCITを体験した親の声に応えて開発されたのが、PCITトドラーです。PCITは2歳~7歳までの子どもを主に対象としていますが、PCITトドラーは2歳までの発達段階にあわせて開発され、問題行動をなくすというより「予防」に重点を置いているのが特徴です。
実際の臨床では、6か月頃から30か月の年齢幅で使われます。
PCITトドラーの主なねらいは、
①子どもの安定したアタッチメント(愛着)の育成と発達の足場づくり
②かんしゃくへの対応(感情発達が未発達な子どもの感情コントロールを助ける)
③親自身の感情コントロール
④親の言うことを聞く練習をする、などです。
~加茂登志子著『1日5分!PCITから学ぶ0~3歳の心の育て方』(小学館)より
※生後12~24か月の幼児に見られる心配ごとについては、次のようなものがあります。かんしゃく、攻撃性(叩く、噛む、物を投げる)、叫ぶ、大きな声で泣く、怒り、ヘッドバンキング、親を拒絶する/反応しない、親からの分離不安、発達上の心配事(目が合わない、一つの遊びに没頭する、言葉の遅れ等)、親のストレス(不安、育児困難、自信がない)、児童虐待またはネグレクトなど。
■PCITトドラーでは、どんなことをするの?
PCITトドラーは二段階のプログラムです。原則毎週、セッションを行います。
第一段階では、子どもとのよい関係を強化するためのPRIDEスキル(賞賛、繰り返し、真似る、行動を説明する、楽しむ)と、子どもの感情を調整するためのCARESスキル(近寄る、子どもの手助けをする、子どもを安心させる、感情を言葉にする、なだめる)を学びます。
第二段階では、リスニングスキル(言うことを聞くスキル)を幼児に教える方法や言語発達を促す方法を学びます。
■PCITトドラーは、どんな方法でするの?
PCITトドラーの特徴はライブコーチングです。親子が一緒に遊ぶ(プレイセラピー)場面でセラピストがわかりやすくコーチングします。養育者は、愛着を強める方法や、問題ある行動を減らし、言語発達を促進する方法を学び、実践します。セラピストのライブコーチングによって養育者は「その場」で練習するので、スキルは急速に習得されます。
■PCITトドラーに適しているのは?
子どもの年齢は、生後12か月~24か月の幼児さんに適しています。12か月未満でも第一段階のみで実施することができます。
養育者は、実父母、養父母、里親、親族の養育者、祖父母、乳児院の保育士の方など、受けていただけます。
■PCITトドラー・セッションの主な流れ
①初回面接:
子育ての心配事や困っていること、改善したいこと等、ニーズや希望についてお話を伺います。PCITトドラーが適しているかどうか可能性を検討します。
②セラピー前アセスメント:
子どもの発達の様子、ご家族/保育園などの環境、医療歴、しつけや睡眠や食事など、お聞きします。
親子の遊びの様子を観察します。
③第一段階「子ども指向の相互交流」子どものリードで遊びながら親子のよい関係を強化します。
- テイーチセッション: 親がPRIDEスキル、CARESスキルを学びます。
- コーチセッション: 親子でのコーチを受けます。
④第二段階「親指向の相互交流」親のリードで遊びながら、親子でしつけを学びます。
-テイーチセッション・・親がリスニング(言うことを聞く)スキルを学びます。
-コーチセッション:親子でのコーチを受けます。
⑤セラピー後アセスメント/修了
卒業セッション
■PCITトドラーのご予約(担当者、料金)について
担当させていただくのは、PCITトドラー登録セラピストの西順子です。料金は、50分10,000円(税込)です。
お問合せ・ご予約は、問い合わせフォームからお入りください。
「子どもがかんしゃくを起こしたとき、どうしたらいいの?」「言葉遣いが悪いのでやめさせたい」「あまり話したがらず口下手なので心配」など、子どもの気になる行動にどうしたらいいのと悩んでいませんか?
DV家庭から母子で離れ、新しい生活がようやく落ち着いてきた頃、子どもが抱えていた感情が行動上の問題となって表面化することがあります。DVが子どもに与える影響は行動面から情緒面、発達面まで多岐に渡ることがわかっていますが、子どもの回復の基礎となるのは、暴力を振るわない親との温かい関係性です。
子どもとよりよく関われる方法を学びたい、
よりよい関係を築きたい、
そんなとき、「CARE(ケア)」プログラムが役立つかもしれません。
CARE(ケア)は、「Child-Adult Relationship Enhancement」の頭文字から名づけられたもので、「子どもと大人の関係を強める」という意味です。「CARE(ケア)」はセラピー(治療)ではありませんが、子どもとの関係をより良好にし、子どもとの関わりが楽になるヒントが詰まっています。
この講座では、DV被害後、現在は安全な環境で子育てをしている女性を対象に、トラウマ・インフォームドな視点から生まれたペアレンティングプログラム「CARE(ケア)」を体験的に学びます。
★CAREについて詳しくはこちらをご覧ください⇒CARE-Japan
★DVの子どもへの影響について詳しくはこちらをご参照ください。→FLCエッセイ「ドメスティック・バイオレンス(DV)家庭で育った子どものトラウマと回復」
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*対象 ・ 2歳~小学校低学年位のお子さんをお持ちの母
・3日間、参加できる方
・現在はDVから離れ安全な環境で生活している方
*開催日 全3回 すべて13:00~14:30
第一回目 7月30日(日)
子どもと温かい関係を築くスキルを学ぶ
第二回目 8月 6日(日)
子どもの困った行動を減らすスキルを学ぶ
第三回目 8月27日(日)
子どもへの効果的な指示の出し方を学ぶ
全体まとめ
*開催方法 Zoomを利用して行います。
*定員 4名(先着順)
*参加費 3,000円
※お申込受付後、銀行口座をお知らせします。
*担当 CARE™認定ファシリテーター 西 順子(臨床心理士)、サポートスタッフ 池田くるみ(臨床心理士)
*申込み 下記チラシ2枚目「オンラインワークショップにおける注意事項」をご確認の上、こちらのGoogle申込フォームからお入りいただき、ご記入ください。
*申込み期限 7/22(土)
チラシPDFはこちら→2023年DV被害を受けた女性のための子育て講座チラシ .pdf
女性ライフサイクル研究所では2002年法人化以降、EAP(従業員支援プログラム)にも関わり、契約先カウンセリング機関の一つとして、働く女性のカウンセリングをお受けしてきました。
こうした経験を活かし、働く女性の皆様のお役に立てるよう「復職支援のための短期カウンセリング」という枠組みを作りました。
対象となるのは、主に現在復職を検討されている方です。病気休暇だけでなく育児休暇や介護休暇からの復帰の不安を解消したい方や、復職後に不安や課題を抱えている方にも対応いたします。
担当させていただくのは長くリワークプログラムに携わってきた西村麻里カウンセラーで、実施日は水曜日、金曜日です。
通常の個人カウンセリングでは、来談された方それぞれの心理的な課題の解決を目標に中長期的に取り組んでいきますが、「復職支援のための短期カウンセリング」では現実的な課題の解決を目標に、4~5回の短期で終了します(主な流れは下記をご参照ください)。
初回面接でカウンセラーがお話を伺った上で、それぞれの方に合った復職支援のプログラムを提案、実施させていただきます。特に、集団のリワークプログラムの中では取り組みにくい、自身の休職の原因の振り返りとそれに基づく復職に向けての対策の検討を重視いたします。
ご関心のある方は、まずは初回面接にて担当カウンセラーにご相談ください。
初回面接のお申込は「ご予約・問い合わせフォーム」からお入りください。
主な流れ:病気休暇後の復職支援の場合(例)
初回面接 |
・休職経過とカウンセリングへの要望の聞き取り、 |
2回目 |
・現在の状態に応じたリハビリ内容の提案、 |
3回目 |
・リハビリの実施状況の確認とサポート、 |
4回目 |
・休職原因に基づく対策の検討 |
5回目 |
・まとめとふりかえり |