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インフォメーション

2018.04.10 グループセラピー
2017年度「女性のためのセルフケア・グループ」&「女性のためのトラウマケア・グループ」参加者の皆さまの声

2017年5~9月まで「女性のためのセルフケア・グループ」(全5回)、2017年10月~2018年3月まで「女性のためのトラウマケア・グループ」(全5回)を開催いたしました。

後半の「女性のためのトラウマケア・グループ」は、前半の「セルフケア・グループ」を修了された方を対象に行っているものです。

ここでは参加者の皆さまへのアンケートから、ご感想やご意見を紹介させていただきます。

 ※実施したグループの目的や内容についてはこちら→

「女性のためのセルフケア・グループ」より

Q.このグループで体験したことは、ご自身の苦痛の緩和や心身のケアに、どのように役に立ちましたか?

・「自分をケアする」ということがよくわかっていなかったが、このグループで様々なワークを
 体験したことにより、「自分をケアするってこんな感じか~!」と実感を持つことができた。

・大変役立ちました。電車の人への恐怖感が減った。
 一人の不安感が減った。
 イライラや怒りが減った。

・感情が高ぶったとき、描いた絵などをながめたり、好きなものを見たりしました。

Q.このグループで体験したことを、役立てるのが難しかったのは、どのようなところでしょうか?

・(ワークの中で)本を作ったが、自宅でその続きを作るのが難しかった。

・自分は癒されてるが、人への癒しには使えていない。


Q.このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。

・メンバーも(月一回の)間隔も内容も、とてもよかった。

・話してよいのか、だめなのかと緊張しました(静かだと、無理に話さなきゃと思ってしまう)。
 そんな時も大事なんだと思います。
 
・自分が好きだったものが明確になってきました。


「女性のためのトラウマケア・グループ」より

Q.このグループで体験したことはご自身の感情を理解しコントロールすることにどのように役立ちましたか。あるいは役立たなかったでしょうか。

 〈役立ったこと〉

・自分の感情を理屈ではなく、理解(体感)することができました。

・怒りをしずめやすくなった気がします。
 相手の負の感情に乗らない様に、冷静な時が増えました。

・自分の感じていることを客観的にみることができた。
 アートを通じて表現できる感覚を体験できてよかった。

・自分が感じていた感情を視覚化することで、はっきり認識することができた。
 考えや感情を文字で書くことで、自分の頭の中がわかった。それによって自分を承認することが
 できたのかなと思う。

 〈役に立てるのが難しかったこと〉

・体験したことをずっと覚えているのは、難しい。

・無いと思います。

・怒りのコントロールが難しく、何度か爆発した。しかし我慢するよりよかったと思う。
 今まで表現してこなくて、苦しかったので。

Q.1年前と比べて、ご自身の状態(感情、考え方や捉え方、身体の状態、生活状況など)違いがありますでしょうか?変化したこと、変化しなかったことなど、気づいたことについてお聞かせください。

・自分の感情を少しおさめたり、落ち着けたり、セルフケアしたりすることが前よりも上手になったと思う。

・電車に一人のっても、パニックにならない。イヤホンなしでもいけるようになった。
 子どもが喜びそうな、オシャレなおかずを作るようになった。
 言いにくいことを言う勇気はまだ努力が必要そう。

・喪失と発見のワークが特によかった。仕事にも活かすことができた。

・自己肯定感が高まった。エネルギーが湧いてきた。
 親や世間の常識ではなく、自分の感じていることが正しいと思えてきた。
 少ない睡眠時間で活動できる。前は10時間くらい必要だったが、最近は5~6時間くらい。


Q.その他、このグループに参加してのご意見やご感想など、ご自由にお聞かせください。

・アートだけでなく、感情やトラウマについても学べて、統合的に体験できるとてもよいグループでした。

・ゆったりして温かい(グループでした)。

・月に1回のペースでよかったと思う。グループが4人だったので、お互いの発言の量がちょうどよかった。短すぎず、長すぎず。
 年に1~2回の単発ワークショップとかがあると嬉しい。

 
【関連記事】
2014年11月インフォメーション「『女性のためのセルフケアグループ』参加者の皆さまの声を更新しました」


2018.04.05 活動報告-講師派遣/講座等
2017年度 講師派遣/講座等 活動報告 
【講師派遣/講座等】
2017年5月25日 「臨床心理士として働くこと-社会とのつながりのなかで-」立命館大学大学院ゲストスピーカー(西)
2017年10月26日 「災害と女性」平成29年度全国婦人相談員・心理判定員研究協議会基調講演(村本)
「傾聴とコミュニケーション」大阪市子ども家庭支援事業認定研修(西)
2017年10月27日 「性暴力支援に求められること」平成29年度全国婦人相談員・心理判定員研究協議会分科会(村本)
2018年1月16日 「相談援助の本質と面接技術」滋賀県社会福祉協議会課題別研修(西)
2018年1月21日 「支援者のためのトラウマアートセラピー体験講座」カウンセリングルームことのは(西)
2018年3月8日 「子育てコーチング!-子どものやる気を引き出すコミュニケーション術」長岡京市立中央公民館家庭教育学級(西)
2018年3月22日 「災害時の相談対応~婦人相談ハンドブック東海地区研修」全国婦人相談員連絡協議会 (村本)

【女性ライフサイクル研究所主催 グループ/講座企画】
2017年5月~2018年3月
(月一回)
『心的外傷と回復』を読む~女性のトラウマ読書会(西、福田、朴)
2017年5月~2018年3月
(月一回)
女性心理学フリートーク~『女はみんな女神』読書会(西、朴)
2017年5月~2017年10月
(全5回)
「女性のためのセルフケア・グループ」(西、福田)
2017年11月~2018年3月
(全5回)
「女性のためのトラウマケア・グループ」(西、福田)
2017年6月3日 第6回CARE支援者向けワークショップ(西、福田)
2018年12月16日 第7回CARE支援者向けワークショップ(西、福田)

【その他企画】
2017年5月14日 Somatic Experiencing SE BASICS紹介ワークショップ&ポリヴェーガル理論を学ぶワークショップ in大阪
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:女性ライフサイクル研究所
オーガナイザー:西
2017年7月16日・17日
8月20日、9月17日・18日
解放のフィジオロジー講座Basics(全5日間)
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:大阪市内
オーガナイザー:西
2018年2月11日・12日 解放のフィジオロジー講座アドバンス(全2日間)
講師:浅井咲子(アート・オブ・セラピー主宰)
場所:大阪市内
オーガナイザー:西
2018.04.05 活動報告-論文/執筆/学会活動等
2017年度 論文/執筆/学会発表等活動報告
【著書】
2017年9月 『私の中のわたしたち~解離性同一性障害を生きのびて』オルガ・トゥルヒーヨ著 伊藤淑子訳 国書刊行会 (解説「女性への暴力被害の理解と支援のために」329-345頁)(村本)
『父の逸脱~ピアノレッスンという拷問』セリーヌ・ラファエル著 林昌宏訳 新泉(解説「虐待をなくすために~セリーヌの物語が教えてくれること」252-265頁)(村本)
2018年3月 『男性は何をどう悩むのか ~男性専用相談窓口から見る心理と支援』濱田智崇・「男」の悩みのホットライン(編)ミネルヴァ書房(第3章「女性支援者から見た男性相談」45-57頁)(村本)

【論文】
2017年3月 周辺からの記憶14:2014年度コミュニティ心理学会・むつ 対人援助マガジン(7/4 )168-179(村本)
2017年6月 周辺からの記憶15:2014年度宮城・岩手・民話との出会い 対人援助マガジン(8/1) 144-155(村本)
2017年9月 周辺からの記憶16:2014年度岩手 対人援助マガジン(8/2)177-189(村本)
2017年12月 周辺からの記憶17:2014年福島のこと 対人援助マガジン(8/3)155-171(村本)
マイクロ・アグレッションと私たち:分断から動き出す交流 対人援助学マガジン30, 290-293(朴)
2018年3月 周辺からの記憶18:2014年3月NYで 対人援助マガジン(8/ 4)148-160(村本)
マイクロ・アグレッションと私たち:分断から動き出す交流2 対人援助マガジン31,266-269(朴)

【研究発表】
2017年5月4日 Kuniko Muramoto, Tadashi Nakamura and Shiro Dan,Post Disaster Community Support with Family Manga Exhibition as a Tool for Intervention and Outreach:Reflection on the Past Five years from a Narrative Perspective.19th International Conference on Community Psychology and Mental health. Singapore(村本)
2017年11月25日 CAREシンポジウム「現場の特色をいかした親・養育者へのアプローチ」 トラウマの世代間伝達予防としてのCARE導入の試み 第7回PCIT-Japan&CARE- Japan合同研究会(西)

【その他の研究活動】
2017年12月20日 NHKおはよう日本けさのクローズアップ「子どもへの期待 なぜ虐待に?」取材協力出演
2018年1月13日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「話し合うきっかけに」
2018年2月10日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「未来を開く好きなこと」
2018年3月10日 中日子どもウィークリー親の時間子の時間「早く!早く!」
2018.03.10 メディア掲載
中日子どもウィークリー親の時間子の時間、村本邦子のコラム「早く! 早く!」が掲載されました

2018年3月10日、中日子どもウィークリー親の時間子の時間に、村本邦子のコラム「早く! 早く!」が掲載されました。

  ※他の記事はこちら⇒「メディア掲載・総目次
     村本邦子のトピックはこちら⇒「トピックスby村本邦子・総目次

2018.3.10 CCI20180328_0003 (2).jpg

2018.03.09 カウンセリング/心理療法について
「安心感の輪」子育てプログラム(COS-P)

クーパー、ホフマン、パウエルによって、アタッチメント理論をもとに研究、開発された親子関係支援プログラムです。親子間の健全なアタッチメント(愛着)形成(※)を目的としています。

全8回のプログラムで、わかりやすいDVD視聴とファシリテーターとの内省的対話ですすめていきます。

日常生活の何気ない子どもの姿から子どもの欲求や気持ちを理解し、子どもの安心感を育む関わりを学びます。

「安心感の輪」は大人にとっても必要なものです。養育者が安心して子育てしていけるように、ファシリテーターが寄り添い支援します。

 対象は、5才までのお子さんを持つ養育者(両親、祖父母、里親)です。

プログラムの内容

第1章 「安心感の輪」子育てプログラムにようこそ

第2章 「安心感の輪」をめぐる子どもの欲求を知ろう

第3章 「安心感の輪」に寄り添うこと

第4章 赤ちゃんの「安心感の輪」に寄り添うこと

第5章 安心感への道のり

第6章 自分自身の課題を見つめる

第7章 関係のほころびと修復

第8章 まとめ

※アタッチメント(愛着)とは

人間が生きていく上で必要な本能的な基本的欲求のことです。子どもは危険や恐れを感じたときに、強くて大きい大人にくっつくことで安心感を得ようとします。(アタッチメント≠愛情)

アタッチメントが安定した子どもに期待できる影響とは、次のようなものです。

・養育者とのよい関係・友達とのよい関係・自尊感情・問題解決能力・他者信頼

 

2018.02.10 メディア掲載
中日子どもウィークリー親の時間子どもの時間、村本邦子のコラム「未来を開く好きなこと」が掲載されました

2018年2月10日、中日子どもウイークリー「親の時間子どもの時間」に、村本邦子のコラム「未来を開く好きなこと」が掲載されました。

※他の記事はこちら⇒「メディア掲載・総目次
        村本邦子のトピックはこちら⇒「トピックスby村本邦子・総目次



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2018.02.05 CAREワークショップ
支援者向けCAREフォローアップグループ〈参加者の皆さまの声〉

子どもと大人の間に、安心とつながりの<絆>を育んでいくお手伝いができればと願い、2014年度よりCAREワークショップを体験いただけるよう、取り組んでいます。

ここでは〈支援者向けCAREフォローアップグループ〉にご参加くださった方の声(アンケート)から一部を紹介いたします。


第二回CAREフォローアップグループ(2018年2月4日)から

□自信ができないままできる範囲でやってきましたが、再度学習できてよかったです。また現場で実施してみようと思います。

 (CAREを)実施するなかで子どもの姿や表情が変化することで、親のお子様への見方が変化するように思います。

 学習することでより理解が深まるように思います。またよろしくお願いします。

□他の方の実践を聞くことができて、活用のアイデアがもらえてよかった。自身のスキルの確認にもなった。

  親向けの案内のロールプレイをファシリのモデルも交えながら実践的に学ぶことができてよかった。

  ほめ方、エンパワーの仕方が勉強になった。
  
  参加できる方が少しずつ増えていくと良いなと思いました。


第一回CAREフォローアップグループ(2017年3月12日)から

□得たい事を確認してもらえ、それに対する助言や経験を聞けたり、意見をシェアで来てよかった。

 マニュアルの改正点について学べ、それを用いてロールプレイができてよかった。

 親向けマニュアルを使ったロールプレイができ、親役の人からフィードバックをもらえてた大変参考になった。

□実施してみての困り感、実施に至るまでの困り感、上手くいった経験などをシェアできる機会がまたあればと思います。




 

 

2018.01.19 CAREワークショップ
【再掲】第二回CAREフォローアップグループのご案内

「第二回CAREフォローアップグループ」のご案内です。

支援者向けCAREワークショップを修了した方を対象に、情報交換やスキルアップの場として、フォローアップグループを開催します。
このグループでは、3P3Kスキルの練習、親向けテキストを使ったロールプレイなどを予定しています。

またCAREを実践するなかで「こんな時どうしたらいいの?」等、困ったことや行き詰っていることについて共有し、それぞれの工夫や知恵を分かち合えればと思います。

CAREプログラムを実践している方も、これから実践に取れ入れたいという方も、支援者向けCAREワークショップを修了された方であれば、どなたでも参加可能です。

仲間と経験を分かち合いながら、スキルアップのために共に学びませんか。
皆様のご参加をお待ちしています。


日 時:2018年2月4日(日)13-16時
場 所:女性ライフサイクル研究所(大阪市北区天神橋5-7-12、キングスコートビル3F)
参加費:2,000円(要予約)
定   員:10名(先着順)
対 象:支援者向けCAREワークショップ修了者
担 当:西順子(CAREシニアトレーナー/臨床心理士)、福田ちか子(臨床心理士)
申 込:お問い合わせフォームからお入りください。


2018.01.18 女性心理学・読書会
【再掲】『心的外傷と回復』を読む・女性のトラウマ読書会のご案内

2017年度後期『心的外傷と回復 』を読む・女性のトラウマ読書会も、今年度あと二回となりました。

後期は、複雑性PTSDの概念、トラウマからの回復の諸段階について学んできました。
あと二回の読み合わせは、回復の三段階目「第10章再結合」「第11章共世界」です。

トラウマからの回復について、ご関心のある方のご参加をお待ちしています。

※回復の三段階については、こちらもご参照ください。
    →☆トラウマからの回復とレジリエンスモデル~回復の3段階と8次元

           

 2月18日(日)13:30-15:00  第10章 「再結合」

 3月18日(日)13:30-15:00  第11章 「共世界」

※事前に該当ページを読んでいただくことをお勧めしますが、読んだことがない方でもご参加いただけます。

   ●参加費: 1回 1,000円
   ●予約制

   ●担当スタッフ: 西順子(臨床心理士)、福田ちか子(臨床心理士)、朴希沙(臨床心理士)
   ●場所: 女性ライフサイクル研究所⇒アクセス

    ●お申込み、お問い合わせは、こちらから ⇒問い合わせ・ご予約フォーム

【使用図書】
『心的外傷と回復〈増補版〉』(1996)ジュディス・L・ハーマン著、中井久夫訳、小西聖子解説
みすず書房
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 ※著者は本書によって、アメリカ精神医学会およびアメリカ精神医学と法学会から
 マンフレッド・S・ガットマッカー賞を受賞されている。

【関連記事】
●カウンセリングについてトラウマからの回復とレジリエンス・モデル~回復の3段階と8次元

●年報『女性ライフサイクル研究』「生態学的視点から見たトラウマと回復」

2018.01.13 メディア掲載
中日子どもウィークリー親の時間子の時間、村本邦子のコラム「話し合うきっかけに」が掲載されました

2018年1月13日、中日子どもウィークリー「親の時間子の時間」に、村本邦子のコラム「話し合うきっかけに」が掲載されました。

    ※他の記事はこちら⇒「メディア掲載・総目次
     村本邦子のトピックはこちら⇒「トピックスby村本邦子・総目次


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