- 2018.04.11 グループセラピー
- 【2018年度】女性のためのセルフケア・グループのご案内
このグループは、女性が人生で出会うさまざまな傷つき(トラウマ)を癒すために、セルフケアの方法を学ぶグループです。
女性の傷つき(トラウマ)となるような出来事には、子ども時代の虐待(身体的、性的、心理的)、DV(ドメスティック・バイオレンス)など家族や親密な関係のなかで起こる傷つき、いじめ、性暴力などの暴力被害、喪失体験や大切な人との死別・・等があります。
侵入症状(思い出したくないのに思い出してしまう、考えてしまう等)、過覚醒(集中できない、イライラする、睡眠障害等)、感覚麻痺、不安・恐怖、抑うつなど、トラウマによる心身のストレス反応を理解し、アートセラピーの手法を用いて心身の苦痛を和らげる方法を学び、自分の力を取り戻すことが目的です。
各プログラムでは,セルフケアのために、自分自身の内側にあるリソース(内的資源)への気づきを高め、引き出す工夫がされています。また日常のなかに、どのように取り入れ活かしていけるかについても、具体的に考えていきます。
心と身体の「つながり」に気づいて自己調整力が整うよう、身体感覚への気づき(ソマティックエクスペリエンス)を用いたセルフケアの方法もお伝えしています。
グループのメンバーと共に、心と身体のセルフケアについて学びませんか。
〈お申込みの前に、ご確認ください〉
■グループにご参加をご希望の方には、個別に「事前インタビュー」をいたします。詳しくは、お申込みの際にご説明させていただきます。
■このグループは個人のトラウマ体験に焦点をあてるものでないため、ご了承ください。グループでは、プログラムに参加しながら「今、ここ」でどう感じているかを大切にします。
■このグループが有効な方は現在安全な状況にいる方です(暴力が継続していない、自傷他害の危険性がない等)。
■現在通院中の方、カウンセリングを受けている方は、主治医またはカウンセラーに相談した上でお申し込み下さい。
【2018年5月13日(日)~2018年10月21日(日)まで月一回日曜日、10:00〜12:00 全5回】
第一回 | 5月13日(日) | オリエンテーション/ 呼吸を描く |
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第二回 | 6月10日(日) | 安全な場所のイメージを創る |
第三回 | 7月 8日(日) | 侵入的な思考や感情を一時的にしまっておく入れ物のイメージを創る |
第四回 | 9月16日(日) | 不安をかきたてる感覚を和らげ慰める~スケッチブックを創る |
第五回 | 10月21日(日) | 希望と癒しの箱を創る/クロージング |
※セルフケア・グループを修了された方を対象に、トラウマケア・グループを予定しています。内容については過去の案内をご参照ください。→★
■場 所: 女性ライフサイクル研究所
■参加費: 全5回 12,000円(材料費込)、前納制
■定 員: 5名(予約制/先着順)
■担当スタッフ: 福田ちか子(臨床心理士)、西順子(臨床心理士)
【申込方法】
メールフォームよりお申込み下さい。
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