- 2016.11.13 グループ/講座
- 11月の『心的外傷と回復』読書会を開催しました
今日も朝からいいお天気。日中の最高気温は22.8度と温かい一日になりました。
午後は『心的外傷と回復』読書会。今日の読み合いは「第七章 治癒的関係とは」。
回復のための第一原則はエンパワメントであり、サバイバーが回復の主体でありつづけること、もう一つの原則は自己統御権、自己決定権を取り戻すことであると言います。
「回復は人間関係を網の目にしてはじめて起こり、孤立状態では起こらない。」と、他者との新しい結びを創ることも回復の基礎となります。
そしてこの章では、治療関係において起こる外傷性転移(来談者の情緒反応)、逆転移(治療者の情緒反応)について詳しく説明されています。どちらも良質の治療関係の発展を妨げますが、避けられません。なので予防のためには、クライエントと治療者双方の安全を保障するものとして、治療契約と治療者に対するサポートシステムが大切であると書かれています。
グループで話し合う中で、境界と柔軟性、一緒に話し合うことの大切さを再認識。協働するということについて整理することができました。私にとってこの読書会は、サポートシステムの一つになっています。支援者の方々と学び、体験を共有することで、また頑張っていこうと力づけられています。
次回は12月第二日曜日、回復の第一段階「安全」がテーマです。関心のある方はぜひご参加ください♪
※読書会について詳しくはこちら→支援者支援『心的外傷と回復』を読む~女性のトラウマ読書会のご案内
※トラウマと回復の段階について詳しいことはこちら→トラウマからの回復とレジリエンス・モデル~回復の三段階と8次元
ミントとイタリアンパセリ、植え替えるとどんどん大きくなっています!すごい