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所長のブログ~ただ今修行中

2017.02.02 講師活動
CAREワークショップ、トレーナーを務めさせて頂きました

昨日は大阪府八尾市にて、子育て総合支援ネットワークセンターの職場研修として、支援者向けCAREワークショップを開催させて頂きました。

今回のワークショップは、昨年、女性ライフサイクル研究所主催で開催したCAREワークショップにご参加くださった方が、「CAREを職場でも」とご縁をつないで下さいました。いつもチームとして一緒にお仕事をしておられるという臨床心理士さん、心理相談員さん、保育士さん、保健師さんなど8名が、和気あいあいとした雰囲気のなか、熱心に楽しみながらご参加くださいました。

終了後には「ロールプレイで大人、子どもの両方を体験できるのがよかった。親子関係だけでなく、全ての人間関係に生かせると思います」「わかりやすく、すぐに実践できそう」など、肯定的な感想を頂きました。大人と子どもの絆を強めるコミュニケーションのコツ、CAREプログラムをお伝えできて、私もとても嬉しいです。

CAREはロールプレイを多く使った参加型プログラムとなっているので、講師の私自身もとても温かい気持ちになり、エンパワーされます。ご準備下さったご担当者の方、温かく迎えて下さった参加者の皆さまに感謝です。ありがとうございました!

来週11日(土)は、NPO法人いくの学園主催の支援者向け講座「虐待・DVの傷つきを癒す~支援者のためのアートワーク」で、講師を務めます。現在、参加受付中とお聞きしています。ご関心のある方は、ぜひお越しください。詳しくはこちら⇒2月アート講座.pdf

      会場にて。1.2階は温かい照明とガラス張りが素敵な図書館でした♪

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2017.01.18 講師活動
相談援助について、講師を務めさせていただきました

今日は今年初の講師のお仕事で滋賀に行きました。テーマは「相談援助の本質と基本的な面接技術」、福祉職の皆さまへの研修で、援助関係を形成するための原則、面接の枠組み等の講義やロールプレイ実習などを行いました。

一番伝えたいことは信頼関係を築くこと、そのために大切にして頂きたいことを経験も踏まえてお話させて頂きました。

皆さまがとても熱心で「聞く・聴く」姿勢が素晴らしいなと気持ちよく講師を務めることができました。真摯に取り組まれる援助者の皆さまの姿勢に、私も頑張ろうと力づけられました。
ご準備くださったご担当者の皆さまにも感謝の気持ちです。ありがとうございました!

                                    帰り道、瀬田駅から。山の向こうは京都です。
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2017.01.12 日々のこと
2017年、仕事始めから一週間がたちました

2017年、仕事始めから一週間がたちました。緩やかに少しずつ・・ちょうどいいペースで仕事モードに入ってきています。

カウンセリングでは、お一人お一人との出会いの時間、対話の時間を大切に、丁寧にお聞きしながら、解決へのお手伝いをさせて頂ければ・・・と、気持ちも新たに新年がスタートしました。

長いプロセスを共に発見的に歩んできた方々がそろそろ終結を迎えようとしていたり、これから一緒に目標に向けての取り組みをスタートさせようとしている方があったり、新年に入って新しく出会う方があったり・・と、人との出会いと別れの日常のなか、落ち着いた気持ちでカウンセリングに向き合えることをありがたく思います。

昨年は親の病気や介護で何かと生活が慌ただしい一年でしたが、親の病や老いから「生きる」ということについて学ばせてもらっていると感じます。今年も、福祉や医療、地域の方々に助けていただきながら、心身ともに余裕をもち、心を鎮め、落ち着ついて仕事ができるように心がけていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

        雨上がりの空に大きな虹が! お正月に実家に帰って。IMG_2009 (2).jpg

2016.12.26 学び-ワークショップ他
ハンズオン・アドバンス講習会で自己調整とレジリエンスを学ぶ

あっという間にクリスマスも終わり、今年もあと5日となりました。

25・26日の二日間は、浅井咲子さん講師によるハンズオン・アドバンスクラス講習会を開催しました。このアドバンスクラスは、今年の6~7月に開催したハンズオン講習会で(前回の様子はこちら)、アドバンスクラスをぜひ!!という参加者の皆様のご要望により実現しました。

トラウマの影響から自己調整とレジリエンスを取り戻していくために、トラウマの生理学的理解を基礎に、神経系、内分泌系、免疫系にハンズオン(触れること)でアプローチする方法を学ぶこのクラスは、本当に興味深く、身体への知的好奇心、探求心も刺激され、とても満足いく時間でした。また少人数で学ぶクラスのため、和気あいあいとした雰囲気のなか、質問したいことがいつでも何でも聞くことができるのも有り難かったです。

この日、自分自身がでタッチを受けられることも楽しみにしていましたが、タッチはとても心地よく、すぐにストンと寝入ってしまいました。起きた時はスッキリ。毎晩、腎臓へのタッチを自分でしながら寝ていますが、やはり人にしてもらうと違います。タッチでしか感じられない身体感覚や変化はとても興味深いです。

昼休みなど参加者の皆さまとのお喋りも楽しく、一緒に学ぶ仲間がいることを有り難く思いました。遠方より大阪までお越し下さり、惜しみなく教えて下さった咲子先生、オフィスを貸してくださったHさん(今回は研究所が面接使用中のため)、参加者の皆さまにも感謝です。また来年も学べることを楽しみにしています。

             25日の帰り、クリスマスケーキをホールで奮発
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2016.12.18 学び-学会・研究会
CARE勉強会&EMDR勉強会

 17日の日曜日、午前はCAREトレーナー勉強会に参加するため、東京に行く予定をしていましたが、ちょうどこの日にEMDR東京勉強会があると知り、これはラッキーと勉強会のハシゴをしてきました

 CARE(ケア)トレーナー勉強会は初めて参加しましたが、改訂版マニュアルについて情報を教えていただきました。CAREプログラムの内容、進行などを振り返ることができてよかったです。CAREをよりわかりやすく、効果的にお伝えできるように・・努めていきたいと思います。

 夜はEMDR東京勉強会。講師の先生から、直近のトラウマ的出来事に焦点をあてる「R-TEP」について教えていただきました。講義の後には、お隣の方とロールプレイで練習をしましたが、実際にやってみるのは、わかりやすくて有難たかったです。

 勉強会か終わった後は、いそいでバス停留所へ。土曜日のうちに帰らなければならず、学生時代以来何十年かぶりに夜行バスに乗りました。
 ハードスケジュールでしたが、いろんな方々とお会いできて嬉しく、新しい知識を学ぶこともできた充実した一日でした♪

                斬新なツリー!? FullSizeRender (2).jpg

2016.12.11 日々のこと
12月の『心的外傷と回復』読書会は・・

あっという間に12月も三分の一が過ぎました。今日は晴れて気持ちのよいお天気でしたが、12月らしい寒い一日。

前回のブログから二週間がたちましたが、この間、外での活動では、11月末に保育所での保護者向け講座「イライラしない子育て」の講師を務め、先週末は京都に出向きアタッチメント・セミナーに参加しました。そして本日午後からは、『心的外傷と回復』女性のトラウマ読書会。今日は第8章の「安全」を読みあいました。

「安全」とは、身体の安全、環境の安全のことで、トラウマからの回復過程における最初の課題となります。回復の第一段階の課題「安全の確立」は、まず身体の自己コントロールに焦点をあて、次第に環境に焦点を移すと言います。睡眠、食欲、運動、PTSD(外傷後ストレス障害)のマネージメント、自己破壊的行動のコントロールなど身体のコントロールに始まり、安全な生活状況を樹立し、経済的安全をはかり、自己防御計画をたてることが課題となります。

「いかなる人も独りだけで安全な環境を打ち立てることは不可能である」ので、「適切十分な安全計画をつくるには社会側の支援が不可欠」です。外傷症候群は総合的な治療として、生物学的、心理的、社会的要素のすべてに対して行わなければならないと言います。

トラウマ記憶に取り組む前に、「安全を確立」し安定化をはかることの重要性と、そのためには社会的支援が必要であることを再確認しました。

ところで、読書会などグループや講座は、研究所のグループルームで行っていますが、今日はとても温度が下がっていたので、エアコンと暖房カーペットに加えて「ひざ掛け」も用意。下から体がポカポカ温まり、まるで皆でコタツに入っているようで、心もほっこり。寒さが厳しいときほど、人と一緒に温もるっていいなぁ~と、身も心も温まる時間でした。次回の読書会は来年一月です。

              アタッチメントセミナーの帰り、京都駅ビルから
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2016.11.25 日々のこと
11月25日は「女性に対する暴力をなくす撤廃国際日」です

 この2週間は、「女性に対する暴力をなくす運動」期間でした。
最終日の今日、仕事が終わった後、大阪のパープル・ライトアップを見に行きました(写真は下記です↓)。

 女性に対する暴力とは、夫・パートナーからの暴力(DV)、性犯罪、セクシュアルハラスメント、ストーカー行為、売買春など、女性や女児の人権を著しく侵害する行為です。

 1999年12月、国連総会では、11月25日を「女性に対する暴力撤廃国際日」として指定しました。この国際日に各国政府、国際機関、NGOに対して、この問題に関する世論を喚起するための活動を行うようにと促しています。

 日本でも毎年、11月12日~25日までの二週間を「女性に対する暴力をなくす運動」の期間として、内閣府をはじめとする関係省庁や地方公共団体でさまざまな取り組みが行われています。

 パープル・ライトアップもこの一つで、女性に対する暴力根絶のシンボルのパープルリボンにちなんで、この期間に全国各地の施設で実施されています。「ひとりで悩まず、まず相談してください」というメッセージが込められているとのこと。

 私にも何かできること・・をと、下記に相談窓口(公的機関)を紹介したいと思います。時々、「どこに相談していいかわからなくて・・」と遠方にお住まいの方からもお電話をいただくことがあります。電話相談の情報の一つとして、お役立て頂ければと思います。

【参考ホームページ等】 
●内閣府男女共同参画局  配偶者暴力被害者支援情報
            DV相談ナビ 0570-0-55210

●警察庁   各都道府県警察の犯罪被害相談窓口
       性犯罪被害相談電話設置一覧表

●法務省   女性の人権ホットライン  0570-070-810
        法テラス犯罪被害者支援ダイヤル 0580-079714  
        ストーカー被害ポータルサイト
      
●厚生労働省 児童相談所全国共通ダイヤル  189

【関連記事】
●DV   「DVを受けている女性を支える~家族、友人、知人として」
   
  DVを受けている女性を支える~なぜ逃げられないのかを理解する
     ドメスティック・バイオレンス(DV)家庭で育った子どものトラウマと回復

●性的虐待 「カウンセリングの窓から~性暴力被害への理解と対応を」

           大阪府のドーンセンターから。パープルライトアップIMG_1909 (2).jpg

           

2016.11.20 学び-学会・研究会
PCIT&CARE 合同研究会に参加しました

 11月19日(土)・20日(日)と白梅学園大学(東京都小平市)で開催された「第6回PCIT-Japan&CARE-Japan合同研究会」に参加しました。(PCITについてはこちら、CAREについてはこちらをご参照ください)

 一日目の大会シンポジウムのテーマは「PCITとCAREの共通点と相違点」。
 クリニック、児童相談所、児童養護施設と、それぞれの現場でのPCIT、CAREの実践と地域連携についての発表、そして指定討論と、刺激的な時間でとても勉強になりました。ポスター発表も皆さん各地域、各現場でそれぞれ工夫して実践されているんだな~と感動する思いで聞きました。

 二日目の今日は一日、PCITスキルのブラッシュアップのための講座を受講。
 実践的な内容で、復習と予習ができて整理になりました。子どもと親御さんに役立てていただけるよう、頑張ろう~と気持ちを新たにしました。いつもサポーティブな講師の先生、スタッフの皆さまに感謝。

  一日目は風邪を引きかけてしまい夜の懇親会は出れずに残念(夜は身体を温め指圧マッサージを受けて、翌日は無事復活!)。でも、休みの時間に関西から来られている方々とお話しすることができ、温かい交流が嬉しく、力づけられました。また再会できる日を楽しみに、日々の臨床にコツコツとりくんでいきたいと思います。

               気持ちのいい朝でした。白梅学園大学キャンパスより。IMG_1875 (2).jpg

  

 

2016.11.18 講師活動
『叱れない親、叱りすぎる親』、講師をつとめさせて頂きました

日中はいいお天気が続いています。
昨日は、京都府長岡京市中央公民館主催、家庭教育学級講座『叱れない親、叱りすぎる親』の講師を担当させて頂きました。

最近の親は子どもを叱らない・・と言われるけれど、親の方はどう叱ればいいの?どう叱っていいかわからない・・と不安を抱えています。また、叱りすぎる親も、自分ではよくないと思っていても、子どもが言うことをきいてくれなかったり、余裕がもてなくて、ついイライラして叱りすぎてしまう・・ということがあります。叱るってむずかしい・・けど、どうやって、しつけをしたらいいの? 
そんな親の不安が少しでも減って子育てが楽になるように・・・、という気持ちで、お話させていただきました。

前半は発達段階に応じたしつけのポイント、後半は子どもがいうことをきいてくれやすくなるコツとしてCAREプログラムのエッセンスを紹介。子どもが言うことをきいてくれやすくなるには、まず「子どもとのリードについていくコミュニケーション」を一日5分、意識してみること。コミュニケーション・スキルのポイントをロールプレイを通して学んでいただきました。

子どもは親の「関心」を必要としています。子どもに「ダメ」と叱っても、その行動が改善するよりむしろ悪化してしまうのは、誤った学習をしてしまうからです(=親が注目してくれる)。「繰り返す」「よい行動を褒める」等、ポイントを押さえたコミュニケーションを意識することで、関係が温かくなり、相互作用が改善して、言うことをきいてくれやすくなること・・など、お話させて頂きました。

参加者の皆さまは熱心に参加しくださり、ロールプレイも楽しんでいただけたようでよかったです!

この講座の紹介が今朝の京都新聞洛西版に掲載されました。子育てが少しでも楽になるヒントになってくれていたら・・・嬉しいです。

           温かい日差し、長岡京市の景色は静かで風情がありました。
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2016.11.13 グループ/講座
11月の『心的外傷と回復』読書会を開催しました

今日も朝からいいお天気。日中の最高気温は22.8度と温かい一日になりました。
午後は『心的外傷と回復』読書会。今日の読み合いは「第七章 治癒的関係とは」。

回復のための第一原則はエンパワメントであり、サバイバーが回復の主体でありつづけること、もう一つの原則は自己統御権、自己決定権を取り戻すことであると言います。

「回復は人間関係を網の目にしてはじめて起こり、孤立状態では起こらない。」と、他者との新しい結びを創ることも回復の基礎となります。

そしてこの章では、治療関係において起こる外傷性転移(来談者の情緒反応)、逆転移(治療者の情緒反応)について詳しく説明されています。どちらも良質の治療関係の発展を妨げますが、避けられません。なので予防のためには、クライエントと治療者双方の安全を保障するものとして、治療契約と治療者に対するサポートシステムが大切であると書かれています。

グループで話し合う中で、境界と柔軟性、一緒に話し合うことの大切さを再認識。協働するということについて整理することができました。私にとってこの読書会は、サポートシステムの一つになっています。支援者の方々と学び、体験を共有することで、また頑張っていこうと力づけられています。


次回は12月第二日曜日、回復の第一段階「安全」がテーマです。関心のある方はぜひご参加ください♪

※読書会について詳しくはこちら→支援者支援『心的外傷と回復』を読む~女性のトラウマ読書会のご案内
※トラウマと回復の段階について詳しいことはこちら→トラウマからの回復とレジリエンス・モデル~回復の三段階と8次元

                                     ミントとイタリアンパセリ、植え替えるとどんどん大きくなっています!すごい
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