- 2016.01.18 学び-ワークショップ他
- 第二回支援者のためのセクソロジー講座に参加しました。
昨日までの16・17日と、一泊で東京まで研修にいってきました。
HEARTカウンセリングセンター主催の第二回目「支援者のためのセクソロジー講座-相談において性を扱うということ」です。前回の第一回目の8月から、今日の日をとても楽しみにしていました。
「性」をテーマに扱うということで、スタッフの皆さまが「場」の安全に細やかな配慮をしてくださっていることが伝わる、温かい雰囲気に包まれての講座でした。
講師は、ポーランドご出身のダリュシュ・スコブロインスキー先生(哲学博士、心理学者、臨床セクソロジスト)。今回は「親密な関係での性にまつわる悩みや困難」をテーマに、性的障害についてDSMにもとづく定義や解説から治療まで、とてもわかりやすく丁寧に、そして熱心にお話くださいました。性的障害についての身体的側面から心理的側面まで教えて頂き、とても有意義な時間を過ごさせて頂きました。先生の講義を聞くなかで、専門的知識や理解が深まるだけでなく、人間全体への理解も深まったように思います。
自分自身の心や身体をありのまま受容し労わることが大切なように、性も「こうあるべき」ではなくありのままを受容することが大切なこと・・、性を大切にするには、心や身体、生活全体にも目を向けなければならないこと・・、危険な性行動もあることから安全であるよう性行動をコントロールすること・・、そしてパートナーへの敬意や尊重が親密な関係性の土台になることを、再認識しました。学ばせて頂いたことをまた臨床の現場で役立てていけるといいなと思います。
さて、お昼休みもマクロビオティックの美味しいお弁当とスタッフや参加者の皆さまとの交流で和気あいあいと、楽しく過ごさせていただきました。参加するごとに少しずつお知り合いが増えていくのは嬉しいです。講師の先生、通訳の先生、スタッフの皆さま・・そして参加者の皆さま感謝の気持ちでした。第三回目は今年の5月。次回も今から楽しみにしています。
ところで昨日は1月17日。阪神淡路大震災から21年がたちました。その日のこと、その直後に神戸にはいったときのことは今も忘れません。失われた尊い命に黙とうしました。
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2015年8月所長のブログ「臨床セクソロジー講座に参加しました」