- 2017.03.01 講師活動
- 女性のトラウマと回復、講師を務めさせていただきました
今日は、愛知県の女性問題相談員ネットワーク事業研修にて、「続 女性のトラウマと回復~女性のDV被害者の方のために、そして、とともに~」と題して講演を務めさせていただきました。
昨年3月初め、初めて伺ってから早一年。今年も講師としてお声をかけて頂き光栄です。昨年は、DV虐待の暴力の影響から回復するために「安全なコミュニティとのつながりを回復すること」をテーマにお話させて頂きました。
今年も、昨年のアンケートによるフィードバックを受けて、引き続き「安全なコミュニティへの生態学的橋渡しを考える」を目的に、「コミュニティ心理学的支援からみたコミュニティ介入」と「支援者の二次受傷とセルフケア」についてお話させて頂きました。100名近くの女性相談員さんが熱心に聞いて下さり、真剣なまなざしに、私もとてもエンパワーされました。
講師としての仕事をさせて頂く機会は、自分の臨床を相対化して振り返る機会になります。何を一番に伝えたいか、と考えていくと、日頃大事にしていることを再認識したり、不足していたことや他の選択肢に気づかされます。
大事にしていることは、安全、安心、つながり、そして信頼関係を築くこと。支援に答えはありませんが、当事者の方と共に、一緒に「回復への道」を見出していけるよう、試行錯誤しながらも、その過程を共に歩んでいければ・・と改めて思いました。
DV被害女性、DV家庭で育った子どもが安全に安心して暮らしていくために、コミュニティの資源が増え、充実していくことを願いながら、私にできることをコツコツと・・積み上げていけるといいなと思います。
私もまた頑張っていこうと力を頂きました。貴重な機会を頂きまして、ありがとうございました!
ご担当者の方のご尽力にも感謝いたします。
雨のなか、風情がありました。
帰りに立ち寄った名古屋城より