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所長のブログ~ただ今修行中

2022.12.27 日々のこと
今年もご支援をありがとうございました

今年も残すところあと僅かとなりました。
月日がたつのは本当に早いです。
今年中にやってしまいたいことやまだできていないことを考えると焦りますが、あきらめが肝心、優先順位で一つずつ・・と自分に言い聞かせ、心を落ち着かせています。余裕をもって一年を終え、新たな気持ちで新年を迎えられたらと思います。

さて、この一か月も相変わらず週末はオンラインのイベントが続いていました。
11月末はPCIT&CARE合同研究大会、12月はCAREのコンサルテーショングループ、子どものトラウマ・アセスメント研修会&TF-CBT(トラウマフォーカスト認知行動療法)トレーニング研修会に参加しました。
そして、研究所主催の月一回のオンライン女性のトラウマ読書会、本日はこれからオンラインのスタッフミーテイングです。

今日は先ほどまで年末の大掃除。日頃できないところをスタッフそれぞれが自主的にお掃除してくれ、研究所もすっきりさっぱり綺麗になりました! スタッフがお掃除上手で、感嘆します!
新年気持ちよくクライエントさんをお迎えできるようにと、惜しみなく力を出してくれるスタッフの姿に胸が熱くなりました。信頼のおけるスタッフと共に仕事ができることを幸せに思います。
寒いなか本当にお疲れ様でした。

新年早々には玄関の入り口の壁紙のリフォームがあります。
綺麗になった玄関でクライエントさんをお迎えできるのが嬉しいです。

さて、今年の仕事納めまであと2日。今年も周囲の皆様の温かなサポートやつながりのおかげで無事に活動を続けてくることができました。今年も大変お世話になりありがとうございました。来年も変わらぬご支援のほどよろしくお願い致します。

このブログをお読み下さっている皆様にも感謝いたします。
皆様もお身体にはお気をつけて、どうぞよいお年をお迎えください。


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2022.11.23 日々のこと
近況から~学会、授業、CAREワークショップ

今日は久しぶりの休日。老親の面会のため少し遠出しました。残念ながら雨でしたが、車中の窓から、赤オレンジ黄色・・と色づく木々、山の風景に季節を感じることができました。ブログもすっかりご無沙汰し、今年もあと一か月少しとなりました。今日は近況報告をしようと思います。

秋は学会シーズン。10月は毎年参加しているEMDR学会継続研修、久しぶりの日本心理臨床学会大会、日本臨床心理士会主催研修に参加しました。全てオンラインです。オンラインは手軽に参加しやすいというメリットはありますが、日常生活の延長線上にあるので、現場の空気感を肌身で感じられないのは残念です。でもオンラインだからこそ参加できた、というのもあるのでそれもいいかなと思います。

11月は、CNS(家族支援専門看護師)を目ざす院生さんへの後期授業、保護者向けCAREワークショップ、女性のトラウマ読書会を開催しました。

授業は非常勤講師として前期・後期と一コマずつ担当して早10年がたちました。今年は学生さんと対面授業。生でお会いしてコミュニケーションがとれるのは嬉しかったです! スタッフがオンライン参加で、初のハイブリッジ式?!でロールプレイも試みましたが、皆がこの場を楽しんで学んでくださったようで、私も充実感で満たされました。

保護者向けCAREワークショップは、初のオンライン。しかもママパパ講座として日曜日に開催しました。初の試みのため、参加者は三組とさせて頂きましたが、ママさんが受講できるようパパさんが子どもをあやしながらご参加くださり、頼もしく感じ入りました。子どもをあやしながらも「勉強になった」というお声も聞かせていただき、本当にこの企画を試みてよかった~とほっと安堵しました。
もちろんママさんもしっかり学んでくださり「子どもとのよい関係性(絆)を強めるスキル」を実践できる手ごたえを感じられたようで、よかった~と安堵しました。自信をもって子育てを楽しんでいただけるといいな~と思います。

当日は、私も含めスタッフ全3~4名でママパパさんをお迎えしました。温かいサポートを提供してくれたスタッフのみんなにも感謝の気持ちです。

今回のワークショップで、ママさんパパさんの反応を通し、CAREプログラムが本当に子育てに有用なプログラムであることを実感しました。子育て中の全ての親御さんに知ってもらいたいプログラムです。全国にCAREファシリテイタ―がいますが、これからもファシリテイタ―が増えて、一人でも多くの保護者の方にCAREプログラムが届けられますようにと願っています。また私たちもこの試みをどう今後につなげていけるか、考えていきたいと思います。CAREについて詳しくはこちらをご参照ください→CARE-Japan

書いていると長くなってきましたので、今日はここまでにしようと思います。
女性のトラウマ読書会では後期も前期に引き続き『身体はトラウマを記録する』を読み進めています。また研究所スタッフ読書会では今『心的外傷と回復』を読み進めています。何回読んでも新たな発見があります。こちらの本についてもいずれぜひ紹介したいと思います。

これから寒さも強まっていくと思いますが、皆さまも温かくしてお過ごしください。この季節の紅葉を少しでも楽しめますように。

今週のお花です
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2022.06.02 日々のこと
植え替え~季節の変わり目に

6月に入り、日中はずいぶん気温があがり暑い日が続いています。
この暑さで研究所ベランダの植物も土がすぐ乾くようになり、日々の水やりが欠かせなくなりました。花瓶のお花の持ちも短くなってきました。

さて、気になっていたモンステラの鉢植えをようやく植え替えました。せっせと手入れをしてくれているスタッフの知恵や手を借りて、本格的な夏が来る前にようやく終えてほっ。一まわり大きくなった鉢で、窮屈そうだった根も伸び伸びできて喜んでくれてそう。そうなると、元気がないオリーブやサンスベリアも気になりだしました。本格的な夏が来る前に、みな植え替えるとしましょう!

これから梅雨の季節、この気候に体調を崩しやすい方も増えているように思います。
皆さまもどうぞお身体のメンテナンスを大切にお過ごしください。

植え替え後のモンステラ。日が長くなり夕方もまだまだ明るいです。

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2022.05.10 日々のこと
2022年度がスタートして早一か月・・

2022年度がスタートして早一か月が過ぎました。連休中は片付けと冬物洗濯に明け暮れましたが、連休もあけ仕事中心の生活に戻ってきました。今週からスイッチ入れなおしています。

4月は、平日は研究所の活動と週末はオンライン研修の日々。
オンライン研修ではSRR
トレーニング「レジリエンスを育むのビデオ上映会、PCITParent-Child Interaction Therapy)初級ワークショップの一部にボランティア参加させて頂きました。

5月7日・8日はSRRトレーニングのアシスタントして参加。SRRは講師のキャシーとテレールが何万セッションという経験のなかで開発した発達トラウマへのソマティックなアプローチ法。アタッチメント理論、ポリヴェーガル理論、神経生理学的理論にベースを置きながら、レジリエンスと調整を目的としたアプローチを教えて頂き、大変感銘を受けました。
受講生の皆さまも熱心で、一緒によい時間を共に過ごさせていただき、心から感謝の気持ちでした。
モジュール3は9月、楽しみにしていたいと思います。

さて、研究所のほうでは今年新しくスタッフ2名を迎え新年度がスタートしました。
PCITでの親子支援を充実させるためフレッシュなお二人の力を借りながら、PCITに取り組んでいければと思います。

私自身まだまだ勉強不足、力不足を痛感しているのですが、PCITはセラピストもチームで取り組めるのがよいところ。チームメンバーに助けられ、力づけられながら、一緒に取り組みをすすめられるので心強いです。親御さんと子どもの笑顔を願って、今後も研鑽を積みたいと思います。

オンライン歓迎会は開いたものの、この2年間コロナ禍のなかスタッフでの会食ができていないのが残念。夏には、いや遅くともクリスマスには皆でリアルにワイワイとお食事会ができればいいのになぁ~と願っています。

このお花(名前?)も毎年花を咲かせてくれています!

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2022.03.31 学び-ワークショップ他
『安心感の輪』子育てプログラム

もう一つ、2、3月の活動報告です。
2月6日~3月27日までの毎週日曜日19時15分~、大阪彩都心理センター様主催のオンライン子育て教室『安心感の輪』(全8回)が開催されました。このたびご縁をいただき、コ・ファシリテーターとして参加させて頂きました。

ファシリテーターの竹田伸子先生と竹田享司先生の進行のもと、乳幼児の子育て真っ最中の三組の親御さんが『安心感の輪』について学びながら自分自身を振り返り、熱心に参加されていました。親御さんが真摯に学ぶ姿に感銘を受けながら、私自身にとっても学びの深い時間となりました。本当にありがとうございました。

この『安心感の輪』子育てのプログラム(COSP)は、子どもの発達にとって重要なアタッチメントの視点を養育者にわかりやすく伝え、関係性をよりよくしていくためのものです。数十年のアタッチメント研究に基づいて作成されています。アタッチメントは生涯大切なものですので、多くの養育者に届けられるように拡がっていけばいいなと思います。

大阪彩都心理センターでは今年度の参加者を募集されています。関心のある方はぜひこちらをご覧ください。→★
『安心感の輪』子育てプログラムに関心のある方はぜひこちらをご参照ください。→★

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2022.03.27 グループ/講座
2、3月の活動報告~講師活動、SE™トレーニング、読書会、内部研修

あっという間に今年度も終わりです。
毎日朝晩、戦争のニュースが気になり目が離せません。安全と平和を祈りつつ、昼間はその日一日の予定に合わせて行動することであっという間に一日が終わってしまいます。ブログも久しぶりとなってしまいました。

2月は講師の仕事が二件。2年ぶりにCARE専門家向けワークショップ開催。少人数でしたので対面にて福祉職の皆様にCAREプログラムをお届けしました。数年ぶりに兵庫県の女性相談員さん向けスーパーバイズ研修にも行かせて頂きました。こちらも少人数でしたので対面で。
オンライン研修もいいですが、やはり対面で直接お話ができるのは嬉しかったです。貴重な機会をいただきありがとうございました。

3月前半は関西SE™中級トレーニング。今回もオンラインでのトレーニングとなりましたが、講師の先生、オーガナイザーの皆さま、アシスタントの皆さま、受講生の皆さまと共に充実した学びの時間をもたせて頂きました。皆様に感謝です。私自身、アシスタントとしてもっと成長できるように努めていきたいと思います。次回秋には対面のトレーニングで皆様とご一緒できることを心待ちにしています。

女性のトラウマ読書会も3月第一日曜日に最終回。『別れる?それともやり直す?カップル関係に悩む女性のためのガイド』は女性をエンパワメントする姿勢が貫かれ、とても勇気づけられる本でした。でも一人では最後まで読破できなかったと思います。共に学ぶ仲間、参加者の皆さまがいたからこその学びの時間となりました。ありがとうございました。また次年度の読書会も楽しみです。

そして26日の晩、今年度内部研修の締め括りは浅井咲子先生のグループコンサルテーション、オンラインにてご指導いただきました。咲子先生が開発された神経自我統合アプローチ(NEIA)を元に理論からアプローチまで、たくさんの臨床のエッセンスを学ばせて頂きました。
咲子先生とは一年ぶりにお目にかかれ嬉しかったです。こうしていつも温かくご指導・ご支援いただけることに心より感謝の気持ちです。

あと数日で3月も終わります。3月、4月は別れと出会いの季節。皆様方にとってよい節目の時間となりますように心よりお祈りいたします。

シクラメン、今年も綺麗に咲いてくれました♡
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2022.01.12 トラウマ
2022年仕事始め&オンライン始め

寒さが厳しくなってきました。
先週1月6日は仕事始め。コロナ感染状況が気になる年明けでしたが、無事にクライエントの皆様とお会いでき、ほっとする気持ちでスタートできました。そして7日は今年のオンライン始めでした。

7日・8日は「IFS、トラウマ、神経科学~トラウマを超越する」オンライン講座、9日は研究所主催の女性のトラウマ・オンライン読書会、10日は「レジリエンスを育む」オンライン講座に参加しました。


★「IFS、トラウマ、神経科学~トラウマを超越する」講座の講師はハーバード・メディカルスクール出身でIFSトレーナーのF・アンダーソン博士。アンダーソン先生は精神科医でセラピストでもあることから、神経科学の知見を踏まえながら、IFSについてとてもわかりやすくお話くださいました。

IFS(Internal Family Systems)は内的家族システム療法のことで、リチャード・シュワルツ博士によって開発されました。IFSでは心は複数の部分(パーツ)によって成り立つというモデルを使用します。私たちは皆、相互交流する無数のパーツがある内的システムを持つと考えます。そして皆にパーツではない核となるSelf(本質というべきもの)があるとし、リソースとなるセルフを感じながら、パーツのニーズに対応していくアプローチです。

アンダーソン先生の講義はとてもわかりやすく、質疑も明解で、時にはユーモアを交えながら楽しくIFSについて学ぶことができました。エクササイズやデモもあり、IFSはなんと受容的で優しく温かいアプローチなんだろうと実感しました。人への共感と思いやり、そして信頼を土台にしているアプローチに心から感銘を受けました。これからもぜひ引き続きIFSを学んでいければいいなと思います。まずはアンダーソン先生の次回の最終講義をとても楽しみにしています。


★「レジリエンスを育む」講座の講師はSE™シニアティーチャーのキャシー・ケイン博士と愛着の専門家スティーブ・テレール博士。今回の講座にはアシスタントして参加させて頂いています。

この講座も、とても人に優しく、温かいものでした。「トラウマの癒し」にとって、まずは「安全であること」を強調されていましたが、安全とはどういうことか、セラピーの場が安全であるためにセラピストはどんなことを大事にする必要があるのか等、理論的にも臨床的にも大変学びになりました。特に発達トラウマについて神経生理学的理論の基礎から学ぶことができました。次回もとても楽しみです。

初めてキャシー・ケイン博士の講義を受けたのが2014年。SEの仲間と一緒に、ロサンゼルスに三度足を運んだことがとても懐かしく思い出されました。今もまた、こうして先生方やSE™を共に学んできた皆様と再びつながれることをしみじみと有難く感じます。


オンラインだからこそ学べ、再会し、つながる機会がありますことに感謝の気持ちを持ちながら、学んだことを活かせるように、コツコツと日々の臨床の時間を大切にしていきたい思います。


★関連図書
内的家族システム療法スキルトレーニングマニュアル』フランク・G・アンダーソン、マーサー・すうぃーじ、リチャード・C・シュワルツ著、浅井咲子・花丘ちぐさ・山田岳訳、岩崎学術出版社。
レジリエンスを育む~ボリヴエーガル理論による発達トラウマの治癒』キャシー・L・ケイン、スティーブ・J・テレール著、花丘ちぐさ、浅井咲子訳、岩崎学術出版社。

★関連記事
ブログ「タッチスキル・トレーニングに参加しました」2014年
ブログ「タッチスキル・トレーニングに参加しました~その2」2015年
ブログ「内的家族システム療法(IFS)入門講座に参加しました」2019年

年末蕾だった菊がきれいに開花しました
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2022.01.05 日々のこと
新年あけましておめでとうございます

2022年、今年も無事に年が明けました。
皆様はいかが新年を迎えられましたでしょうか?

今年は運よく、何年かぶりに初日の出を見ることができました。
白々と空が明るくなり、雲の上からようやく顔を出した初日の出。その光は神々しく、敬虔な気持ちで初日の出を拝みました。
2022年はコロナ禍が落ち着き、安全と平和と希望へと向かう佳き年となりますように。

元旦の日、初詣から帰宅後、何か映画でも見たいな~とNetflexでたまたま目に留まったのが『日々是好日(にちにちこれこうじつ)』。この映画を観て「人生には山あり谷あり、うまくいかない日も辛い日も悲しい日も、嬉しい日も・・いろんな日があり時は流れていくけれど、それでも変わらぬ日常があることは有難いこと・・」と、しみじみと人生を振り返り、今生きていることに感謝する気持ちになりました。

日々是好日、今年はこの言葉を心で反芻しながら、雨の日も晴れの日でも、どんな日でもかけがえのない一日として、大切に過ごせるように心がけていきたいなと思います。

今日で一週間の休みも終わり、明日が今年の仕事始め。
与えられた仕事に感謝し、一つ一つを丁寧に取り組んでゆく所存ですので、
本年もどうぞよろしくお願い致します。

上手く写真が撮れませんでしたが、大阪から見る初日の出。
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