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所長のブログ~ただ今修行中

2019.11.10 トラウマ
10月、11月のトラウマ読書会は・・

朝夕と冷えこむ季節になりましたが、この一週間、いいお天気が続いていて嬉しいです。今日は日差しが暑いと感じるくらいで、外を歩くのがとても気持ちよかったです。

今日の午後は『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』女性のトラウマ読書会。10月の読書会の報告は書きそびれましたので、今日のブログと一緒に書き残しておきたいと思います。

10月13日の読書会は「子育てと親業」(292-312頁)がテーマでした。
子育て、親業(親になることを学ぶ)は大変な仕事です。サバイバーにとっては、子どもとの触れ合いを通して、虐待を受けたのは自分のせいではなかったと知ったり、自分を癒す動機とも支えともなる一方で、子どもと接することで未解決の感情が湧きあがることもあります。昔の記憶が刺激されたり、自分の傷つきやすさを思い知らされるかもしれません。本書では「自分の強さや弱さと向き合う」「境界線を引くこと」「子どもたちを守る」「家族や加害者への対応」「我が子が虐待されたら」「子どもを虐待してしまったら」など、丁寧に親業について書かれています。

「子どもたちを守る」では、自分を守る方法を教えるプログラムにも触れられていましたので、以前、女性ライフサイクル研究所で実践していた「性的虐待防止教育」のことを思い出し、紹介させて頂きました。その取り組みについては一冊の本にまとめていますので、関心がある方にぜひ読んでいただければ嬉しいです(最後に紹介します)。


本日11月10日の読書会では「実家との関係」(313-337頁)を読み合いました。加害者が家族の一員である場合や、親きょうだいがあまりに支えにならなかったり批判的な場合、「実家との関係」を維持できなくなってしまいます。また自分の居場所を失う不安に直面してしまいます。
「親族に味方がいるなら」「親族との関係を見直す」「基本的なルールを決める」「限界設定の波紋」「加害者とどう接するか」「気持ちに区切りをつける」など、サバイバーが直面しうる問題についてどう対処すればよいか具体的に書かれています。「時間をかける」ことが大切である一方で、とても辛いことですが「幻想を捨てる」ことも必要となってきます。癒しのために一番大事なことは「自分のニーズを大切にすること」「自分に役立つことをすること」「自分で選択すること」と述べる、著者がサバイバーに寄り添う一貫した言葉はとても力強いです。

日曜日のひと時、温かい暖房カーペットにほっこりしながら、学びを参加者で共有することができてうれしく思います。
次回は12月8日、皆様のご参加をお待ちしています。→詳しくこちら★

【関連図書】
『新版:子ども虐待(いじめ)の防止力を育てる~子どもの権利とエンパワメント』村本邦子、西順子、前村よう子著、三学出版発行。

秋らしいお花ではないのですが、「綺麗ですね~」と声をかけて頂き嬉しかったです。
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2019.09.23 トラウマ
9月の女性のトラウマ読書会は・・

先週末から急に半袖では肌寒く感じるようになりました。久しぶりのブログです。

9月の女性のトラウマ読書会では、『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』の第三章「行動パターンを変える」の一つテーマ「セックス」を読みあいました。

「本章で紹介される性的感性(セクシュアリティ)についての見解は、同性愛であれ異性愛であれ、すべての女性に当てはまります。(略)性的な癒しを必要としているのはサバイバーだけではありません。私たち女性は、健やかで、自分を大事にした性的感覚を育みににくい文化に生きています」と著者は冒頭で述べていますが、女性が自分自身のセクシュアリティについて考え、見直すために役立つ内容が書かれています。

フラッシュバックが起こったり、恐怖心を抱いたり、虐待が繰り返されるなどトラウマの影響について理解し、どのようにすればよいか、具体的な行動の指針も示されています。虐待的な関係のパターンを変え、パートナーとの関係を時間をかけて育んでいくことについても、とても丁寧に書かれていると思いました。

皆で読みあうことで、セクシュアリティについて考えることができて貴重な時間でした。

次回は10月14日は「子育てと親業」がテーマです。
関心のある女性の皆さんのご参加をお待ちしています。
詳しくはこちら→★

スタッフからの差し入れ。素敵なお花のおすそ分け、ありがとう♡
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2019.07.16 グループ/講座
7月の女性のトラウマ読書会は・・

7月14日日曜日午後は『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生き抜く女性のためのガイドブック』を読む、女性のトラウマ読書会でした。

今回の読みあいは「親密な関係」がテーマ。
親密な関係とは、「信頼、尊敬、愛情、そして深い共感を基盤とした人間どうしの絆です。私たちは恋人やパートナー、友だちや家族と関係を作りながら、互いに思いやることを学びます。」と著者は言います。

いい人間関係とはどういうものか、どんなリスクがあるのか予測すること、信頼することを学ぶこと、他者との距離、境界線、対立したときはどう対処するか、与えることと受け取ること、悪い関係を見分ける、楽しむこと・・等について、説明しながら具体的な方法を紹介しています。

試行錯誤により信頼を学んだというサバイバーの言葉は、力強く印象に残りました。
「私は他者を、自分を、世の中を信頼することを知らなかった。・(略)・・自分をもっと理解し、受け入れ、自分に責任を持てるようになるにつれて、自分次第で現実を変えられることがわかってきた。信頼するに値する時と人と場所があるのだ。良きも悪しきも、来るものはすべて受け入れなければと思い込んでいたが、そうではなかった。選択の余地がなかった三歳の頃はそれも真実だったが、三十代の私は、初めて本当に自分の人生を歩き始め、選択し始めたのだ。はじめは混乱したが、時とともに上手になっている。」(243頁)

親密な関係について考えてみたい、見直してみたいという方にはぜひご一読をお勧めしたいと思います。
私自身も親密な関係について振り返る機会になりました。「信頼、尊敬、愛情、深い共感を基盤とした人間どうしの絆」を大切にしていきたいなと改めて思いました。

読書会は来月はお休みさせて頂きます。次回は9月、関心のある皆さまのご参加をお待ちしています。

                  スタッフから差し入れのランが素敵です♡
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2019.06.11 グループ/講座
6月の女性のトラウマ読書会は・・

先日の日曜日、6月9日は『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』を読む、女性のトラウマ読書会でした。今回は「自分の身体」(220-237頁)を読みあいました。

身体への嫌悪を、愛情に変える、
解離状態から身体に戻る、
無感覚から感じることへ、
身体の声に耳を澄ます、
身体を動かす、
不眠、
病んだ身体をより健康に、
嗜癖から自由になる、
摂食障害、
自傷行為から自助へ、
護身術、

・・どの項目も、自分の身体とのつながりを回復するために大切なことです。「不眠で苦しんでいるとき、やってみること」「身体とつながるためのエクササイズ」など、身体を大切にするヒントがたくさん紹介されています。

本書を読んで、私にとっては、身体を大切にするためにはまず「時間」が必要だと思いました。身体とつながるためには「今、ここ」で、身体に意識を向ける必要があります。でも、一日のうち実際に身体に意識を向ける時間はなんて少ないことか・・。唯一、身体に意識を向けているのが、朝10分、寝る前15分のヨガの時間かな(もちろんできない日もありますが)。「美味しい~」とゆっくり味わってご飯を食べる、「あったまる~」とゆっくりお風呂に入る、地に足つけてしっかり歩く・・等、日常生活の中で、その「瞬間」を大切に、もっと身体に注意を向けて大切にしてあげたいなと思いました。

読書会でのシェアリングの後、実際にエクササイズを皆でやってみました。少しの時間でしたが、心拍が落ち着いて、重心が下に下がると、眠気も感じました。一人でするのもいいですが、皆で一緒にするエクササイズもいいなぁと温かい気持ちになりました。

次回、7月14日は「親密な関係」
関心のある女性の皆様のご参加をお待ちしています♡

女性のトラウマ読書会について、詳しくはこちら→
                      
                   今週のお花。百合が大きい!
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女性のトラウマ読書会について、詳しくはこちら→


2019.05.12 グループ/講座
5月女性のトラウマ読書会は・・

今日の大阪の最高気温は29度、真夏日となりました。今日の午前はスタッフカンファレンス、午後は『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』を読む、女性のトラウマ読書会でした。

今日は第三章「感情」を読みあいました(202-219頁)。

「感情は毎日の出来事の反応としておきます。脅やかされれば怖いと感じ、誰かに傷つけられれば心が痛み、腹が立ちます。安全で要求が満たされれば満足します。これは自然な反応です。常に自分の感情を認識し理解できるわけではありませんが、感情は確かに存在しているのです。」

しかし、子どもの頃に、自分の愛情や信頼感が裏切られ、苦しみ、怒り、怖れが大きいと、生き残るために感情を抑えつけてしまうことから、この章では、感情をどのように取り戻すか、感情に気づくか、また感情をどう伝え、どう感情を扱っていくかについて、わかりやすく丁寧にしめされています。

「感情を知るエクササイズ」「感情解放エクササイズ」、怒りを間違った方向にむけないための「非暴力に生きる方法」、気持ちを静めるための「自暴自棄に陥っているときにすべきことリスト」作り等、感情に気づき、感情を大切に扱う方法が具体的に紹介されているのもいいなと思いました。サバイバー女性たちの声、さまざまな工夫は、きっと読者をエンパワーするものだろうなと思います。

著者は「誰にでも感情は必要です。感情は洞察を深め、賢い選択をするために有効なメッセージです。たとえどんなに辛い感情であっても、感情は自分の内面で何が起きているか、人生のさまざまな状況にどのように対応したらよいかを教えてくれる味方なのです」と言います。
特にネガティブと言われる感情に気づくこと、扱うこと、表現することも難しいものですが、自然な感情をメッセージとして聞き取り、感情を味方にしたいものだなぁと、今日は感情の大切さを再確認しました。

次回6月は「自分の身体」がテーマです。
関心のある女性の皆様のご参加をお待ちしています!

女性のトラウマ読書会について、詳しくはこちら→

                                  今年もたくさん花を咲かせてくれました!
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2019.04.14 グループ/講座
2019年度4月女性のトラウマ読書会は・・

今日は雨。
桜も葉桜になってきました。桜の開花からこの二週間、春を感じ楽しませてくれてありがとう♡と桜に感謝の気持ちです。また今朝外にでたとき思わず新緑の匂いが・・。まだ肌寒いですが、新緑が芽吹くこれからの季節も楽しみです。

さて新年度が始まり、今日は最初の読書会。
『生きる勇気と癒す力』第三章「行動パターンを変える」に入りました。
本書はサバイバーの自尊心を高めるために書かれたものですが、特にこの章では「自分を好きになれるよう具体的な手助けを提供します」と言います。今回はp184-201「自己変革の過程」「自尊心と内なる力」を読みました。

「自己変革」とは何かというと、その基本は・・
☆変えたいと思う行動パターンに気づく
☆その行動パターンが生じた理由を考える
☆自分が過去にしたことに対して共感する
☆現在の自分にあった新しい方法を見つける
☆支援を得る
☆何度もやってみる
☆あきらめないで続ける

自己変革とは自分の人生を変えるために新たな行動の選択をしていく事。しかし恐怖心や習性が障壁になるといいます。そういうときは「自分に優しく、気長に待ち、自分の力を評価して、自分を褒めよう」と著者は力づけます。

また「自尊心と内なる力」の頁では「自分の価値を認めることは女性にとって基本的な課題」と言っています。
そして自分の価値(自尊心)を認めるために「内面化された自己嫌悪」を変革する具体的方法が紹介されています。

☆自己嫌悪が起こるきっかけとなった考えや事柄を見極めましょう
☆これが馴染み深い感情かどうかを自問しましょう
☆はじめてそう感じたときのこと、初めて言われたとき(否定的な言葉)のことなどを思い出してください

自己否定の源を特定するだけでも自己嫌悪に歯止めがかける劇的な効果があると言います。

☆否定的な自己イメージにはれっきとして原因があることを認識し、偽りのイメージを拒絶し、自分への自己肯定の言葉を言うだけ言ってみましょう(たとえ心から信じられなくても)。


「自分が大嫌いだ」「私にはそんな価値はない」「私にはとてもできない」「完璧であらねば」「何をしても不十分」「やってみる価値はない」「私の望みはとるに足りない」というセリフを、「わたしは大切にされる価値がある」「私は自分が好きだ」「私は愛される人間だ」「私は自分の知覚を信用できる」などと声に出して言葉にすること、自分のいいところを絶えず肯定することを薦めています。

「少なくとも一日一度、自分のために何かすてきなことをしましょう」と自分を慈しむ方法の具体例もわかりやすかったです。例えば「私はお寿司が好きだから、よく寿司屋にいく」「週末になると気に入った場所にでかける」「紅茶を入れて寝ながら本を読む」「部屋中に自己肯定の言葉をはる」「大好きな映画をみたり本を買う」などです。

セルフケアは自己の価値や自尊心を高めるためにも大事なものなのですね。
「一日一度、自分のために何かすてきなことをする」、私自身も意識して行動してみたいと思いました。今日の午前中は美容院に行き、掃除をして、ランチは自分の好きなメニューを作ったこと、これもそうかな。久しぶりの休日、とても満足しました。

毎日一言自己肯定の言葉を自分に言う、自分を慈しむ方法を実践する、行動してみたいです。
来月もどんな言葉に出会えるか、楽しみです。

女性のトラウマ読書会についてはこちら→

                                                    花屋さんで見つけた吉野の桜も葉桜に・・
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2019.03.18 グループ/講座
3月のトラウマケアグループ、女性のトラウマ読書会は・・

寒い日が続いています。一雨ごとに暖かくなると言いますが、暖かくなるのが待ち遠しいです。

17日日曜日は、グループの日でした。
午前中はトラウマケア・グループの最終回でテーマは「思考と感情を統合する」。トラウマ反応である「圧倒するような感情」と「感情を切り離した知性化」を象徴する2枚の絵を描き、この2枚の絵を使って「感情と知性を統合する」3枚目の絵を描きました。一見難しそうに思うような内容ですが、アートプログラムに添って描いていくことで、ユニークな何かが生まれてくること(創造されること)がとても興味深いです。創造のプロセスで自己受容的、共感的な「気づき」が生まれてくることにも感動しました。

午後は『生きる勇気と癒す力』女性のトラウマ読書会は第二章「精神世界-魂を癒す」「心の決着と前進」を読みあいました。感じたことを互いに語り、共有することで本書の内容が消化されて自分のなかに入っくるように思います。

「癒しにつながる精神世界とは・・、孤立感とは正反対のもの、生への情熱、他と繋がっているという感覚、自分が世界の一部であると感じること」「癒され、健やかな自分を感じたいと願うこと、これが魂の営みです」と著者は言います。月一回のグループですが、女性と共に共有する時間は「つながり」を感じられる貴重な時間であることを改めて感じました。

女性のトラウマ読書会は、次年度も続きます。また4月以降の予定をアップしますので、ご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。

              ヒアシンス、とっても香りがふんわり漂います♡
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2019.02.11 グループ/講座
2月のトラウマケア・グループ、女性のトラウマ読書会は

寒い日が続いています。昨日日曜日は、2月のグループディ。
いいお天気でしたがグループのお部屋は冷え込み、暖房は空調の他にもホットカーペット、電気ストーブ、ひざ掛けも使って温かくして過ごしました。

午前のトラウマケア・グループの今月テーマは「喪失と発見」。
トラウマには喪失が伴いますが、人々はショックや否認のために喪失を認めないか十分経験することが難しいものです。しかし否認がゆっくり減少するに伴い、徐々に喪失を認め、受け入れやすくなります。喪失が確認され、受け入れられると悲嘆の過程が始まります。この過程には「自己共感」がとても重要と言います。今回のアートワークでは、喪失を認め、自己への共感を高めるためにグリーティング・カードを作りました。

まず準備では、自分と同じようなトラウマを体験した人をイメージし、喪失に名前をつけ、その人に贈る言葉や伝えたいメッセージを考えます。そのあと、アートワークでは真っ白いカードの表紙に、心地よく、希望に満ちたイメージを想像して、水彩絵具を使って描いていきます。水彩なので、紙に絵具がにじんだ感じがとても優しい感じです。カードの表紙ができあがった後は、カードの内側に自分に宛てたメッセージを書きます。

このアートワークを皆でシェアすることで、場が温かい雰囲気に包まれていきました。プログラムにそって考え、イメージし、カードを作成することを通して、自分自身にも温かく肯定的な共感の気持ちをもてることに、とても感動的しました。温かく希望に満ちたワークでした。

午後の読書会では『生きる勇気と癒す力』第二章「癒しの過程」の「打ち明け、対決すること」「許しは必要か」の読みあいをしました。このテーマのなかで、著者は繰り返し「自分のために」と説明しています。打ち明け、対決するにせよ、しないにせよ、一番大事なことは「自分に焦点をあてて自分のために考える」ことだと理解しました。印象に残った言葉を少し紹介しましょう。

「真実を打ち明けたり、対決するのに正しいという手順というものはありません。打ち明ける時期や方法、そしてそれを実行に移すか否かも人それぞれです。けっして無理はしないようにしましょう。虐待者との対決や家族との対話は、癒しの過程に不可欠ではありません。何をするにしても、自分のためにしましょう。」(146頁)

「癒しのさまざまな段階について話をする際、必ず許しについて聞かれます。癒しにとって唯一必要なのは、自分自身に対する許しです。」(163頁)

午前のグループの「喪失」というテーマも、午後の「許し」というテーマも、共通して大切なのは、自分自身への共感や共感的理解なのだなと思いました。

次回3月の読書会の読みあいは「精神世界~魂を癒す」「心の決着と前進」です(169-182頁)。
詳しくはこちらをご覧ください→

                 シクラメン、3年目。今年も花を咲かせてくれました!
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2019.01.26 グループ/講座
1月のトラウマケア・グループ、女性のトラウマ読書会は・・

寒い日が続いています。先週日曜日は1月のグループディでした。

午前の「女性のトラウマケア・グループ」の今回のテーマは「怒りを確認する~怒りを認め、耳を傾ける」。アートワークでは、怒りを認め、安全に調節できるよう、写真(雑誌の切り抜き等)を使ったコラージュを行いました。
午後の『生きる勇気と癒す力』読書会でも、喪失と怒りがテーマで、第二章の「喪失を嘆く」「怒りは癒しの支柱」の読みあいました。

午前のトラウマケア・グループの資料では、怒りについて次のように説明しています。
他の感情と同じように、怒りを経験するのは普通のこと。人や自分を傷つけない限り、怒りを表現するのは健康的なことです。人々の生活のなかで生産的な変化を促してくれる動機付けとなり得ます。また怒りはトラウマを受けた不当に対する典型的な反応です。しかし感情的なコントロールを失うことの恐れから、人は怒りを認めたり表現するのを怖がることがあります。人を拒絶することや傷つけることを怖れるために怒りを抑えることもあります。

私もアートワークにチャレンジしましたが、「怒り」をイメージするなかで気づいたことは「怒りとは境界線について教えてくれるもの」。怒りは「ここまで」という自分の境界線を教えてくれて、自分自身を守ってくれるものと実感しました。怒りの感情を認め、耳を傾けることで、よりよい変化へと促すものとしていければいいなと思います。

             佳華。寒さに強いとのこと。どんなお花が咲くのか楽しみです。
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2018.11.11 グループ/講座
11月のトラウマケアグループ&女性のトラウマ読書会は・・

今日もいいお天気。午前は今月からスタートした「女性のトラウマケアグループ」、午後は『生きる勇気と癒す力』を読む女性のトラウマ読書会でした。

2019年度後期のトラウマケアグループでは、感情を理解し、感情をコントロールすることを目的に、さまざまな感情をアート・プログラムに添って表現します。アートワークの後は、SE(ソマティックエクスペリエンス)の手法を用いながら「今、ここ」の身体感覚に注意を向けて、心と身体のつながりへの気づきを高めます。
第一回目の今日は、感情を風景で表現することを通して「感情を認め、感情が変化すること」を理解し、体験しました。

午後の『生きる勇気と癒す力』読書会では、第二章「癒しの過程」の「それは本当に起きたこと」「沈黙を破る」を読みあいました。癒しのためには虐待が実際に起きたことと信じること、そして沈黙を破ることが必要となりますが、サバイバーの多くにとって難しいことと著者は言います。しかし、その困難をどんなふうに癒しへとプロセスをすすめていくことができるのか、サバイバーの声を紹介しながら、わかりやすく解説されています。

トラウマケアグループも読書会も、グループで共有する、分かち合うという「つながり」が孤立感を和らげエンパワーしてくれるものと感じます。心地いい時間、学びの時間に感謝です!

                  花弁が可憐でかわいい
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