- 2025.08.17 トラウマ
- IFS(内的家族システム)へのお誘い
2025年8月9日、IFS(内的家族システム)公式レベル1トレーニングを修了しました!
7月6日~11日までの京都での対面トレーニング(→★)と、その後に続く18・19日、8月4日~9日までのオンラインでのトレーニングを経て、全14日間89.5時間のプログラムを修了いたしました。
日本初の公式トレーニングに参加でき、無事に修了できたことに心より感謝の気持ちです。
一週間が経ちましたが、私のなかでまだその余韻が残っています。
トレーニングでトレーナーの先生、プログラムアシスタントの皆さまのサポートのもと、参加の皆さまと共有した温かいつながりは私の身体に落とし込まれ、思い出すといつでもそこに戻れる感覚、という感じでしょうか。
心理療法でいう「変容」の体験といえるかもしれません。
いま、日常の生活を送るなかで私の内なるパーツの声に耳を傾けながら、セルフ主導でいられるように努めているところです。
ここで少し、IFSとは何か、簡単に紹介させていただくと・・、
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IFS(Internal Family Systems:内的家族システム)は、リチャード・シュワルツ博士が開発した心理療法で40年近い歴史をもちます。
家族療法の臨床家だったシュワルツが、クライエントの内的対話に注目し、家族システム理論を「心の内部」に応用する形でIFSを構築しました。
IFSでは、内的システムについて下記の前提で捉えます。
・心には複数の副人格(パーツ)が存在するのは自然なことである
・すぺての人にはセルフが備わっている(ポジティブな資質、本質的な知恵など)
・トラウマや愛着の傷により、パーツは望まない役割(重荷を背負っている)を強いられる
・パーツはよい意図をもっている
・成長するにつれて、パーツは内面で相互作用し複雑なシステムを形成する
・内的システムの変化は外的システムにも影響を与え、逆も同様である
IFSセラピーでは、パーツの声に耳を傾けて、セルフとの関係性を育み、パーツが重荷(トラウマや愛着の傷)から解放され、セルフとパーツからなる内的システムが調和し協力できるようにサポートします。
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さて、話をトレーニングに戻します。
オンライントレーニングの講師ヘギョン先生は、IFSは「関係性」を大事にするセラピーと強調しておられました。特に、セルフとパーツのよい関係性を築くことが大切で、内的システム内でよい関係性ができれば、それは外との関係性(人との関係)にもつながっていくということでした。
IFSトレーニングに参加したのは、IFSセラピーを学びトラウマ臨床に活かしたいという意図からでしたが、意図をこえて、先生や参加者の皆さまとの温かいつながり、セルフのエネルギーのなかで、「関係性」の大切さを身体で体感できたことが大きな収穫であり、ギフトです。
IFSの探求はこれからも続きます。
受け取ったギフトを大切に、周りの人々に伝えてゆければと思います。
※IFSについてもっと詳しく知りたい方は、こちら↓。
日本IFSネットワーク
IFS Institute
トレーニングから受けとったギフトを描いてみました!
(オープンハート、セルフエネルギー、つながりの3つ。
セルフエネルギーで心がオープンになり、他者とつながれる)![]()





