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所長のブログ~ただ今修行中

2024.02.03 講師活動
子どもとのよい関係を育む子育て講座、PCITトドラーの子育てスキル

令和6年能登半島地震の発生から一か月が経ちました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。甚大な被害と今もなお厳しい生活を余儀なくされていることに胸が痛む思いです。被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

活動報告です。
2月2日金曜日は東大阪市にある「若江岩田みんなのひろば・きらりっこ」にて、「子どもとのよい関係を育む子育て講座~PCITからエッセンスを学ぶ」の講師を務めさせて頂きました。

ご参加くださったのは、乳幼児さんの子育て中のお母様6名。内容は、0-3歳までの乳幼児を育てる親御さんに使っていただけるよう、PCITのエッセンスとして、子どもとのよい関係を築くためのPRIDEスキルと乳幼児さんの感情調整を助けるCARESスキルを中心に、ロールプレイでの練習もいれながらお話させていただきました。

初めて話すテーマに「話が長くないかな・・」とドキドキしながら「親御さんにぜひ伝えたい!」という思いで臨みましたが、参加者の皆様がウンウンとうなづき、熱心な眼差しで私を見て話を聞いてくださっているのが伝わり、とても勇気づけられながら話をすすめることができました。一期一会の出会いですが、お母様の反応も聞きながら対面でお話させていただけて、とても有り難い気持ちでした。

講座の後のアンケートでは「わかりやすかった」「ぜひやってみたい」と肯定的な感想をお寄せくださっており、ほっと嬉しい安堵感。親子の温かい関係を築き、子どもの心の土台を育て、子育てが楽になるPCITの子育てスキルが、少しでも役にたてていただけると嬉しいです。

講座の前には、「きらりっこ」の親子の遊びの場に少し入らせて頂きました。地域に親子で自由に遊びに来れる場があるのはとてもいいなと、とても温かい気持ちになりました。「きらりっこ」のスタッフの皆様、このような機会を頂き、本当にありがとうございました。

PCITトドラーに関心がある方は、ぜひ『1日5分!PCITから学ぶ0~3歳の心の育て方』をご覧ください。

今週のお花。チューリップ、スイトピーなどお花は春です。

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2023.10.29 講師活動
支援者の二次受傷について、講師を務めました

 10月もあと僅かとなりました。今月26日は、奈良県女性センターで開催された女性相談機関研修会にて「支援する人の傷つきとその対応~二次受傷しないために」をテーマに講師を務めさせていただきました。

 奈良県女性センターに伺うのは2回目。担当者さんが打ち合わせから当日まで丁寧にご準備くださり、心地よく講師を務めることができ感謝の気持ちです。懐かしい方がお声かけてくださり、人とのつながりやご縁にありがたい気持ちになりました。

 二次受傷(secondary traumatization)とは、被害者を支援する支援者がトラウマを負うことです。支援者が被害者に共感的に関われば関わるほど、他者に起こったトラウマによって自身が傷つき、影響を受けることです。二次受傷は、二次的外傷性ストレス、代理受傷、共感疲労、外傷性逆転移など、様々な名称で概念化されています。 二次受傷は起こるか起こらないかではなく、いつ起こるかの問題と言われます。
 今回の研修会では、二次受傷の予防(一次予防から三次予防まで)のために、援助者のセルフケアや支持的な環境の必要性・・などお話させて頂きましたが、参加くださった皆様の健康と予防のために少しでもお役にたてたなら嬉しいです。支援者の二次受傷とその予防については、これからも問題意識をもって取り組んでいきたいテーマです。
 
 奈良はこれから紅葉がきれいな季節。当日研修会の後は研究所に直帰でしたが、また奈良を訪れてみたいなと思います。

ピンクのポインセチアが綺麗です。
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2021.10.01 講師活動
「傾聴とコミュニケーション」講師を務めさせていただきました。

今日から10月。日中はまだ蒸し暑いものの夜は虫の音が心地よく聞こえてきます。
本格的な秋がやってきました。

9月29日は「傾聴とコミュニケーション」の講師のお仕事で、久しぶりにクレオ大阪中央に行ってきました。毎年この時期に開催される大阪市子ども家庭支援員の認定研修で、今年で4回目、講師を担当させて頂きました。
昨年に引き続き、コロナ禍での研修。話し合うような方法はとれませんが、参加者の皆様に一言ずつご発言いただく方法で進めました。互いに「コミュニケーション」をできるだけとれるように・・と願ってのことです。

約3時間、参加者の皆様は熱心に講義を聞きながら、しっかり考えて発言くださり、皆で一緒に学びあえる場を作ってくださいました。本当にありがたく、講師冥利につきました。積極的にご参加くださった皆様に感謝です。
また、ご準備から当日まで、安全を図りながら丁寧にご準備くださいました担当者にも感謝です。
一期一会の出会いですが、これからの支援活動に少しでもお役に立てたなら、とても嬉しいです。

食欲の秋に学びの秋。引き続き感染予防に気を付けながら、皆さまにとって実りの秋となりますように。

暑い夏を乗り越えて、無事に花を咲かせ始めたシクラメン。
とても嬉しいです。お世話くださるスタッフに感謝。

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2020.12.23 講師活動
DV研修、講師を務めさせていただきました

先週12月17日、DV被害者支援のための支援者向け研修にて、スタッフの福田と共に講師を務めさせて頂きました。ご依頼は東京都港区の男女平等参画センター様からで、東京と大阪とオンラインでつないでの研修でした。日中のお仕事を終えた相談員の皆さまがアクセスくださり、私たちは女性ライフサイクル研究所から、「DV理解」と「被害者の回復と支援」の二つを軸にお話させて頂きました。

Zoomでは「場」の空気感かわからないため、上手くいくかどうか不安もありましたが、皆さまが熱心に参加くださる様子が伝わり、また温かいお言葉やご感想もいただき、とても有難い気持ちで務めを終えました。少しでもお役に立てたなら嬉しく思います。

ふと振り返ると、今までDV研修の講師で行かせていただいたのは関西を中心に九州、四国、山陰地方と西日本中心で、関東からのご依頼で講師を務めるのははじめてでした。オンライン研修という形でこうした機会をいただき、心から感謝の気持ちです。

コロナの収束がなかなかみえないなか、オンラインによる支援の方法も模索できればいいなと思います。
コロナ感染拡大にストップがかかりますよう、そして皆様が健やかに年末年始を過ごせますよう心よりお祈りいたします。

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2020.03.16 講師活動
援助者の二次受傷とセルフケア、講師を務めさせていただきました


先週3月11日は、兵庫県明石市の男女共同参画センター女性相談員さんの研修にて、講師を務めてさせていただきました。テーマは「援助者の二次受傷とセルフケア」。

当日は少人数にも関わらず、とても広い部屋をご用意くださり、明るい陽射しのなかお花や音楽でお迎えくださり、参加者の皆様方の温かいお心遣いにほっこりと癒される気持ちになりました。

二次受傷とは、トラウマ被害者/サバイバーと関わる援助者が間接的な形でトラウマの影響を受けることです。
被害者に共感的な関わるほど他者に起こったトラウマによって援助者自身が傷つき、影響を受けてしまうことが研究で明らかになっています。

今回の研修では、援助者という仕事に含まれるリスクを認識し、予防と治癒ために意識的な努力をすること(セルフモニタリングとセルフケア)について
お話させて頂きました。

セルフケアの一つとして「支持的な職場環境」はとても重要ですので、少しでも皆で体験を共有できれば・・とグループの時間がとれるよう努めましたが、2時間はあっという間・・でした!

研修最後は、時間がきたことを名残惜しく感じながら、援助者同士少しでも共有させていただけたことに感謝しつつ、皆様の益々のご活躍とご健康を祈りました。


今回の研修の準備の過程で改めて自分自身を振り返りましたが、こうして長い年月、女性ライフサイクル研究所での臨床を続けてこられているのも、周囲の皆様からの温かいご支援があってのことと、改めて感謝の気持ちを持ちました。本当にありがたいことと感謝いたします。

2月より、新型コロナウイルスへの対応で、誰もが皆様々なストレスを感じ、心身ともに疲弊していることと思います。
互いに支えあいながら、この状況を乗り越えられたらと思います。

皆様もどうぞセルフケアを大切にし、ご自愛くださいませ。

この日はいいお天気。明石海峡、明石海峡大橋を見るのが大好きです。素敵な景色を見て、元気をもらいました!
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2020.02.21 トラウマ
子どものトラウマとケア、講師を務めさせて頂きました。

先週16日の日曜日、滋賀県で開催されたスクールカウンセラー研修会にて「子どものトラウマとケア」をテーマに講師を務めさせて頂きました。

今まで「DV家庭で育った子どものトラウマとケア」や「性的虐待」については講師の経験がありますが、「子どものトラウマ」に焦点をあてるのは初めてこと。
私で少しでもお役に立てることがあればと、これまで学んできたことや経験したことを整理し、お話させていただきました。

もっとも大切な「安全」をキーワードに、トラウマ・インフォームド・ケアの視点にたち、ACE(小児期逆境体験)研究、子どものPTSD、慢性的トラウマについて、そして子どもと安全につながるために、神経系への影響、レジリエンスを育てるARC(アタッチメント・調整・能力)の枠組みなど、エクササイズと共に紹介しました。

どんにふうに受け止めてくださるか・・とドキドキでしたが、臨床心理士の先生方が熱心にご参加くださり、熱意と真摯な姿勢に私自身もとても学ばせて頂きました。子どもに心を寄せて学校現場で果敢に取り組んでおられる姿に、心から尊敬の気持ちを持ちました。

研究所においても、トラウマケアの三段階(第一次予防~第二・第三予防まで)に応じて対応できるよう、スタッフ一同研鑽を積んでいきたいと思います。

貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。

 緑の蕾が一週間で赤く色づきました。植物の成長に癒されます♡
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2019.10.30 CARE/PCIT
さとおや学習会にてCAREプログラムをお届けしました

このたびの台風および水害により被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。


先週土曜日、さとおや学習会にて「子どもと大人の絆を深める子育て講座~CAREプログラムから学ぶ」の講師を務めさせて頂きました。場所は大阪府にある乳児院。里親支援をされている臨床心理士さんからご依頼があり、CAREプログラムの紹介をさせて頂きました。

アタッチメントの大切さを「安心感の輪」を用いてお話させていただいた後、CAREプログラムの前半を中心に、コミュニケーションスキルを紹介させて頂きました。簡単なロールプレイでスキルの練習も行い、里親さん、職員さんも熱心にご参加くださいました。

ご質問やご感想から里親の皆さまが子どものことを本当に大切に思い、子育てしておられることが伝わり、胸が熱くなる思いでした。短い時間でしたが、CAREプログラムを届けることができてよかった...と私自身もとても嬉しい気持ちになりました。

ご縁がつながり、こうした機会をいただけたことに心から感謝の気持ちです。
企画準備から当日までご尽力くださった臨床心理士さん、施設の職員の皆様にも感謝いたします。

2019.07.21 CARE/PCIT
CARE親向けワークショップを終えて

7月21日日曜日、CARE親向けワークショップの2回目が無事に終わりました。

ウィメンズネットこうべ主催で親向けCAREワークショップを2回に分けてさせて開催させて頂きました。参加くださったお母さま方が最後まで熱心に参加してくださり、1回目から今日までの間、早速子どもとの関わりの中でちょっと意識してみたり、工夫しておられ、とても嬉しく感銘を受けました。そして今日も熱心に学んでくださいました。子どもとの関係づくりに、少しでも役立ったなら嬉しいです。

前回に引き続き、スタッフの方々も一緒に参加してくださいましたが、スタッフの皆さまの温かくサポーティブな雰囲気、関わりに、私自身も大変学ばせていただきました。コミュニティに根差して女性や子どもが安心できる「場」を作り、継続したサポートをされている活動が本当に素晴らしいなと尊敬の気持ちです。

スタッフの皆さま、お母さま方と、一緒にCAREを学び、子育てについて考える時間を持てたこと、私自身、とても貴重な時間となりました。本当にありがとうございました。

そして今回のワークショップで、一緒にトレーナーを務めて下さった神田先生には大変お世話になりました。2人トレーナーで取り組めるって有難いことだなぁと、終了後、しみじみと感謝の気持ちでした。

CAREを通しての出会い、つながりに感謝です☆彡
CAREつながりで、大人と子どもの温かいつながりの輪が広がるといいなと思います。


❀先週のお花。薄紫色のトルコキキョウ、青色のリンドウが清涼感を感じさせてくれました。

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2019.05.29 講師活動
DV・虐待を考える

5月は家族看護を研究する院生さんへの前期授業。あっという間に本日で無事に終わりました。

毎年授業の最初で、家族のなかで起こる問題として「DV・虐待」を取り上げています。今回は千葉の虐待死事件のメディア記事をまとめ、家族と現場で関わる援助者として何ができるかを、自分のこととして考えてもらいたいと投げかけました。
記事を追って見ていくと、被害家族から子どもが産まれてからずっと・・SOSのサインが出ていることが見えてきました。SOSのサインがどうして届かなかったのか、、と痛みを感じ、学生の皆さんにもぜひ知ってもらいたい、考えてもらいたいと思いました。

加害が起こる個人システム、家族システム、家族を取り囲む社会システムも視野に入れながら、DV防止法、DV虐待被害者への心理的影響、健康への影響、そして回復を支える支援に必要なこと等を講義しましたが、学生の皆さんが熱心に授業に参加すると同時に自分と真摯に向き合って考えを深められました。その吸収力とエネルギー、情熱に、未来への希望を感じさせて頂きました。

伝えたいことや考えてほしいことが時間内では収まらず、いつも時間が足りない・・と思いますが、心理士の立場から少しでも家族支援に必要な基礎知識や情報を伝えられたならよかったです。授業をとおして「教えることは学ぶこと」、本当にそう思います。

                       アジサイの季節になりました!IMG_4906 (2).jpg



2019.03.06 講師活動
スーパーバイズ研修、講師を務めさせていただきました

早いもので3月に入りました。三寒四温の日が続いていますが、桃の花、菜の花、チューリップと春のお花を見ると、春はもうすぐそこまで来ていると嬉しくなります。

昨日は神戸市に出張。兵庫県男女参画センター主催のスーパーバイズ研修の講師を務めさせていただきました。相談員の皆さまと一緒にあっという間の二時間。日々熱心に女性のサポートに尽力されている相談員の皆さまに頭が下がる思いでした。少しでもお役にたてたなら嬉しいです。

神戸のお土産にとチーズケーキを買って帰り、晩のスタッフ・ミーティングで皆と一緒に頂きました。濃厚で美味しかったです! スタッフとの温かい交流とサポートに心も身体も温まりほっこりしました♡♡

             講師を終えて。風は冷たかったですが、気持ちよい晴天でした。
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