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所長のブログ~ただ今修行中

2017.05.26 講師活動
臨床心理士しての働き方、私の場合

昨日は久しぶりに立命館大学へ。ゲストスピーカーとして臨床心理学を学ぶ院生さんにお話させて頂く機会をいただきました。臨床心理士が他の職種の方とどう連携しながら働いているか、地域での経験を中心に紹介しました。

臨床心理士となって十数年、女性ライフサイクル研究所での臨床を中核におきながら、より女性の生活に近い現場へと地域に出向いて、非常勤カウンセラーを務めてきました。女性センター、総合病院産婦人科・小児科、児童相談所と三つの職場のなかで、女性相談員、弁護士、医師(精神科医、産婦人科医、小児科医など)、看護師、助産師、医療ソーシャルワーカー、社会福祉士、児童福祉士などの専門職の方から事務局や事務職員まで、現場に応じて様々な関わりがありました。

また、直接の接点はないけれど、他の職種の方やクライエントさんを通して、間接的に連携することもありました。保育士、保健師、教師、子育て支援課職員、子育て訪問支援員、介護士、ヘルパー・・など、より女性や子どもの生活に密接に関わっている方々です。場合によっては、直接お話することもあります。

今回、自分の経験を振り返って話をすることで、改めて認識できたこと、気づいたことがあります。
女性に子どもがいる場合は特に連携が必要となってくることが多いこと、女性の(母親の)支援者、子どもの支援者など連携するためには共通理解が必要なこと、そして連携とは信頼関係をつくることであり、丁寧に話し合っていくことに他ならないのだと。

これからも、当事者であるクライエントさんを中心にしながら、信頼関係づくり、丁寧なコミュニケーションを心がけていければと思います。

臨床心理士の働き方も現場のニーズによって異なると思いますが、私の経験も一つの例として、学生の皆さまのお役に立てたなら嬉しいです。


                  新緑がまぶしいこの季節、清々しくて心地いい。
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