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所長のブログ~ただ今修行中

2016.04.06 日々のこと
新年度がスタートしました!

  2016年度がスタートしました。この一週間、雨の日もありましたが、桜の花を愛でながら春がきた喜びを感じ、新鮮な気持ちで毎日を過ごしていました。

 昨日は今年度初の女性ライフサイクル研究所スタッフミーティング。新メンバーも迎え、新鮮な気持ちで今日のテーマについて取り組み、臨床の勉強にいそしみました。

 「ここにくれば安全で、安心して話ができる」と感じて頂けるよう、今年度も安全な場所創り、ホリスティックケア、レジリエンスを引き出す心理的援助を志して取り組んでいきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

            いいお天気の日、青空をバックにIMG_1316 (2).jpg               曇りの日、しだれ桜の下から
FullSizeRender (2).jpg            FLCの八重桜、かわいい蕾をつけました
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2016.03.27 日々のこと
3月の節目に

まだ寒さが残るものの、大阪でも桜の「開花宣言」がでました。
3月が終わり、もうすぐ4月を迎えます。3月は学校や仕事の節目のとき、人との別れにしみじみした寂しい気持ちと、新しく始まる新年度を迎え入れる新鮮な気持ちとが交差するときですね。

私にとっても、この3月は、しみじみ・・とした気持ちと新たな希望とが入り混じる気持ちで過ごしています。

一つは、先週最終勤務日を迎え、9年間勤務した総合病院産婦人科でのお仕事を退職しました。非常勤カウンセラーでしたので勤務した日数は少ないですが、9年という年月は長いようで早かったです。最終日には、クライエントさんとの最後の面接を終えた後、部屋の片づけをしながら、9年前のことを走馬灯のように思い出しました。

前任者の臨床心理士さんから仕事を引き継ぎ、医師と三人でこれからの仕事内容について話し合ったこと、カウンセリングのお部屋が綺麗に内装され、新しいソファ等家具をお店に選びにいったこと・・に始まり、産婦人科、小児科の患者さん、クライエントさんとの出会いと別れ・・を思いだし、この9年間に思いを馳せました。そして、同僚の臨床心理士さんと少しお喋りをして、お世話になった先生や看護師さん、職員さんにご挨拶をして最後の日を終えました。

本当に居心地のよい職場で仕事をさせていただけたことに感謝の気持ちでした。
妊娠・出産・子育てをめぐる女性のトラウマ、流産、中絶、死産、性暴力、DVなど、女性の悲しみや痛みに立ち会い、女性が置かれている状況や現実について学ばせていただいたことは、これからもしっかりと心に留めていきたいと思います。本当にありがとうございました。

もう一つ、女性ライフサイクル研究所が新スタートし、所長に就任して早二年がたつことにも、しみじみと有り難い気持ちで過ごしていました。
私の座右の銘に「石の上にも三年」があります。冷たい石も三年座っていたら温かくなる、という意味から、忍耐が大事という意味で使われるそうですが、私の場合は「三年がんばれたら、その後は何とかなる」という楽観的な気持ちも含んでいます。

陰で支えて下さっている皆さまの温かいお気持ち、サポートに感謝の気持ちを心に抱きながら、三年目は、さらに充実させていければと思います。
次年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

              FLCに飾ってね!、と娘からいただきました
2016.3.27.jpg[関連記事]
2014年4月FLCエッセイ「初心忘るべからず

2016.01.05 日々のこと
2016年、仕事始め

今日は仕事始め、一週間ぶりの研究所でした。玄関を入るも、年末に活けていた花瓶のお花がまだ綺麗に咲いていてびっくり。

まず仕事始めは、本日出勤のスタッフと一緒にお掃除と植物の手入れから。お掃除でウォーミングアップをして、身体も心もすっきり清々しい気持ちで、カウンセリング面接に臨むことができました。

今日のように清々しく、穏やかに、落ち着いた気持ちで、この一年、日々の面接に取り組んでいければと思います。

本年も皆さまに親しまれ信頼される「場創り」を目指して、研鑽を積んでいきたいと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

                                             JUNさん作、年賀はがき、
                今年もよろしくお願いします♪

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2015.12.10 日々のこと
今年も神戸ルミナリエに行きました。

今日は一日の仕事を終えた後、神戸ルミナリエに行ってきました。毎年この時期、ルミナリエを見に行くのが恒例行事になっています。

神戸ルミナリエは、阪神淡路大震災の犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興と再生への希望を託して1995年12月以来、開催されしていますが、ルミナリエの光は希望の光であり、祈りの光。阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ、被災された方々の、安全と平和を祈る気持ちで、光の回廊のなかを歩きました。

さて話は変わりますが、今日のお昼はFLC恒例のクリスマス・ランチ会でした。数か月前、中崎町商店街にフレンチ・レストランを発見。フランスで修業された田舎風パテが自慢、というオーナーシェフさんのお店、クリスマス会にちょうどいいんじゃないかな・・とチェックしていました。
落ち着いた雰囲気のお店のなか、色鮮やかに盛り付けられて、見た目も綺麗で上品、そしてお味もおいしく、丁寧に作られているのが伝わるお料理を楽しみながら、皆で和やかなひと時を過ごすことが出来ました。恒例のプレゼント交換では、私はとてもかわいい瓶に入った紅茶をいただきました! ほっと一休みの時に楽しみたいと思います。

ランチ会のあとは、これもまた恒例の年末大掃除。今日はとりあえずスタッフ皆で一時間、お掃除に精を出しました。お掃除チェック表を作りましたが、チェックしながら日々少しずつ年末の大掃除をして、すっきりとして新年を迎えたいと思います。

今年も残すところあとわずかとなってきました。12月は毎年恒例となっている行事が色々?ありますが、この一年間元気に過ごせたことに感謝しながら、物理的にも心理的にも、一年の締めくくりをしていきたいと思います。

       今年の作品のテーマは「心の中の神戸」。日本初公開の屋根付きの回廊「ガレリアコペルタ」
                                            毎年、この光に魅せられています。
IMG_0796 (2).jpg                  「薔薇の冠」
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2015.10.12 グループ/講座
『心的外傷と回復』読書会、後期がスタートしました

今日は久しぶりに、自宅で過ごす休日。先週の土日は、神戸で開催された自我状態療法のワークショップに参加。今日は自宅で、夏物の洗濯をしたり衣替えをしながら、次の講師の準備などにいそしみました。

昨日の日曜日は、『心的外傷と回復』読書会でしたが、第二部の「回復」へといよいよ入ってきました。今回は第6章「新しい診断名を提案する」の読みあいとシェアリング。

この章では、長期反復的トラウマ(虐待やDVなど)の症候群にぴったりくる診断名がないことから、著者のハーマンが「複雑性PTSD」という診断基準を提案するという内容です。PTSD(外傷後ストレス障害)は、もともと帰還兵やレイプ、自然災害など単回性のトラウマを対象にできた概念で、対人関係のなかで繰り返されるトラウマを含んでないため、PTSDで説明するには不十分として、複雑性PTSDとして概念化しています。

読書会がなければ、本をしっかりと読み込むことはできなかっただろうと思います。読書会の機会があって本当によかったな、といつも思います。一人で読むのとは違って、いろんな人の話や意見を聞く中で、頭の中がシャッフルされる感じで、いろんな考えや記憶が呼び覚まされ、考えを深めたり気づいたりできる機会になります。ご参加くださった皆さま、心を寄せてくださっている皆さまに感謝です。

さて今週もタイトスケジュールですが、一つ一つ、一日一日、時間を大切に過ごしていきたいと思います。


2015.08.02 グループ/講座
『心的外傷と回復』を読む~暑い、熱い夏の一日

 今日も大阪は猛暑日。暑さは厳しかったですが、午前のセルフケアグループから、午後は『心的外傷と回復』の読書会まで、研究所内も「熱い」一日でした。

 4月からスタートした読書会は本日四回目。今日は第四章「監禁状態」のところで、長期反復性トラウマについて学びました。長期反復性トラウマとは、長期にわたり繰り返されるトラウマのことで、なぜ繰り返されるのかというと、そこには前提条件として「勝手には逃げられない」状況があるからです。

 強制収容所、強制労働、政治的監禁状態から宗教的カルト、売春窟など組織的な性的搾取施設などの加害行為と被害者への影響(=慢性的外傷症候群)について書かれています。家庭内ではDVや虐待があり、そこには外部の目には映らない「逃走を防ぐ目に見えない障壁がある」と言います。

 本書では文献や症例から生存者の証言を紹介していますが、なんて人はこんな恐ろしい残虐な行為をできるのか・・と、一人で読んでいるととても胸が苦しくなりました。でも読書会で体験や感じることを共有できる仲間がいるからこそ、何とか向き合えたと思います。

 なぜ人はこんな残虐なことができるのか、その問いには、ハンナ・アーレントの言葉が胸にストンと落ちてきました。「暴力は権力が危うくなると現れてくる」「悪は悪人が作りだすのではなく、思考停止の凡人が作る」。加害行為は他人ごとではないと、自分自身の姿勢を正す思いでした。

 勇気と希望を感じられた箇所は、権力者からの強制的コントロールから、被害者が少しでも自立性の感覚を保つためには、「積極的抵抗」と「他の人間関係とつながりを保つこと」が大事だというところ。

  被害者にとって「孤立」こそがいかに危険で命取りになるか、自分が自分であり続けるためには、人とのつながり・愛着の絆が大切なことを、深く納得しました。

 支援者も同じで、「孤立」していては被害者支援はできません。参加者の皆さまに感謝しつつ、
今日再学習したことをDV・虐待被害者への支援、エンパワメントの支援に役立てていければ・・と思いました。

 さて、読書会の後は定例の会社会議、そしてその後は、「この暑さを乗り切ろう~」とFLC初企画の暑気払いへGO! 天満駅前のバル、おいしかったです。みんな元気にこの夏を乗り切れますように。

~お知らせ~
●次回の『心的外傷と回復』の読書会は、8月30日(日)13:30~15:00です。テーマは第五章の「児童虐待」です。
 このグループは、DVや虐待を受けた被害者への支援に携わっている方対象です。
 詳しくは、こちら→

 関連記事:ブログ『心的外傷と回復』を読む⇒こちら

●講座「DV被害女性を支える」は、8月20日 (木)13:00-15:00です。
 このテーマに関心がある方はどなたでも参加いただけます。
 →詳しくは、こちら
 
 皆さまのご参加をお待ちしています♪♪

             日が暮れてFLCのベランダに出ていたところ、トンボが・・!!
                                          桜の枝の先にとまり微動だにせず。何していたのかな?

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2015.07.20 日々のこと
「バケモノの子」を観に行きました!

昨日は午前の面接を終えた後、夕方から梅田へ。映画「バケモノの子」を観にいきました。

久しぶりに映画を観ようと思ったきっかけは、ある女の子の一言。「子どもだけじゃなく、大人にもぜひ観てほしい」でした。この映画について詳しくは知らないけど、先週はテレビで同じ細田監督の「時をかける少女」を観て面白かったので、きっと面白いんだろうな~とワクワクする気持ちで出かけました。家族にも声をかけたところ、予定が空いていた上の娘が「行く、行くー!」と乗ってきてくれ、久しぶりに一緒にお出かけ。

観終わった後、何と表現していいかうまく言葉にならず、思わず出てきた言葉は「すごい~」「すごいわ~」。後半、何度か感情が込みあげてきて泣きそうになり(じーんという涙ではなく、わっと泣きそうな感じで)、必死でこらえたのだけど・・・そんなふうになるってすごいなと。

映画の後、この映画をもっと知りたいとパンフレットを買い、娘と一緒にパンフを観て、ご飯を食べながら「こここうだったよね」「ここはこう思った・・」と、感動冷めやらぬ状態で、感じたことをシェア。

自宅に帰ってからは、じっくりとパンフレットを読んで、この映画を作った監督の思い、製作に関わっったスタッフが協働して創り上げていくプロセス、キャスト(俳優さん)やスタッフさんのコメント・・に、「映画製作というモノづくりってすごいな~」「アニメーションでの表現ってすごいな~」と、また別の感動も味わいました。一緒に行かなかった家族に「行けばよかったのに」「また行こう」と・・誘い、この感動を人と一緒に味わえたらいいなともう一度観てもいいなという映画でした。

映画のメッセージはとてもわかりやすく、とても共感。
そのテーマと物語と、アニメーションの動きの凄さと美しさと・・・どれもが感動的。

映画監督細田氏によると・・「現代社会の変容とともに、家族観も変容するのは必然です。旧来の伝統的な家族観はもはや参考にならず、私たちは、家族の新しいあり方を模索しなければならない瀬戸際に立たされています。新しい子どもたちは何を道しるべに成長すればよいのか・・また新しい大人である私たちは、子どもたちにどんな姿を見せ、何を手渡してあげられのか。この映画を通して共に考えていければと思っています」とのこと(バケモノの子公式ホームページより)。

人間誰もがもっている「心の闇」をしっかりと見据えながらも、子ども、人への温かい眼差しに心を打たれました。

この夏休み、子どもにも大人も、ぜひ観てほしいな、と思う映画です。
特に、思春期の子どもと関わる親、先生、大人には・・ぜひ!お勧めします。

「大人にもぜひ観てほしい」と教えてくれた女の子に感謝して。

 映画が始まるまでの間、噂に聞いていた蔦屋書店でお茶。書店のなかにカフェって、新しい不思議な体験。学生・若者がPC持ち込みで勉強していたり、宿題していたり・・若者の熱気を感じる空間でした。
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2015.06.25 日々のこと
安心とつながりの場

 今日のランチタイムは、FLCスタッフ5名、全員が集まって新人歓迎会のランチにいきました。お店は天神橋筋商店街のなかにあるイタリアンレストラン。前菜からデザートまで量もたっぷりで、しかも手ごろなお値段と・・お得感いっぱいのランチを皆で楽しみました。
 
 その場は、アットホームという言葉がぴったりでしたが、スタッフ皆が温かくサポーティブにつながり合いながら、コミットして携わってくれていることを有り難く、また嬉しく思いました。スタッフ皆で切磋琢磨しながら、安心とつながりの場を創り、よりよい援助を提供していければと思います。

 さて、ランチタイムのときに、くんちゃん(村本)から、今取り組んでいるイベントの案内がありましたので、ここでも紹介させていただきます。

 村本が代表をつとめている立命館大学での取り組み「東日本・家族応援プロジェクト」のスピンオフ企画として、「ココロかさなるプロジェクト・団士郎家族漫画展」が6月27日より開催されます。「どんな災難に遭っても、人は助け合い、逞しくしなやかに生きていけることを忘れずにいられたら、いざという時に、希望の灯を絶やさずにすみます。あなたが、今、困難の最中にあるとしても、どこかにいる誰かとのつながりを思い起こしてみませんか。」という言葉に、ここに安心とつながりの場があるんだな、と温かい気持ちになりました。
 
 団先生の描く家族の物語は、ほろっと心に染みいります。じーんと胸に響き、考えさせられます。そして勇気づけられます。駅会場での展示会のほか、WEB会場もありますので、ぜひアクセスしてみてください!
   
 WEBサイトはこちら⇒ココロかさなるプロジェクト・団士郎漫画展



 

2015.06.24 グループ/講座
子どもとの関係性を育む

 今日も暑い一日でした。午前中は「小児科ドクターと朝カフェ&母と子の相談会」に参加させて頂きました。非常勤で勤務している病院主催のイベントで、コミュニティに出向いての企画。ママのニーズに寄り添う取り組み、本当に素晴らしいです。6ヵ月から10ヵ月までの赤ちゃんと子育て奮闘中のママの姿が微笑ましく、心のなかでエールを送りました。

  振り返ってみればこの二週間は、子どもの視点から、子どもとの関係性をテーマに取り組んでいました。

 まず保護者向けCAREワークショップを二回、コミュニティに出向いて施設の職員さんへの支援者向けCAREワークショップを二回、実施させて頂きました。大学院の授業では「子どもへの虐待」について取り上げました。社会の問題、関係性の問題が絡む複雑な問題として理解しながら、予防の観点から子育て中の母親支援、子ども支援について考えました。


 CAREワークショップの事後アンケートでは「ロールプレイを実際行ったことにより、子どもの気持ちが理解できた」「子どもの気持ちがわかった」・・など感想を頂きました。ロールプレイで子ども役を体験することで得られる気づきは大きいなと思います。じゃあ、どう関わればいいか・・について、CAREでは具体的にコミュニケーションのポイントを教えてくれるので、「自信をもってできそう」「落ち着いて接することができそう」と大人も「やってみよう」とトライする気持ちになっていただけたようです。CAREをヒントに、子どもとの関係性を見直し、より温かな関係を育むきっかけになれば嬉しく思います。
 
 子どもとよい関係性を育むためには、子ども(存在)に関心を向けて、そこに心を寄せることが大切です。でも、それができないな・・という時には、大人の心のなかにある「子ども」と向き合うことが必要とされているかもしれません。大人のなかにある「子ども」を大切に扱っていただけるよう、またお伝えしていければなと思います。


         一年半前に頂いたミニバラ。何度も、枯れてはまた花を咲かせてくれています。
                   今度は、こんな可憐な花が・・。

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2015.06.08 日々のこと
心を込めて、整えること

 6月に入り早一週間が過ぎました。この一週間は日々の臨床の合間に、大学院生さんへの授業、昨日はセルフケア・グループと「心的外傷と回復」の読書会、そして今日は「CAREワークショップ」と、濃密な時間でした。
 
 授業では「DV被害者と家族」をテーマに、DVの背景にある社会の問題、実態、被害母子への影響、トラウマと回復についての講義。最後には一番伝えたいこと「安全を取戻し、回復を支えるためには、コミュニティや環境とのつながりの大切なこと」を話しましたが、学生さんがしっかり受けとめてくれて、嬉しく思いました。

 読書会は、支援者通しの横のつながりを感じ、エンパワーされるのがとても有り難いです。CAREワークショップも、「子育て中の親御さんにもっと広く知ってもらえるといいのに~」と好評で嬉しく思いました。

 先週のある日、夜洗濯を畳みながらテレビをつけると、たまたま「プロフェッショナル~仕事の流儀」が放映されるところ。この番組は好きなのですが、女性が登場するのが少ないな・・と思っていたところ、今回は女性。思わず引き込まれて最後まで見ましたが、清掃という仕事に誇りを持ち、「お客様が喜んでくれればそれでいいんです」と謙虚で真摯な姿勢で仕事に向き合う姿にとても胸を打たれました。そして「清掃は優しさ」「心を込めて仕事をする」という言葉が心に残りました。

 「心を込める」という言葉、久しぶりに耳にしたように思います。その女性のお仕事の様子は本当に「心を込める」という言葉がぴったりでした。仕事への姿勢と共に大切な言葉を教えて頂いたなと思います。

 女性ライフサイクル研究所の朝は、玄関を開けて風を通し、花の水替えから始まります。カウンセリング以前のこととして、まずは「場」を整えることが大切だと教わってきました。場を整えて準備するところから、カウンセリングは始まっていると。
 来談くださる方が、ほっと一息つけて、安全を感じれる場となるよう、「心を込める」ということを意識して、水替えや掃除を心がけていきたいなと改めて思いました。

 そのためには「余裕」も必要。時間の余裕は心の余裕・・と、余裕がもてるように努めていければと思います。


 

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