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所長のブログ~ただ今修行中

2024.04.12 日々のこと
2024年度がスタートしました!

寒暖の差が激しいながら、日中はずいぶん暖かくなりました。
花や緑も芽吹く、心地いい季節を味わっています。

今週は今年度初のスタッフ会議がありました。今年度のスタッフ研鑽の時間は読書会に決定。図書も二冊と決まりました。『トラウマと身体』『複雑性PTSDの理解と回復~子ども時代のトラウマを癒すコンパッションとセルフケア』です。『トラウマと身体』では、トラウマの身体志向アプローチの土台となる神経生理学的な理解を深め、『複雑性PTSDと回復』では複雑性PTSDの基本的理解や姿勢を共有し、臨床実践に生かすことができればと思っています。

スタッフそれぞれが、様々な現場で臨床の仕事に携わりながら、研修や講座にも熱心に参加し研鑽を積んでおられ、皆の勉強熱心さに、私自身もとても刺激を受けています。今年度もスタッフ読書会で学びあう時間を楽しみにしています。

私自身の研鑽としては、先週二つに参加しました。
一つは、関西@心理臨床を学ぶ会主催「複雑性PTSDの子どものトラウマと回復」の一日ワークショップで、講師の峯輝子先生から「環境調整、ホログラフィートーク、その他で子どもの回復を援助する」について学ばせて頂きました。講義から実習まで充実した学びの時間で一日があっという間でした。心理教育の参考となる良書をたくさんご紹介くださったので、ぜひ読んでみたいと思います。

もう一つは、PCIT研修センター主催のオンライン講座「Dr. Choeの子どもの発達行動学 実践講座 第1回 総論」をオンデマンド配信で現在視聴中。崔明順先生の貴重なお話、時間をとってしっかり拝聴しようと思います。

なお、今年度の支援者向け読書会の案内もアップされました。
現場で女性の支援に携わる皆様とも学びわ共に深めてゆければと思います。
関心のある方は、ぜひこちらもご覧くださいませ。⇒★「女性のトラウマ読書会」

来週から連休まで、仕事や研鑽で予定はびっしり詰まっていますが、お天気のいい日には季節を楽しむ時間をとれればと思います。

ワークショップの帰り、大阪城公園で桜を楽しみました

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2024.03.31 日々のこと
2023年度の終わりに、感謝を込めて

2023年度の仕事も昨日で終わりました。明日から新年度を迎えます。

皆様のご支援と信頼に支えられ、今年度も無事に終えることができました。
心より感謝申し上げます。

私が研究所の所長を引き継いでから、ちょうど丸10年が経ちました。
10年長いようで、あっという間でした。
所長として至らぬ点は多々ありますが、信頼を寄せてくださる皆様方とのご縁やサポートに恵まれ、10年続けてこれたことに心から感謝の気持ちです。

次年度から所長としての次の目標に向かって、歩みをすすめていく所存です。
身体的には老いと向き合わざるを得ませんが、心は成長できるよう研鑽を積んゆければと思います。
引き続き、ご愛顧くださいますよう何卒よろしくお願いいたします。

さて、2月、3月の研究所の予防啓発活動報告です。
2月は大東市での保護者向けCAREワークショップを全2回で実施、
2月・3月は女性のトラウマ読書会を開催しました。

そして次年度も引き続き、カウンセリング/心理療法を提供する臨床活動から子育て支援・支援者支援の予防活動まで取り組んでいきます。

私自身も、よりよい心理臨床サービスを提供できるよう研鑽を積んでいきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

今年もシクラメンが満開に咲いてくれました。
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2024.02.03 CARE/PCIT
子どもとのよい関係を育む子育て講座、PCITトドラーの子育てスキル

令和6年能登半島地震の発生から一か月が経ちました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。甚大な被害と今もなお厳しい生活を余儀なくされていることに胸が痛む思いです。被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

活動報告です。
2月2日金曜日は東大阪市にある「若江岩田みんなのひろば・きらりっこ」にて、「子どもとのよい関係を育む子育て講座~PCITからエッセンスを学ぶ」の講師を務めさせて頂きました。

ご参加くださったのは、乳幼児さんの子育て中のお母様6名。内容は、0-3歳までの乳幼児を育てる親御さんに使っていただけるよう、PCITのエッセンスとして、子どもとのよい関係を築くためのPRIDEスキルと乳幼児さんの感情調整を助けるCARESスキルを中心に、ロールプレイでの練習もいれながらお話させていただきました。

初めて話すテーマに「話が長くないかな・・」とドキドキしながら「親御さんにぜひ伝えたい!」という思いで臨みましたが、参加者の皆様がウンウンとうなづき、熱心な眼差しで私を見て話を聞いてくださっているのが伝わり、とても勇気づけられながら話をすすめることができました。一期一会の出会いですが、お母様の反応も聞きながら対面でお話させていただけて、とても有り難い気持ちでした。

講座の後のアンケートでは「わかりやすかった」「ぜひやってみたい」と肯定的な感想をお寄せくださっており、ほっと嬉しい安堵感。親子の温かい関係を築き、子どもの心の土台を育て、子育てが楽になるPCITの子育てスキルが、少しでも役にたてていただけると嬉しいです。

講座の前には、「きらりっこ」の親子の遊びの場に少し入らせて頂きました。地域に親子で自由に遊びに来れる場があるのはとてもいいなと、とても温かい気持ちになりました。「きらりっこ」のスタッフの皆様、このような機会を頂き、本当にありがとうございました。

PCITトドラーに関心がある方は、ぜひ『1日5分!PCITから学ぶ0~3歳の心の育て方』をご覧ください。
女性ライフサイクル研究所にて、乳幼児と親御さんへのPCITトドラーセッションも提供しています。「PCITトドラーご案内」のページもあわせてお読みいただけると嬉しいです。

今週のお花。チューリップ、スイトピーなどお花は春です。

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2023.12.29 日々のこと
2023年の締め括りに~仕事納めと「バケモノの子」観劇と

昨日は研究所の仕事納め。今週は恒例のクリスマス会や大掃除もありました。

一日遅れのクリスマスは夜のお食事会。ベテランスタッフからフレッシュなスタッフまで皆で楽しいお喋りにあっという間に時間が過ぎ、プレゼント交換も忘れそうになるというハプニングも(もちろん最後無事に交換できました)。こうして温かい時間を共有できるのは本当に幸せなことです。温かいつながりをしみじみ味わいました。また来年も頑張ろう~とエネルギーをもらいました。

大掃除もスタッフの協力であっという間にきれいになり、感謝感謝。掃除のあとは、部屋の「気」の流れがよくなるような気がします。来年も、スタッフ皆でこの「場」を大切にしながら、来談くださるクライエントさんを大切にお迎えしてゆければと思います。

今日は自宅の大掃除もまだ途中ながら、劇団四季のミュージカル「バケモノの子」の観劇にいきました。
久しぶり劇団四季のミュージカル。ダンスの躍動感、心に響く歌、すごい舞台装置・・とワクワクしながら一気に物語に引き込まれていきました。そして最後のクライマックスあたりから涙が止まらなくなりました。声を出さないように必死でこらえながら、こんなに涙がポロポロ出るなんて自分でもびっくりでした。

数年前、映画「バケモノの子」を教えてくれた思春期のある女の子のこと、30年前「子どもの心」に寄り添いたいと思春期外来で勤めたこと等、心の闇についての諸々イメージが浮かびつつ、物語に感情移入し、懐かしさ(本当の自分を探す子ども心に)と切なさ(子どもを守りたい親の心に)が入り混じりながら、見入りました。

帰宅して、「たしか、映画をみたときに、エッセイに書いたような気がする・・」と検索すると自分が書いたエッセイやブログが見つかりました。忘れていたのはお恥ずかしいことですが、8年前に映画をみた自分も感動していました(今読み返すと気恥ずかしいですが、下記にリンクしますので、よろしければお読みください)。

「バケモノの子」、思春期の子どもをもつ親後さんにはぜひ観てほしい物語です! 
子どもの成長、他者の成長を応援することは、自分が成長することでもあると気づかせてくれます。

生身の人間が表現する舞台、ミュージカルは情熱的でやはり好きだわ~と余韻を味わいつつ、このエネルギーを糧に、また来年も元気に頑張っていこう~と思います。

今年もこのブログを読んでくださって、ありがとうございます。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
みなさまもどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

【関連記事】
FLCエッセイ「思春期の子どもの成長を支える~バケモノの子を観て思い巡らしたこと


暑い夏を越え、今年の冬も綺麗に花を咲かせてくれました。
シクラメンの逞しさに毎年感動させられます。

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2023.12.10 学び-学会・研究会
12月の学び~PCITとCARE、女性のトラウマ読書会

先週日曜日12月3日はオンライン開催が二つ重なり、第13回PCIT-Japan&CARE-Japan合同研究会と定例の女性のトラウマ読書会でした。

今年の合同研究会のテーマは「親子のきずなを深めるために~PCITとCAREが児童福祉領域でできること」。社会的養護に関する基調講演、シンポジウム「児童相談所におけるPCITとCAREの実践」まで幅広くお話を伺いました。社会的養護、親子支援など法改正をうけて社会で新しい取り組みが始まろうとしていることを知りました。養育者との安定した愛着(アタッチメント)形成し、心身ともに健やかに養育されるよう仕組みが整っていくことを願ってやみません。前日はPCIT-Japanのプレコングレス企画にも参加しましたが、こうして参加させて頂くことで「小さな一歩でも私達にできることをやっていこう」とエンパワーされました。

女性のトラウマ読書会では第8章「ジェンダーに関するマイクロアグレッションと性差別」の読みあい。本書によると、「あからさまな形の性差別は法的措置が取られることもあり対処にそう困らないが、狡猾なマイクロアグレッションは捉えがたく不可視であるため、潜在的で対処がとりにくい」と言います。あからさまなDVやセクハラは法的な対処策がありますが、メディアや社会のなかにある性差別や性的な対象化のメッセージは対処がとりにくいといえるでしょう。日常的に起こるジェンダーのマイクロアグレッションも身体的、精神的にも深刻な影響を与えることがわかっています。
社会の根底にある根深い問題を思うと無力感に襲われそうになりすが、読書会のメンバーと共有することで「自分にもできることをやっていこう」という気持ちになれます。まずは「知る」ことが大事です。もう一度読み返し、女性のメンタルヘルスのサポートに活かしていけるようにと思います。

今週は白(百合、カスミソウ)とピンク系(トルコ桔梗、ガーベラ、菊?)

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2023.11.28 学び-学会・研究会
臨床心理士、対面研修に参加して

昨日の日曜日はぽかぽかいいお天気。私はというと対面での研修で一日外出。久しぶりに大阪府臨床心理士会主催の合同研修会に参加しました。

私が参加したのは、臨床心理士で産婦人科医師の河野美江先生による「あらためて性の基礎知識を学ぶ」(午前の部)と、臨床心理士の本岡寛子先生による「認知行動療法におけるケース・フォーミュレーション」(午後の部)。河野先生からは「女性の性についての基礎知識」のほか「性の多様性」「性暴力被害者への支援」「大学生にたいする性教育」について最新の情報も含めて予防的なお話をお聞きでき、知識をアップデートすることができました。午後は認知行動療法の理論と技法とを整理することができ、どちらも参加してよかった~と満足感で帰路につきました。

今年は対面での研修も復活し、こうして自分の足で歩き、電車に乗り、いろんな人と交わる等、外の世界と関わる時間はとても新鮮に感じられます。ただ遠方の研修に出るのはまだ億劫に感じられ、行動範囲は関西圏に留まっています (プライベートでのお出かけも含め)。来年は関西から外に出る機会もあるかな~と、楽しみにしています。

お昼休みは会場の周辺をうろうろし、小さな公園でお弁当を食べました。
日差しがぽかぽか気持ちよく、シャボン玉を飛ばしている母と子の姿にもほっこり。

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2023.11.20 学び-ワークショップ他
複雑性トラウマ・解離・愛着、について学ぶ

11月も後半に入りました。あと一か月で年末。
自宅も研究所も片づけ、整理整頓したいモードにスイッチが入ってきています。でもまずは計画を立てて、コツコツやっていこうと、気持ちを落ち着けつつ・・。
一方で、11月はZoomでの研修や講座視聴など、学習の予定もあり忙しくなりそうです。

まず昨日日曜日は、Zoomでの学習。大河原美以先生のZoomライブ講演会「複雑性トラウマと解離の理解~事例を通して学ぶ」に参加しました。
大河原美以先生は元東京学芸大学教授で現在は大河原美以心理療法研究室を主宰されています。私自身は、先生が翻訳された『言葉がない時~EMDRによる早期トラウマの修復』をはじめ、EMDR学会でのご発表や様々なご著書を通して間接的に学ばせていたただき、親子相談、親子のトラウマ臨床に多くの示唆をいただいてきました。このたび直接こうしてお話が聞ける機会があると知り、またとないチャンス、ぜひお聞きしたい!と参加させて頂きました。

まず事前学習として3本の動画「感情のコントロールをどう育てるのか?(前編)」「感情コントロールを育てるための関わり(後編)」「複雑性トラウマ・愛着・解離を理解する」で基礎理論を学んだのですが、本当にとてもわかりやすく、知識の整理ができました。そして当日の講演会では、事例には感情移入しながら聞き入り、味わい深く有意義な学びの時間となりました。子どものもつ力ってすごい、です。そして、子どもと家族の変容を支えた黒子としての先生の(心理療法士として)お仕事とお人柄に尊敬の念を抱きました。

「寄り添い、共に悩み続ける」こと。講演会を通して「初心忘るべからず」と心理臨床家の基本姿勢の大切さに立ち戻ることができ、また希望をいただけてとても有難い気持ちです。「感情のコントロール」についての動画は、現在無料で提供くださっているのも、大変有難いことです(関心のある方、いろんな方にお勧めしたいです)。  また動画や本を見直し、子どもや家族の相談に活かせていければなと思います。


ポンポン菊が可愛いかったです。
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2023.11.05 グループ/講座
11月の女性のトラウマ読書会~人種/民族に関するマイクロアグレッションとレイシズムについて学ぶ

あっという間に11月に入りました。夜は冷え込むものの、この連休も日中は温かく、日光浴が気持ちよいです。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

本日日曜日は、月一回の女性のトラウマ読書会。今年度5月から『日常に埋め込まれたマイクロアグレッション』を読み進めてきましたが、本日からセクション3「集団固有のマイクロアグレッション」に入り、第7章「人種/民族に関するマイクロアグレッションとレイシズム」を読みあいました。

現代的レイシズム(人種差別)は白人優越主義による偏見にみちた信念や態度を通して有色人種を貶める世界観に反映され、人種(本書では、アフリカ系アメリカ人、アジア系アメリカ人、ヒスパニック系アメリカ人、アメリカ先住民)それぞれへのステレオタイプ的なイメージを形成し、日常生活における慢性的なマイクロアグレッションとして生じること、そしてレイシズムが心身の健康に有害な影響を与えていることについて(トラウマにもなりうること、様々な心身の病気や寿命に影響すること)学びました。
現代的レイシズムは高度にごまかされ、信念体系に組み込まれ、社会の政策や制度、構造に埋め込まれているということを、著者は例や社会的出来事・歴史的背景もあげながら解説してくれているので理解の助けとなっています。


本書で初めて知ることも多く、理解しきれないこともあるのですが、世界で起こっていることに目を向ける機会となっています。米国社会のことだけでなく、日本国内においても民族差別は歴史的に起こっていることでもあるので私達の足元にも目を向ける必要があります。特権階級による抑圧の歴史を学び、今も変わらないことには暗い気持ちになりますが、読書会でメンバーと共有することで勇気づけられ、エンパワーされています。
何ができるか・・はいつも課題ですが、まずは歴史を学びながら今も社会に潜んでいる偏見や差別、マイクロアグレッションについて学びを深められればと思います。

次回、来月は第8章「ジェンダーに関するマイクロアグレッションと性差別」を読みあいます。自分自身の身近な問題として、また女性の視点から女性のカウンセリングをしているカウンセラーとしても、より学びを深められたらと楽しみにしています。

2023.10.29 講師活動
支援者の二次受傷について、講師を務めました

 10月もあと僅かとなりました。今月26日は、奈良県女性センターで開催された女性相談機関研修会にて「支援する人の傷つきとその対応~二次受傷しないために」をテーマに講師を務めさせていただきました。

 奈良県女性センターに伺うのは2回目。担当者さんが打ち合わせから当日まで丁寧にご準備くださり、心地よく講師を務めることができ感謝の気持ちです。懐かしい方がお声かけてくださり、人とのつながりやご縁にありがたい気持ちになりました。

 二次受傷(secondary traumatization)とは、被害者を支援する支援者がトラウマを負うことです。支援者が被害者に共感的に関われば関わるほど、他者に起こったトラウマによって自身が傷つき、影響を受けることです。二次受傷は、二次的外傷性ストレス、代理受傷、共感疲労、外傷性逆転移など、様々な名称で概念化されています。 二次受傷は起こるか起こらないかではなく、いつ起こるかの問題と言われます。
 今回の研修会では、二次受傷の予防(一次予防から三次予防まで)のために、援助者のセルフケアや支持的な環境の必要性・・などお話させて頂きましたが、参加くださった皆様の健康と予防のために少しでもお役にたてたなら嬉しいです。支援者の二次受傷とその予防については、これからも問題意識をもって取り組んでいきたいテーマです。
 
 奈良はこれから紅葉がきれいな季節。当日研修会の後は研究所に直帰でしたが、また奈良を訪れてみたいなと思います。

ピンクのポインセチアが綺麗です。
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2023.09.27 日々のこと
この一年の目標は、身体づくり! 身体を知り、仲良くなり、動かそう。

9月もあと3日で終わるというのに、日中はまだ暑い日が続いています。
この一週間もあっという間でしたが、私にとっては一つの節目の日、お誕生日を迎えました。

娘に「どんな一年にしたい?」と聞かれ、ばっと頭に浮かんだ言葉は「身体づくり」。
肩こり、首こりは慢性的にありましたが、最近は腰が痛い、足が痛い・・と気になるようになりました。原因の一つとして思い当たるのは、運動不足!  とにかく「座りっぱなし」の時間が長いのが日常です。仕事はもちろん、自宅でもパソコン開くと椅子に座る時間になり、ついつい「座りっぱなし」に。「座りっぱなし」の習慣を改善するため(このブログ書くときも座ってますが)、とにかく「動く」「歩く」と心に(脳に)言い聞かせています。日常動作で気を付ける以外にも、定期的に通えるところを探し中です(今はピラティスに関心あり)。

さて、23日、24日は「赤ちゃんの発達を理解するセミナー~安全を基盤にしたヒトの発達」(こころとからだらくらく相談りぶる主催)に参加しました。講師はりぶる代表・臨床心理士の金光姫先生。セミナーは、フェルデンクライスをベースにした「シェルハブメソッド®」とボリヴェーガル理論の視点からの講義と体験型ワークショップということで、シェルハブメソッド®って何? 、知りたい、体験してみたい~と関心をもちました。

シエルハブメソッド®とは、赤ちゃんの「安全・安心・健やか」な発達に焦点を当てたアプローチで、フェルデンクライスの指導者、イスラエル のハバ・シェルハブ博士が開発されたものです。セミナーでは、シェルハブメソッド®の「ぽんぽんむぎゅう」というタッチをペアで体験させていだたきました。赤ちゃんへの「ぽんぽんむぎゅう」は、赤ちゃんの「体の地図」を作ること、つまり体の地図が脳のなかに作られると説明されています。この「ぽんぽんむぎゅぅ」がとっても気持ちよく、この心地よさが「安全、安心」の身体感覚の基盤になるのかな~と実感しました。

日頃の臨床では、早期の発達性トラウマにSEやEMDRなどの身体志向のアプローチを使っていることからも、人間が赤ちゃんの頃からどうやって身体を知り、身体を体験していくのか、ほんの少し体験できたようで、とても興味深かったです。貴重な学びの機会をいただき心より感謝いたします。

まずは、私自身の身体を知り、仲良くなるために、自分自身に「ぽんぽんむぎゅう」をしてあげたいなと思います。そして、筋肉、関節もしっかり動かしてあげなくちゃ。

お花は秋らしい色合い☆彡
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