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所長のブログ~ただ今修行中

2026.03.02 ソマティック・エクスペリエンシング®
【活動報告】SE™ソマティック・エクスペリエンシング®関西中級トレーニング

2026年2月20日~23日まで、クロスウエーブ梅田にて開催された「SE™ソマティックエクスペリエンシング関西2・中級トレーニング」にアシスタントとして参加させていただきました。

トレーニング2年目の中級では、トラウマをカテゴリー別にその特徴や介入を学ぶ内容になっています(詳しくはこちらをご参照ください。SEP養成トレーニング→SE™Japan)。

講師は日本人初のSE™ファカルティ、花丘ちぐささん。講義を日本語で学べるのは私にとってはとてもありがたいことです。中級の学びをしっかり自分のなかでもアップデートしながら、チームの皆さまと一緒に力を合わせ、受講生さんが安全に安心して学べるようにサポートに努めました。

受講生さんが試して、楽しんで、真摯に学ばれる姿に、毎回私自身もとてもエンパワーされます!

アシスタントとして参加することで、受講生としての学びの時とはまた違った視点から、トラウマへのアプローチを再認識する貴重な機会となっています。責任をもってコミットすることでの気づきと喜びを、日々のセッションにも大切に活かしていきたいと思います。

次回、中級トレーニングの続きは6月にオンラインで。また次のトレーニングで皆様とご一緒できるのを楽しみにしたいと思います。


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トレーニング終了後、いただいた会場のお花も一緒に。

2026.02.13 トラウマ
学びのアッブデートと、嬉しい再会~EMDRトレーニング再受講

今日は寒さも緩み、日中は穏やかな陽気に恵まれた一日でした。

そんなよき日、私は神戸元町で開催されている「EMDRベーシックトレーニング」に、再受講生として参加してきました。

私が初めてEMDRトレーニング(レベル1)を受講したのは、2000年8月のこと。 気がつけば、あれから25年半という月日が流れていました。

心理療法の世界は常に進化しています。2年前にはテキストも改訂されたと伺い(第3刷)、「最新の知見に触れ、基本をしっかりと復習したい」という思いで再受講に応募しました。無事に抽選に当たり、今日の日を迎えられたことに感謝です。

初日の今日は、EMDRの概要(背景、アプローチ、エビデンス、メカニズムなど)を中心に、基礎理論から最新の研究まで丁寧にレクチャーいただきました。改めて学び直すことで、日々の臨床を振り返る貴重な時間となりました。

ちなみにEMDR療法は、PTSDやトラウマに対して効果がある心理療法として、WHO(世界保健機関)からも推奨されています(2013年)。


そして今日、トレーニング会場で嬉しいサプライズがありました。 以前、当研究所でカウンセラーとして活躍してくださっていた朴ちゃんこと朴希沙さんと、偶然の再会を果たしたのです!

お互いの元気な姿を喜び合い、お昼のランチもご一緒して、記念に写真をパチリ。

ちょうど昨年末、朴ちゃんが博士論文をまとめられた著書『歴史的トラウマと日常を結ぶ心理臨床 』(→★)を寄贈してくださったばかりで、「いつか読書会ができたらいいな」と考えていた矢先のことでした。こうして若い世代の方々から刺激を受け、学ばせていただけるのは本当にありがたいことだと感じます。

出会いがあれば別れもあり、でもまたこうして再会することもある......。 そんなご縁のつながりと温かさを、しみじみと感じる一日となりました。 朴ちゃんが現在力を注いでおられる「在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンター(ZAC)」での臨床活動が、さらに発展されますよう心よりお祈りしています。

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さて、再受講はあと2日続きます。 新しい学びを一つひとつ丁寧に整理しながら、日々の臨床実践へとしっかり還元していきたいと思います。

 追記【2026年2月14日】
今回、改めてEMDRの基礎に立ち返っていますが、私は日頃、SE™やSP、IFSといった身体志向のアプローチやパーツワークも大切にしています。それぞれの知恵を統合し、クライエント様に最適な「統合的アプローチ」としてお届けできるよう、この3日間で臨床の地図をより明確に繊細に描き直したいと思っています。


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再受講は午前の講義のみ。午後大阪にもどる車窓から。

明日も頑張ろう~。

 

 

 

 

 

 

 

2026.02.01 CARE/PCIT
CARE™保護者向けワークショップ~子どもとよりよい関係を築く

 早くも今日から2月。毎日寒い日が続いていますが、もうすぐ立春。暖かくなるのが待ち遠しい今日この頃です。

 さて、一月は大阪府下にある子ども家庭室主催でCARE™保護者向けワークショップがあり、スタッフの西川とともにファシリティターとして出かけてきました(私はコ・ファシリティターです)。対象は就学前のお子様がおられる保護者の方々。全2日のワークショップに数名のお母様方が熱心に参加してくださいました。


 2歳児は「イヤイヤ期」、3歳児になると自己主張の時期といわれるように、保護者に共通する悩みは「子どもが何度いっても言うことをきいてくれない」ことです。そんな子どもに「ついつい怒ってしまう」「こんなときどうしたらいいの?」と母親も悩み、思うようにいかない日々の子育てにストレスを抱え日々悪戦苦闘・・になってしまいがちです。そんなとき役に立つのが「CAREプログラム」です。

 CAREプログラムとは・・、子どもとよりよい関係を築く時に大切な養育スキルを体験的に学ぶことができる、トラウマインフォームドな視点から生まれたペアレンティングブログラム。プログラムの前半では子どもとの関係をよくするためのコミュニケーションスキル、後半では子どもがいうことを聞きやすくなるためのコミュニケーションスキルを学びます。

 
 ワークショップ当日はロールプレイでの練習など体験的に学んでいただきましたが、お母様方からは「わかりやすかった」「一日5分ならできそう!」などポジティプなお言葉をいただきました。私たちもこのプログラムを届けられてよかった~!と安堵感で帰路につきました。


  子どもとよりよい関係を築き、子育てが楽になるヒントが詰まったCAREプログラム。少しでも多くの保護者の方々に届けられていきますように・・。
 ※全国各地のCARE™ファシリティターがCARE™ワークショップを地域に届けています。詳しくは、CARE-Japanホームページをご覧ください。→★
 
 
 一つお知らせです。2026年3月15日、専門家向けCARE™ワークショップ開催が決定しました。もうすぐご案内できると思いますので、ご関心のある方はぜひチェックしていただければ嬉しいです。


蕾がたくさん。花を咲かせ始めました。

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2026.01.21 カウンセリング
母娘の距離感、変化する?


 少し暖かい日が続いてたかと思うと、また寒気がやってきました。外は空気が冷たく寒さが身に沁みますが、部屋にいると窓辺から注ぐ日の光に癒されるような気持ちになります。


 さて、ホームページ「インフォメーション」コーナーに、昨年のメディア掲載記事がアップされました。昨年11月、雑誌AERAの女性記者様より「母娘の距離感 」について取材のご依頼があり、コメントさせていただいたものです()。母との距離感は変化する? という頂いたテーマについて、久しぶりに「母娘」を切り口に思い巡らす機会になりました。今日はそのことを少し言葉にしてみたいと思います。
 

 取材では限られた時間とスペースのなか、私にできる範囲で「母との距離感の変化」を一つの視点(発達心理学やライフサイクル論)からお話しさせていただきました。取材のあと雑誌が届き、記事全体を読ませていただきましたが、そこには読者である女性から寄せられた娘としての体験、心の移り変わり、心の声が紹介されていました。お一人おひとり、そこには大切な物語がありました。


 女性のカウンセリングでは、娘として心の傷つき(子ども時代の愛着の傷つき)とその癒しがテーマになることが多いものです。母娘のテーマは普遍的なテーマ、永遠のテーマであるでしょう。

 娘が成長し、思春期を経て一人の女性として人生を歩むとき、子ども時代の母との関係性に変化が起こるのは自然なこと。自ずと距離感に変化も生まれます。ちょうどよい「心地よい距離感」「ほどよい距離感」は「安全」であることが前提です。娘は自分の安全を守りながら「心地よい距離感」を模索していくといえるでしょう。


 娘としての心の傷つきには、虐待だけではなく「認めてもらえない」「関心を向けてもらえない」「辛いときに助けてもらえない」など母から「見捨てられた」と感じる体験があります。

 子どもには「認めてほしい」「受け入れてほしい」そして「安心させてほしい」というニーズがあるため、母の期待になんとか応えようと子どもは頑張ろうとするものです。しかし大人になって人生のある段階で、また人間関係の中で、心の奥にしまってきた苦しみ、悲しみ、怒り、寂しさ・・が浮上するということが起こります。母に対する複雑な感情が葛藤しあうことも起こりえます。それは苦しくもありますが、より自分らしく生きたい娘の心のニーズから生じてくるといえるでしょう。

 そんなとき母と物理的な距離を置くことで心理的な距離を保ち、自分自身の回復と癒し、つまりは自分のためにエネルギーを注ぐことが必要になることもあるでしょう。母のケア役割を降り、距離を置くことで自分を守ることは、娘にとって自分の人生を生きる第一歩となるものです。
 

 心の変化を象徴する、ある物語を紹介したいと思います。ギリシャ神話のデーメテール(母の女神)とペルセポネー(娘の女神)の母娘の物語では、子ども時代のあと母娘に別れが訪れます(人間でいえば思春期でしょうか)。神話では娘は闇の世界に囚われるのですが、娘が変化成長した後に母との再会を果たします。その後、娘は母と自分の世界とを行ったりきたりするようになるのです。
 娘が母の元に戻る、つまり再会が可能になったのには母の変化もあります。母デーメテールにとって娘との再会は、母が自分の喪失を受け入れ悲しみを乗り越え、心理的に成長を果たした後に訪ずれているのです。(→参照『女はみんな女神』)

 
 娘も母もそれぞれが変化成長した後に再会する、つまり互いにちょうどよい「心地よい距離感」でいられる、この物語は理想的かもしれません。しかし娘も母も心理的に成長するという潜在力をもっています。

 母親もまたかつて娘であったわけです。母もまた娘としての傷つきを癒し自分を大切にすることで、世代間連鎖にストップをかけ、次世代を生きる娘に希望を伝えていけるのではないか・・と信じたいと思っています。
 またたとえ現実の母が変わらなかったとしても、娘自身が愛着のニーズ「ありのままを認められたい」を認め、温かく受け入れることができれば癒しは可能であると信じ、願っています。
 

 ちなみに、私自身の母との距離感も、子ども時代→思春期→成人期→母の介護の時期→母の死、とライフサイクルと共に変化してきました。母が亡くなって2年。今想像していなかった想いに気づかされています。今はもう会えない寂しさが、時折ふとしたきっかけで出てくることがあるのです。私のなかにある「子どものパーツ」、子ども時は甘えられなかったパーツが、今懐かしく会いたがっているのでしょう。私自身、この感情に気づいたときには寄り添いながら、この変化のプロセスを大切にしていきたいと思っています。

 
 下記に今回のメディア記事、過去に書いたエッセイをリンクします。母と娘の関係性、その距離感に関心がある方、悩んでいる方、整理したい方は、こちらも併せてお読みいただければと思います。自分らしく生きやすくなる何某かのヒントとしてお役にたてれば嬉しいです。



 最後になりましたが、こうして改めて「母娘の距離感」について考える機会を与えてくださり、とても丁寧に話を聞いてくださった記者さんに心よりお礼申し上げます。女性にエールを送りたい、女性記者さんたちの思いが、女性たちに届きますように・・と願っています。


【メディア掲載】AERA2025年11月17日号「女性×働く シリーズ14  母との距離感」
【エッセイ】2015年「カウンセリングの窓から~母娘の心理と癒し〈娘編〉」西順子
【エッセイ】2015年「カウンセリングの窓から~思春期の娘と母 〈母編〉」西順子




寒いなか、シクラメンも頑張っています
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2026.01.09 日々のこと
2026年仕事始め。穏やかな波に乗るように

新年あけましておめでとうございます。

2026年の仕事はじめは1月5日月曜日。
年末年始のお休みはあっという間に過ぎ、穏やかに今年もスタートしました。

年明けに新品のノートを取り出し、今年、そして5年後、自分がいくつになっているか、家族はいくつになっているかを書き出してみました。 既に決まっている予定をメモしながら、5年後の自分に思いを馳せてみると、まだイメージは漠然としているものの、「こうありたい」という確かな希望を感じました。

ささやかなことではありますが、
日々のオンとオフを、「なだらかな波」に乗るように楽しみながら、穏やかに過ごしていけたらと願っています。

ただ、当たり前のようでいて、実は一番難しいのが「睡眠」をしっかりとること。
今年は睡眠時間をしっかり確保し、朝にはエネルギーがフル充電されているような、健やかな「気」の状態で一日をスタートさせたいものです。まずは日付が変わる前には床につくこと、が目標です。

今年も、日々の活動のなかで感じたことや、ふとした気づきをこのブログに言葉として残していければと思います。

どうぞ今年もお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。


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2025.12.26 日々のこと
2025年も残すところあとわずかとなりました・・

今年も残すところあとわずかとなりました。
11月の活動報告もブログにアップできないまま・・毎日があっという間に過ぎていきました。

今週は毎年恒例の研究所の大掃除、クリスマス会がありました。
拭き掃除をしながら、24年前にこの研究所の内装を設計してくれた建築士さんはじめ、お世話になった方々のことを思い出し、「この場所」に感謝の気持ちでした。

落ちる汚れもあれば、落ちない汚れや傷みもありますが、落ちない汚れや傷みは経年劣化の「味わい」として受け入れつつ(いい意味での諦め)、空気の流れがよい場所(=いい気が巡る場所)となるように来年も心がけていきたいなと思いました。

さて、手帳をみながら11月、12月の活動を振り返ってみると・・、

10月後半~11月は、大学院看護学研究科で担当している後期の集中講義がありました。
テーマは家族療法ですが、近年「オープンダイアローグ」に関心があり、私自身少しずつ勉強しながら、取り上げています。オープンダイアローグは精神科治療現場だけでなく、そのアプローチ法である「対話実践」は福祉や教育現場にも応用可能とされ、拡がっていることを知りました。

他者のことはわからない、だからわかろうとし続けること、一人一人の声に耳を傾け続けること、
オープンダイアローグが教えてくれる「対話実践」、私も大切にしていきたいなとしみじみと感じ入りました。

授業は今年4月に完成した阿倍野キャンパスまで足を運びましたが、ピカピカのキャンパスと最新の設備にワクワク。時代の進化に感動しつつ、長年変わらずお付き合いくださっている担当の先生の温かいお心遣い、熱心に参加くださる学生さんの熱意に、感謝の気持ちとともに未来への希望を感じさせていただきました。

他には、研究所主催の「女性支援者のためのトラウマ読書会」、スタッフの読書会のほか、
自分自身の研鑽のため、今まで学んできたトラウマインフォームドなアプローチ(PCIT&CARE、SE、SP、IFSなど)についての研究会や学習グループに参加しました。

27日が今年最後の面接日、28日からお休みに入ります。お休みに入れば切り替えて、自宅の大掃除、いや小掃除になりますが、今より少しでも「気の流れ」をよくなるような住まいに整え、新年を迎えたいと思います。

皆様もどうぞ一年頑張った自分を労い、
よい年末年始をお過ごしください。

ピンクの葉ぼたんが可愛い
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2025.10.13 トラウマ
2025年秋、センサリーモーターサイコセラピー(SP)レベル2トレーニングを終えて

10月も半ば。日の入りも早くなり、朝夕はしのぎやすくなりました。でもまだ日中は半袖がちょうどいいくらいです。

久しぶりのブログ、何について書こうかな?、この1か月の間で最もよかったことは何かな?・・と自分を振り返ったとき、まず頭に浮かんだのは、センサリーモーターセラピー(SP)レベル2のトレーニング(オンライン)を無事終えたこと、でした。

2024年10月のモジュール1から、先月9月末のモジュール10まで、約1年かけて月1回週末3日間のトレーニング(午前は講義、午後は実習)がありました。全体の内容の習得度はひとまず横におき、まずは無事に終えられたことにほっとしています。講義は全30日、すべて録画されており1年間は視聴可能なので、もう一度見直して、内容を自分に落とし込めていけたらなと思います。

「継続は力なり」ですが、これからも継続しようと思えるのは、同じ受講生仲間がいるからこそ、と思います。一人なら挫折してしまいそうですが、一年間共にしてきた勉強グループの方々とはこれからも「ゆるゆかに」つながって、共に歩めそうなので心強いです。
来月からはグループ・コンサルテーションも始まります。受講生の皆様と共に引き続き学ばせていただければと思います。

ところでSPレベル2は「発達段階における傷つき」がテーマでした。発達過程における愛着の傷つきや関係性の傷つを癒し、成長するための理論的基盤から身体志向のアプローチ法まで学びました。身体的介入を行いながら「信念」「感情」にもアプローチすところが一番印象に残っています。

トラウマ的体験、傷つきは、身体、感情、信念(自分や他者に対する考え方、価値観ともいえます)に影響を与えます。しかし傷を修復し、変容は可能であること、いろんな角度から学ばせていただきました。

先生のレクチャー、受講生の皆様との実習など・・。私もクライエント役として自分自身の体験をいろんな角度から取り上げましたが、それをカウンセラー役の方々が丁寧に温かく真摯に取り扱ってくださったことは、本当にいい体験になりました。同業者の皆様方に尊敬の念を抱くと共に世界への信頼感が拡がる思いでした。オンラインであっても、共に時間を過ごした皆様との温かいつながりに、感謝です。これからも試行錯誤しながらも希望を持って、臨床に取り組んでいきたいなと思います。

そういえば、先月は私の誕生日もありました。抱負を聞かれ、「まずは元気に過ごせるように健康に気を付けます」、次に「周りの人との温かいつながりを大事にしたい」、そして「まだまだ仕事も頑張ります」と答えました。私の関心ごと三つ、この一年も大事にして過ごしていきたいと思います。


先週のお花。ピンクのリンドウがかわいかったです。
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2025.09.17 ソマティック・エクスペリエンシング®
ソマティック・エクスペリエンシング®初級トレーニングに参加しました

2025年9月12日から15日まで、大阪市内でSE関西2・初級3トレーニングが開催されました。
正式な名称は「ソマティック・エクスペリエンシング®認定プラクティショナー養成トレーニング」です。

今回は初級の最終トレーニングということで、最終日には初級の修了式が行われました。
受講生の皆様の喜びに満ちた笑顔と躍動感がとても素敵で、私も心から嬉しくなりました。

私はアシスタントの一人として、またSEセッションプロバイダー、初級コンサルタントとして、トレーニングに参加しましたが、受講生の皆さまの熱心な姿勢に触れ、私自身も初心に返り学ばせていただきました。

またトレーニングの場はとても居心地がよく、緊張しがちな私でもリラックスして過ごせました。これもアシスタントチームの皆さまがとても温かく、支えあう雰囲気の中で、心強いサポートをいただいたおかげです。アシスタントチームの一員として参加できたことに心から感謝の気持ちです。

なお、関西2初級・中級トレーニングは、日本初のSEファカルティ、花丘てれささんの講義です。
英語が苦手な私にとって、日本語でもう一度SEを学べるのはとても有難いです。

「初心を忘るべからず」
改めて初心に立ち返り、丁寧な臨床を心がけていきたいと思います。

※SEトレーニングに関心のある方は、こちらをご覧ください。→


最終日の後片付けの後、会場のお花を分けていただきました。
しばらくの間、余韻を楽しみたいと思います。
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2025.08.17 トラウマ
IFS(内的家族システム)療法へのお誘い

2025年8月9日、IFS(内的家族システム)公式レベル1トレーニングを修了しました!

7月6日~11日までの京都での対面トレーニング(→★)と、その後に続く18・19日、8月4日~9日までのオンラインでのトレーニングを経て、全14日間89.5時間のプログラムを修了いたしました。

日本初の公式トレーニングに参加でき、無事に修了できたことに心より感謝の気持ちです。

一週間が経ちましたが、私のなかでまだその余韻が残っています。
トレーニングでトレーナーの先生、プログラムアシスタントの皆さまのサポートのもと、参加の皆さまと共有した温かいつながりは私の身体に落とし込まれ、思い出すといつでもそこに戻れる感覚、という感じでしょうか。
心理療法でいう「変容」の体験といえるかもしれません。

いま、日常の生活を送るなかで私の内なるパーツの声に耳を傾けながら、セルフ主導でいられるように努めているところです。

ここで少し、IFSとは何か、簡単に紹介させていただくと・・、

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IFS(Internal Family Systems:内的家族システム)は、リチャード・シュワルツ博士が開発した心理療法で40年近い歴史をもちます。

家族療法の臨床家だったシュワルツが、クライエントの内的対話に注目し、家族システム理論を「心の内部」に応用する形でIFSを構築しました。

IFSでは、内的システムについて下記の前提で捉えます。

 ・心には複数の副人格(パーツ)が存在するのは自然なことである

 ・すぺての人にはセルフが備わっている(ポジティブな資質、本質的な知恵など)

 ・トラウマや愛着の傷により、パーツは望まない役割(重荷を背負っている)を強いられる

 ・パーツはよい意図をもっている

 ・成長するにつれて、パーツは内面で相互作用し複雑なシステムを形成する

 ・内的システムの変化は外的システムにも影響を与え、逆も同様である

IFSセラピーでは、パーツの声に耳を傾けて、セルフとの関係性を育み、パーツが重荷(トラウマや愛着の傷)から解放され、セルフとパーツからなる内的システムが調和し協力できるようにサポートします。

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さて、話をトレーニングに戻します。

オンライントレーニングの講師ヘギョン先生は、IFSは「関係性」を大事にするセラピーと強調しておられました。特に、セルフとパーツのよい関係性を築くことが大切で、内的システム内でよい関係性ができれば、それは外との関係性(人との関係)にもつながっていくということでした。

IFSトレーニングに参加したのは、IFSセラピーを学びトラウマ臨床に活かしたいという意図からでしたが、意図をこえて、先生や参加者の皆さまとの温かいつながり、セルフのエネルギーのなかで、「関係性」の大切さを身体で体感できたことが大きな収穫であり、ギフトです。

IFSの探求はこれからも続きます。
受け取ったギフトを大切に、周りの人々に伝えてゆければと思います。


※IFSについてもっと詳しく知りたい方は、こちら↓。
  日本IFSネットワーク
  IFS Institute


トレーニングから受けとったギフトを描いてみました!

(オープンハート、セルフエネルギー、つながりの3つ。
セルフエネルギーで心がオープンになり、他者とつながれる)

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2025.07.23 トラウマ
「摂食障害へのEMDR」を学ぶ

7月20日21日の2日間、立命館大学で開催された「日本EMDR学会第20回ワークショップ(継続研修)-摂食障害へのEMDR」に参加しました。

講師は複雑性トラウマ、解離、摂食障害を専門とするスペイン人心理学者のナタリア・セージョ博士(Natalia Seijo,PhD)です。摂食障害は「トラウマ」「アタッチメント」「解離」に根差した複雑な状態であると、その困難を理解するための体系的なアプローチをEMDRも含めてご教授くださいました。何をもって摂食障害というのか、摂食障害は自分を「守る」働きであること、「その人がどんな人生を歩んできたのか」その背景から理解すること、治療的絆(Therapeutic Bond)を育むことの重要性について、そしてEMDRを用いた介入として準備段階の「安定化」から処理段階の「プロセッシング」までセラピーの全体像を示してくださいました。

先生のお話は非常に整理されていてわかりやすく、有意義な学びの時間でした。温かくエネルギッシュで、丁寧に臨床をされている姿勢にも感銘を受け、尊敬の念とともに学ばせていただけたことに感謝の気持ちです。

また「食事は家族や感情と深くつながっている」「摂食行動は食文化として世代間で受け継がれるもの」という先生のお言葉に、思わず自分自身の歴史を振り返りました。私は前世代から何を受け継いできたのだろうか(無意識下で)・・とそんな問いが自然と湧き上がりました。

また、コロナ渦以降SNSの影響で摂食障害が増えていると話されていました。ボディイメージは周りからのメッセージの影響も受けるようです。摂食障害は私たちの身近にある社会課題といえそうです。

食と心、身体とのつながりを改めて見つめ直す機会として、今回の学びを今後の臨床や日常にも活かしてゆければいいなと思います。

2日目の朝、立命館大学いばらきキャンバスにて
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