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所長のブログ~ただ今修行中

2018.04.21 グループ/講座
新年度がスタートしました!~セルフケア・グループ&読書会、参加者募集中

桜から新緑の季節へとうつり、自然の変化が楽しみな好きな季節です。通勤途中の公園では、ツツジが鮮やかに咲いています。

4月から新しくカウンセラーをお迎えしました(→)。開催予定のグループも決まり、新鮮な気持ちで新年度がスタートしています! 

今年度初のブログでは、グループのご案内をさせていただきたいと思います。

まず、2018年度前期は例年と同じく「女性のためのセルフケア・グループ」が月一回全5回で5月からスタートします。グループではトラウマ・アートセラピーのプログラムをご体験いただき、心と身体のセルフケアのヒントを学んでいただければと思います。詳しくはこちらをご覧ください。→

女性のトラウマ読書会では、2014年度~2017年度まで4年間、『心的外傷と回復』を取り上げてきました。今年度からは、『生きる勇気と癒す力~性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック』を読みすすめたいと思います。

『心的外傷と回復』は著者のジュディス・ハーマンが女性の視点と精神科医の立場から、トラウからの回復についての研究を歴史的に網羅しながら、臨床現場での経験も踏まえて「トラウマからの回復」について解説されています。過去の読書会の様子はこちらをご参照ください。→

『生きる勇気と癒す力』は、著者のエレン・バスが主催するワークショップに参加されたサバイバーの体験を基に、子ども時代の性暴力から自分を癒すのには何が必要かがまとめられています。

この本の初版が1997年。当時、SCSA会(サバイバーの癒しのための自助グループ)のメンバーが翻訳、出版されたということで、印象深い本でした。
今回、読書会で取り上げることになり、本書を調べてみると2014年には新装改訂版も出されていることを知りました。20年もの間、版を重ねて読み続けられていることは意味深いと思います。

今回、私も初心に戻り、サバイバーの体験から癒しについて学びなおしていければと思っています。
この本にご関心のある方ならどなたでもご参加可能です。詳しくはこちらをご覧ください。→

女性ライフサイクル研究所では、安全なコミュニティへの生態学的橋渡し(エコロジカル・ブリッジ)となる援助を提供できるよう努めていますが、グループはその一つです。

皆様のご参加をお待ちしています。

             シクラメンがまだ綺麗に咲いています。凄い生命力!
                                                 クッションを春夏用に模様替え。
IMG_3220 (2).jpg             
              4月4日撮影。今年も無事にFLCの八重桜が一つ咲きました。
                どこからやってきたのかタンポポも咲いていました。

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2018.03.18 グループ/講座
3月の女性のためのトラウマケア・グループ&『心的外傷と回復』読書会

今日は一日研究所にて、グループ。

午前中は「女性のためのトラウマケア・グループ」の第5回目「思考と感情を統合する」、午後は『心的外傷と回復』女性のトラウマ読書会。どちらも今日が最終回。5月から一年弱、ご一緒してきた喜びとちょっぴり寂しさとでしみじみ感慨深い気持ちでした。

『心的外傷と回復』の読み合わせは最終章の「共世界(human commonality)」。回復の段階(第一段階安全の確立、第二段階服喪追悼・記憶の統合、第三段階再結合)に応じたグループについて、何に焦点をあて、どんな構造で、どんな点に注意を払わないといけないか・・など詳細が解説されています。この章もとてもいい章で、一行一行の言葉が意味深いです。この章の冒頭では次の言葉から始まります・・、

外傷的事件は個人と社会をつなぐきずなを破壊する。・・(略)

生存者の証言には、つながりの感覚が取り戻せたのは、ある時、ある人が惜しみない度量を気取らない自然体で示してくれたおかげであるという話が繰り返し出てくる。被害者が不可逆的な破壊をこうむったと思い込んでいる自分の中のものはごくふつうの愛他性(相手の身になって考え相手本位で行動すること)によってもう一度目を覚ます。自分以外の人々の行動を鏡として生存者は自らの失われた部分を認め、とりもどす。この瞬間から生存者は人間の共世界(human commonality)に再加入し始める。

社会のきずなの取戻しは、私は一人ではないという発見をもって始まる。この体験が確実、強力、直接的なのはグループをおいては他にはない。アーヴィン・ヤロムはグループ精神療法の権威であるがこれを「普遍性」体験と名付けている。「普遍性」のもつ治癒力は特に恥辱的な秘密を抱いているために孤立させられていると感じてきた人たちには強力である。(340~341頁より)


「私は一人ではない」という普遍性がもつ治癒力は本当にエンパワメントになること感じます。

女性ライフサイクル研究所では1990年の開設以来、いろんなテーマ、形で試行錯誤しながらグループを開催してきました。グループはスタッフが一緒に取り組むということでは、私にとっても(私たちにとっても)意味深いなぁと感じます。私自身、この世界(common)に所属していること、普遍的なものの一部であること、その交わりの感覚を実感させてくれる場でもあります。

できることは限られているのですが、細くであっても息長~く続けていければいいなと思います。

次年度のグループは二つ、5月から月一回の日曜日、午前中はアートセラピーの手法を使ったグループセラピー「女性のためのセルフケア・グループ」と、午後は女性心理学フリートーク・女性のトラウマ読書会を開催いたします。3月中にはホームページ「インフォメーション」コーナーにてご案内させていただきます。

こんなグループを開催しているよ~と発信することで、グループに参加するかどうかには関係なく、「一人ではないよ」というメッセージとなって届けばいいなと願っています。


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2018.03.15 講師活動
子育てコーチング、講師を務めさせていただきました

昨日に続き、今日も日中はぽかぽかといい天気。コートも不要で温かい一日でした。

今日の午前中は京都の長岡京市にて講師のお仕事。長岡京市立中央公民館主催の家庭教育学級に三年連続でお招きくださり、ありがたい気持ちで出向きました。

今回のテーマは「子育てコーチング!~子どものやる気を引き出すコミュニケーション術」。今日は卒園式と重なってしまったにも関わらず、30名近く親御さんがご参加くださり、熱心に学んでくださいました。

やる気とは、外に向かっていく探求心。これは何だろう? もっと見たい、知りたい、やってみたい・・と、人には生まれながらにして探索したい欲求が備わっていること、探求心は親と子のよい関係性(安定したアタッチメント)が土台になることをお話させていただいた上で、よい関係性を育むためのコミュニケーションのコツをCAREプログラムをもとに、紹介させていただきました。

今日からやってみよう!参加してよかった!とご感想をいただき、とても嬉しかったです!

親御さんの笑顔と子どもの笑顔が増えること、温かな関係性が育まれることを願っています。


         梅が開花、向こうに見えるのは京都の西山。いつ来ても落ち着く風景です。
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     玄関をあけるとふわ~とフリージアの香り。スタッフが生けてくれたチューリップがかわいい♡
IMG_3156 (2).jpg                 シクラメンもまだ元気に咲いています!
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2018.02.27 グループ/講座
3月の女性心理学フリートーク『女はみんな女神』読書会

今日は『女はみんな女神』読書会、最終章。

18時半から20時、女性ライフサイクル研究所のグループルームにて、最終章「女はみんなヒロイン」の読み合わせとフリートーク。

いつものメンバーと共に、女性心理学とユング心理学の観点から、女性が自分の人生の主人公になるための叡智を学びました。人生の道の途中で選択に迷うとき、この章を読み返すことで「自分」に立ち戻れるような、何度も読み返したい好きな章です。

昨年6月から毎月一回読み進めてきたこのグループも今日が最終回ということでは、しみじみ。
参加メンバーと共に、本書から学びあい、語り合い、自分自身と向き合えた時間はとてもかけがえのない時間でした。

この「場」での出会いと、女性たちとのつながり、シスターフッド(女同士の友情)に感謝の気持ちです。ありがとうございました!

女性が自分の人生の主人公となれるようにと、エールを送ります☆彡


               今週のお花。お花はすっかり春です。
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2018.02.18 グループ/講座
2月のトラウマケア・グループ&女性のトラウマ読書会

今日も寒い一日でしたが空は晴れ、気持ちも晴れやかな一日でした。
女性ライフサイクル研究所にて、午前は「女性のためのトラウマケア・グループ」、午後は『心的外傷と回復』女性のトラウマ読書会。

午前の「女性のためのトラウマケア・グループ」第四回目のテーマは「喪失と発見~喪失の感情を確認し、自分への共感を高める」。

トラウマは喪失を伴います。
通常、安全と安心感、人生の意味や目的、身体的な健康や身体のまとまり、自己評価やアイデンティティ、自己の境界線、人とのつながり感、愛する人や大切にしていたもの・・などの喪失を経験します。

喪失への反応は人によって異なりますが、喪失によるショックや痛みから身を守るために「私は大丈夫」「たいしたことではない」と、喪失を否認したり十分に経験しないことがあります。否認が減り、少しずつ喪失を受け入れることで悲嘆のプロセスが始まります。

悲嘆のプロセスにおいて、自己共感はとても大切です。自己共感とは自分の苦しみを認め、自分が必要とするサポートを得るようにすることです。

今日のアートセラピーでは、喪失の感情を確認して、自分自身への共感を高めるために、自分に贈るグリーティング・カードを創りました。

画材は水彩絵具で、固形の絵の具や水彩鉛筆。水彩の色合いや紙への染み具合、筆使いが、悲しみを癒すような柔らかさ、心地よさで、カードの絵と言葉がしみじみと胸に染みました。

人や世界と「つながり」を感じる中でこそ、悲しみを受け入れ、癒しのプロセスが進んでいくことと実感しました。アートの表現は人や世界と「つながる」不思議な力があるので興味深いです。


午後の『心的外傷と回復』読書会のテーマは、第10章の「再結合」。

再結合とは回復の三段階目の課題です。
過去の外傷体験の記憶の統合に取り組み、喪に服した後には「未来を創造する」という課題が待っています。新しい自己を成長させ、新しい関係を育て、自分を支える信念を改めて発見していく段階です。

第10章の「たたかうことを学ぶ」「自分自身と和解する」「他者と再結合する」「生存者使命を発見する」「外傷を解消させる」について読みあいました。

『心的外傷と回復』の読書会も今年度で三回目。毎年読む度に気づきがあり、回を重ねることで少しずつ消化してこれたように思います。また午後のグループも他者との「つながる」場です。

三年間続けてきたこの本の読書会も来月で最終回になると思うと、名残り惜しい気持ちですが、トラウマについて深い学びを与えてくれた著者と、参加くださいました皆様に感謝の気持ちです。

                 一年越しのシクラメン、ようやく花を咲かせました!
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2018.02.12 学び-ワークショップ他
ハンズオンによるトラウマケア

連休のこの2日間、研究所のスタッフと一緒に浅井咲子先生による「解放のフィジオロジー講座アドバンスクラス」を受講しました。

ベーシッククラスが9月に終わり、4カ月ぶりに咲子先生やクラスの仲間にお会いでき、安心・安全の場のなかで、知的刺激と心地よいハンズオンの実習で、心身ともに満足いく深い学びの2日間となりました。

一日目は復習として神経系・内分泌系・免疫系などにハンズオン(手で触れる)で働きかけ、二日目は自己調整(Self regulation)を回復させるための受動調整(Passive regulation)、協働調整(Co-regulation)についてハンズオンを通して学びました。

この二日間で、私自身の自律神経系がゆったり休息できたのが有難かったです。
夜寝る時には、よく自分で腎臓や脳幹へのタッチをしていますが、やはり人にしてもらうと全然違う! 協働調整ってこういうことなのだな・・と、セラピストの役割を再認識しました。

よりよいセラピーのためには、まずは自分自身の神経系を休めるように努めないとな・・と、ゆっくり休むことを心がけて自己調整を整えていきたいと思います。

咲子先生の最新著作はこちら→『「今ここ」神経系エクササイズ』
ポリヴェーガル理論、トラウマの生理学についてとてもわかりやすく解説されていて、私自身も今まで学んだことの整理になりました。
また次回の講習を楽しみにしています!

                                                           ヒヤシンスが咲きました!
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2018.02.04 CARE
CAREフォローアップグループを開催しました

今日は立春。立春とは二十四節気のうち第一番目にあたり、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎて徐々に春めいた気温や天気に変わっていく、という意味があるそうですが、今日も風がとても冷たく寒かったです。

今日は午後から、第二回CAREフォローアップグループ。
日常の実践を報告しあい、CAREのスキルや親向けの心理教育をロールプレイを使いながら練習しました。

私自身、初めてCAREワークショップを受けたとき、頭では理解したものの実際どう親御さんに提供していいかわからず、何もできないまま日が過ぎてしまいました。CAREのトレーナートレーニングに参加したり、CAREの土台になっているPCIT(親子相互交流療法)ワークショップに参加し、参加者の皆さんと一緒にスキルを練習したり、情報交換するなかでCAREを親御さんにどのように提供するかイメージがつかめようになりました。

仲間と共に継続して練習したり再学習することの大切さを実感し、そういう場を大阪の皆様にも提供できるといいな~と、昨年度よりCAREフォローアップグループを試みています。

今日も予定していた3時間があ~っという間にたちました。
もう少し練習の時間がとれればよかったなぁと進め方に工夫の余地あり。

ご参加くださった方々がコツコツと、支援の現場で一人一人の子ども、親御さんと向き合い、CAREを取り入れながら試行錯誤している支援の姿勢に心から感銘を受けました。
温かい関係の絆を育むCAREプログラム、温かな相互交流の輪が広がっていくことを心より願っています。


            女性ライフサイクル研究所のグループルームにて。
IMG_3077 (2).jpg                ヒヤシンスが一週間で5㎝も成長! 
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2018.01.27 グループ/講座
安全な場を創る

寒い日が続いています。寒さが苦手なので、ボアスリッパ、ブランケット、カイロ・・は欠かせません。

さて、先週「支援者のためのトラウマアートセラピー体験講座」を報告しましたが、主催くださった
「カウンセリングルームことのは」の臨床心理士、北村由紀恵さんから体験談が届きました。

わかりやすくまとめてくださっているので、皆様にもご紹介させていただきます。
☆報告・支援者のためのトラウマアートセラピー体験講座①

今回は「安全な場所のイメージを創る」というアートワークを行いましたが、北村さんの体験談、とても興味深かったです。シェアしてくださり、ありがとうございました!
☆報告・支援者のためのトラウマアートセラピー体験講座②

グループで行うアートセラピーは、人との「つながり」、世界との「つながり」を実感できるのがとても面白いです。イメージは普遍的なものとつながる力があるように思います。

特に、この「安全な場所のイメージを創る」アートワークはグループのメンバーと共有することで、より安全感が高まるように思います。


次年度もアートセラピーを用いたトラウマを癒すための「女性のためのセルフケアグループ」を開催予定です。3月末頃にご案内させていただきます。

風邪が流行っています。
皆様もどうぞご自愛くださいませ。

                ムスカリちゃんも仲間入り。
IMG_3070 (2).jpg          水耕栽培のムスカリとヒヤシンス。花を咲かせるのが楽しみです。
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2018.01.21 グループ/講座
1月のトラウマケアグループ、支援者研修、アートセラピー講座・・

1月も後半に入りました。仕事はじめから二週間、あっという間に日が過ぎました。
まとめて1月の活動報告です。


14日(日)の午前は「女性のためのトラウマケアグループ」。今回のテーマは「怒りを確認する~怒りを認め、耳を傾ける」で、「怒り」のイメージと怒りを安全に調節するための「ヘルパー」のイメージを使って内面を表現するアートワークに取り組みました。誰もに備わってる創造性の力に感銘を受けます。

14日(日)の午後は『心的外傷と回復』読書会。今回のテーマは回復の第二段階の「想起と服喪追悼」。トラウマ記憶を安全に扱うためにどう注意を払わないといけないのか等、臨床について学びあいました。

16日(火)は出張で滋賀社会福祉協議会主催の研修「相談援助の本質と基本的な面接技術」で講師を務めました。今年三年目ですが、終了後のアンケートでは「この研修に参加してよかった」等のお声を聞けて、ほっ。


そして今日は「支援者のためのトラウマ・アートセラピー体験講座」で講師。この講座は、女性ライフサイクル研究所で行っているアートセラピーを使った「女性のためのセルフケアグループ」に関心を寄せてくださった臨床心理士さんが仲間に声をかけて企画してくださり実現しました。「安全な場所のイメージを創る」を体験いただき、「自分の癒しになった」「気づきが得られた」「また体験してみたい」等と喜んでいただけてとても嬉しかったです!

今日は朝から温かく、午前中のアートセラピーでほっと和みの一日でした。
今週はまた寒くなるそうなので、身体と心を温かく保てるように心して過ごしたいと思います。

            昨年のシクラメン、蕾が膨らんできました。頑張って!
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2018.01.06 日々のこと
2018年仕事はじめ

あけましておめでとうございます。
旧年中は温かいご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

皆様はどのように新年をお迎えになられましたでしょうか。

私は例年と同じく年末は大掃除とお正月の準備をして、穏やかな気持ちで新年を迎えました。
元旦はお雑煮を食べて地元の神社に初詣。

お参りの後おみくじを引いたところ、数字の一番が出て「大吉」。
「毎日感謝の気持ちをもって、穏やかな気持ちで夜は眠りにつくこと」というような内容が書かれていて、本当にそうだなと納得。
今年も一年感謝の気持ちを忘れずに、精進していければと思います。

さて、5日金曜日は仕事始め。
PCIT(親子相互交流療法)からスタートしました。
今年も昨年に引き続き、トラウマを乗り越えていけるように、人と人との信頼の「絆」の回復・修復に力を入れていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様にとってもよきお年となりますように。


                                                お正月、陶芸作家さんによる「戌店」で一目ぼれ。
                   研究所の玄関でお出迎えしています。

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