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所長のブログ~ただ今修行中

2015.10.28 講師活動
DV研修、講師をつとめさせて頂きました。

温かい日が続いていましたが、今週に入り急に冷え込んできました。

昨日はDV研修のため、スタッフの金山と大阪弁護士会館にいってきました。司法修習生の皆様への選択実習として「DV被害者の心理と援助」を担当させて頂いて、早いもので7年目。女性がおかれている状況に目を向けながら社会的文脈からDV被害者の心理を理解していただくことに主眼をおいていますが、しっかりと学び吸収して下さったことを感じ、とても嬉しく思いました。
来年から弁護士として実務につかれるとのこと、これからのご活躍とご健康をお祈りして、心からエールを送りました!!

終了後、17時を過ぎるとずいぶん日は暮れていましたが、少し身体を動かして・・とブラブラ徒歩で帰ることに。講師が終わると、急にお腹がすいてき、途中で天神橋商店街にある紅茶とケーキのお店に立ち寄り、ほっと一息つきながら、今日の振り返り作業。また次の機会に向けて、内容やすすめ方をブラッシュアップしていければと思います。

夜は、皆で会社ミーティング。濃い一日でしたが、充実感で一日を終えることができました。皆さまに感謝です。

           シクラメンが美しい季節になりました・・♪ 研究所、玄関前より。
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2015.10.18 講師活動
親に気をつかう子ども、思春期の心理についてお話させていただきました。

今日は京都府の私立中学・高等学校の先生方の教育研究会、分科会にて講師をつとめさせて頂きました。

テーマは「親に気をつかう子どもたち」。親に心配かけたくない、悲しませたくないとつらい気持ちをため込みながら、恋愛依存関係に入ったり、不登校や引きこもってしまう子どもをどう理解し、どのように関わっていけるか・・、という先生方の問題意識に対して、トラウマ臨床に携わってきた立場、経験からお話させて頂きました。

毎年、講師の話とグループワークとで、参加者の皆様が話し合う時間を十分とられているとのこと。グループにはファシリティターの先生がつかれ、保護者の方も一緒に話し合われるというのが素晴らしいなと思いました。教師も保護者も、子どものことを大切に思う気持ちを同じ。子ども達のことを思い、どうしたらいいんだろうと悩み心配する、そんな教師や親の見守りが子どもを支えているのだろうと、希望を感じ温かい気持ちになりました。

講師としてお話させて頂く機会を頂くことで、私自身も頭を整理して、学び直す機会になります。先生方のご意見に、私自身もとても学ばせて頂きました。貴重な機会をいただき、感謝いたします。

今週も一つ一つ、落ち着いて丁寧に・・を心がけていきたいと思います。

※お知らせ・・思春期の子どもをもつ保護者向けCAREワークショップの開催が決定しました。
 子どもとの〈絆〉を強めるコミュニケーションのコツを学ぶプログラムです。関心ある方はぜひこちらもご覧ください。⇒CARE・思春期の子どもをもつ保護者向けワークショップのご案内


             とても気持ちのいいお天気でした。春には素敵な桜並木になるのでしょう・・♪
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2015.09.27 講師活動
患者心理、講師をつとめさせて頂きました

26日(土)の午後、大阪府臨床検査技師会主催の研修にて「患者心理」をテーマにお話をさせて頂きました。
生きていくうえで病気は避けて通れないもの、私自身も患者という立場を経験します。また患者の家族という立場も経験します。
患者心理とは大きなテーマですが、患者の立場にたったとき、どう接して頂きたいか、どう配慮してほしいかという観点から考えてみることで、援助者としての自分自身も振り返る機会となりました。

昨年、講師を務めさせて頂いたご縁がつながっての今回のご依頼でした。担当者の皆さまが温かく迎えて下さり心から感謝です。

講師を終えた後は、夕方から実家へ。今までお盆と正月くらいしか帰省してませんでしたが、今年から老親の病気や介護のため月一回は帰省することを目標にしています。

日曜日は地元で暮らす妹がオープンしたばかりのカフェにランチに連れて行ってくれました。自然のなかの一軒家という感じでとっても素敵なお店。旬の野菜中心に10品とコーヒーもついて1300円!タルタル風?和風南蛮ソースやすりおろしリンゴのドレッシング・・と、手作りの心のこもった手料理に、ほっと心が和みました。そしてテラスから見える景色にも心がゆったりと癒されます。夜はこのテラスから月も見えるとのこと。この景色のなかで見る中秋の名月はさぞかし素敵だろうな~と想像しつつ、ぜひ次回は夜に月見をしてみたいと思います。

9月もあと少し。一週間お休みを頂くとその前後はタイトスケジュールですが、一つ一つ丁寧に・・を心がけていきたいと思います。

          のどかな景色をみていると、何だか懐かしいような・・郷愁を感じました・・
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2015.09.13 講師活動
親子の絆を育むために~講師を務めさせていただきました

このたびの関東・東北地方での豪雨で被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

今朝の大阪はさわやかなお天気。朝に大阪を発ち、福井県主催の子育てマイスター研修会に講師として伺いました。タイトルは「保護者とのコミュニケーション~親子の絆を育むために」。

親子の絆づくりをサポートするため、保護者との温かな関係をつくるコミュニケーションについてお話させて頂きました。

コミュニケーション・スキルとしては、私がこの一年、力を入れて取り組んできたCAREプログラムから、そのエッセンスをお伝えしましたが、親支援のヒントとして役立てていただければいいな・・という思いを込めました。

後半のグループ演習では「いいとこ探し~ほめ言葉を伝えよう」をテーマに取り組んで頂きましたが、皆さまがとても温かく、敬意の気持ちをもってグループ・メンバーのお話をよく聴いておられることに感銘を受けました。

皆さまの笑顔、穏やかな笑い声に、私自身もほっと温かい気持ちになりました。進行役の私の声も、講演の時とはトーンが変わり、静かに穏やかに、ゆっくりになっているのが自分でも不思議でした。

母親が余裕をもって子どもと関われるためには、周りからの温かな眼差し、寄り添うコミュニケーションがとても大切だと思います。
今日は、そんな温かなコミュニケーションのキャッチボールの輪が会場を包み、私もほっこりしました。

こちらは、今日のテーマをイメージしたパワーポイントのスライド。無料イラストを使って工夫を加えましたが、気に入りました!

温かな関わり (240x180).jpg素敵な時間を共にさせて頂き、ありがとうございました!すがすがしく、ほっこりした気持ちでサンダーバードに乗ると、ほどよく揺れる車内で爆睡。あっという間に大阪に到着しました。

今回で福井は四回目の訪問。前回お世話になった担当者さんともお会いできたのも嬉しかったです。またいつかお会いできる日を楽しみに、また日々の仕事にいそしみたいと思います。

11月には年に一回のPCIT・CAREの合同研究会があるので、そこでまた学びを深めつつ、いろんな方と情報交換ができるのを楽しみにしています。
                     

          のどかな越前市武生駅。サンダーバードがもうすぐはいってきます・・
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2015.07.29 講師活動
相談面接の技術、講師を務めさせていただきました

 今日は例年担当させていただいている研修で、福祉の現場で対人援助に携わる皆さまへの「相談面接の技術:基礎編」の講師を務めました。目的は3つ、援助関係を築くための原則を学ぶ、相談面接の枠組みを学ぶ、コミュニケーションスキルと練習、におきました。

 定員を上回るご応募をいただき、ニーズの高さを感じながら朝は少し緊張してのスタート。午前は講義中心ですが、皆さまが熱心によく話を聞いてくれているのが伝わり、私も集中して話をしていると、あ~っという間にお昼に。
 
 午後は、ペアワーク、グループでのロールプレイなど中心に演習。皆さまがとても協力的で、私の話をよく聞いて動いて下さり(椅子や机の移動など)、全体への配慮や協調性が素晴らしいな~と感動しました。演習では少し自己開示もしていただくことになりますが(自分の考えや自分の体験についてお話いただくワークで)、互いに学びあうために率直に心を開いてお話くださったことに心から感謝の気持ちでした。

 今回、受講生さんのニーズに応じて、新たにスライド(資料)を付け加えたり、先日、頼先生のソシオドラマのワークショップで学んだこともグループワークの工夫に少し取り入れてみましたが、皆さまにも好評だったようで、とても嬉しく思いました。

 教えることは学ぶこと。教える機会を頂くことで、私自身も学び、成長していけることを有り難く思います。
 参加者の皆様のご健闘とご健康を祈って。
 
 
 

2015.07.02 講師活動
臨床心理士としての活動について

 今日は、立命館大学大学院の臨床心理学の授業でゲストスピーカーを務めさせて頂きました。テーマは「臨床心理士としての活動」として、①どうして臨床心理士になろうと思ったのか、②大学院時代に取り組んだこと、③今取り組んでいることについて(臨床的援助とコミュニティ介入)、お話させていただきました。

 この三つについてどんな風に話ができるかな・・と自分を振り返るなかで、結局は自分の人生のライフサイクル上での出来事と人との出会いと、その相互作用であり、私の人生の体験そのものでもあることに気づきました。「個人的なことは社会的なこと」と言われますので、私の個人的な体験も、臨床心理士を志す学生の皆さんの何がしかの役に立てれば嬉しいな・・という気持ちでお話させて頂きました。

 私の人生での「危機」の体験から(危機は転機)、現在は「女性や子どものトラウマと回復支援」をライフワークとしながら、女性のトラウマと関わる臨床家の使命である「安全でサポーテイブなコミュニティ」を創ることや、生態学的架け橋となる援助を試行錯誤していることについてお話させて頂きました。 

 最後に学生さんからの質問や感想を聞かせて頂きましたが、学生さんの声を聴きながら、エールを送る気持ちでした。そして私自身も成長できるよう頑張っていこう~と身が引き締まる思いでした。

 今、この場所に辿りつくまでのプロセスには、人との出会い、クライエントさんとの出会いがあってのことです。自分の人生のプロセスや人との出会い、つながり、そして今取り組んでいることについて話をさせていただくことで、より自分自身の足元がしっかりしたように感じます。このような機会に恵まれたことに感謝の気持ちでした。

 他に二人、ゲストスピーカーの臨床心理士さんのお話もありましたが、こうして外に出て、人のお話を聞かせて頂いたり、また自分の話を聞いてもらう機会は貴重です。たくさんの学びを、ありがとうございました。

2015.02.26 講師活動
信頼関係を築くコミュニケーション、研修を担当させていただきました

 今日は朝から雨模様。午前は昼過ぎまで面接のあと、午後は天六から電車で小一時間移動。ある社会福祉協議会の訪問介護員さんらの内部研修で講師を務めさせて頂きました。

 先週に引き続き、今日は二回目。対人援助の原則や基本的姿勢、コミュニケーション技術を、グループワークやペアワークなど体験学習を通して学んで頂きました(新しい学びというより、基本的なことの再確認)。二回に分けて参加者も20数名と、ワークに取り組むのにはちょうどよい人数。話を聞いて下さるときは熱心に、ワークでは和気あいあいと楽しんで下さり、そこからの気づきも素晴らしいな~と、私自身も学ばされました。

 利用者さんのために・・と真摯な姿勢に、しみじみと私も温かい気持ちになり、人や社会への信頼感と充実感でほっこりしながら大阪に戻りました。担当者様や職員様にも温かく迎えていただけたことにも感謝の気持ちでした。

 二月は研修のお仕事を通して、たとえ一期一会でも、人との出会いとふれ合いが有り難くもあり、嬉しくもありました。二月もあと僅か、年度末を迎えますが、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

            今日の研修で使った小道具の一つ! トーキング・スティックに。 


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2015.02.24 講師活動
産後のメンタルヘルスについて、お話させていただきました

 昨日今日と日中は温かく、春の訪れを感じます。研究所入り口フロアのヒヤシンスも満開、ふわっと優しくいい香りが漂ってきます。

 昨日は京都市内開催の母子保健事業研修にて、保健師さん、助産師さんに、産後のメンタルヘルスとケアについてお話させて頂きました。
 日頃、母子の支援に携わるなかで、私自身が大事にしていることを中心にお話させて頂きましたが、皆さまが熱心に聞いて下さり、時間いっぱいまでご質問くださった熱意に胸を打たれました。若手保健師さんも多く、頑張っておられるご様子に、心からエールを送る気持ちでした!

 今回の研修で、〈私が母親と関わるときに大事にしていること/大事にしたいことは何か?〉と自問自答したとき、自分から出てきた答えは次の三つでした。
 ①母親の置かれている状況/環境に目を向けること
 ②母親の立場にたち、心を寄せて話を聴くこと
 ③母親への温かい声かけ

 ごく当たり前のことかもしれませんが、改めてこの三つを意識できたので、初心忘るべからずの気持ちで、母子の支援に携わっていければと思います。

  病院の仕事のなかで、お母さんと赤ちゃんにお会いしますが、最初の母と子の出会い、相互交流、つながりの絆がうまく育まれていきますように・・と願ってやみません。つながりの絆を育てるために、どんな働きかけが役立つのか・・もっと学んでいきたいと思います。

 

2015.02.13 講師活動
CARE・援助職向けワークショップを無事終えました。

 今日は午前は研究所で面接、午後は児童相談所での仕事、そしていったん研究所に戻った後、天六にある大阪市住まい情報センターにてCAREワークショップを開催しました。

 今日一日を無事に終えられたことに、安堵感と感謝の気持ちでいっぱいです。援助者向けCAREワークショップのトレーナーは初めて! のことで、無事に務めを果たせられるかと、昨晩からドキドキ緊張モードでしたが、参加者の皆様の温かい雰囲気にとても助けられました。

 今回ご参加くださったのは、CAREやPCITでご一緒している方のご紹介や、DV講座にご参加くださった方等、直接的に、間接的に以前から何らかのご縁がある方ばかりで・・、その「つながり」が嬉しく励まされました。

 「自分の現場で、日常的な関わりにも活かせそう」「具体的なので大人が少しは自信をもって接することできそう」「落ち着かない施設生活を送る子どもにも役立てれそう」というご感想など、肯定的なフィードバックを頂けて、CAREを届ける・・という役目を無事果たすことができたかと、ほっと安堵しています。

 CAREは子どものトラウマ予防(第一次予防~第三次予防まで)に役立てられるのではないかと思っています。大人と子どもと温かい関係を育み、絆を強めるコミュニケーション・プログラム、CAREを、これからも大阪、関西の方々に届けていければと思います(ぼちぼち・・と)。
 子どもと大人の温かい関係性が拡がっていきますように・・と願いを込めて。

            お洒落な百均で風車を見つけました! 子どもの腹式呼吸に使いたいと
             探していたので、嬉しいです。一つはガーデンピックにしました。
   
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2015.02.12 講師活動
虐待と親支援、講師を務めさせていただきました

 今日は比較的穏やかなお天気。午前中は京都市内にて、子育て支援に携わる保育士さんや職員さん向けの研修を務めさせていただきました。

 今回、虐待予防のために親支援として何を伝えたいかと考えたとき・・ふと浮かんできた言葉は、「マザーリング・ザ・マザー」でした。マザーリング・ザ・マザーとは、文化人類学者Raphaelさんが、世界各地の伝統文化の社会で子育てのあり方を研究し、考え出した言葉です。「ひとりの女性が母親となって妊娠・分娩・育児をする時には、周囲の人の母親へのサポート、特にエモーショナル・サポートが重要であること」を発見しました(⇒詳しくは小林登さんの論文をご参照下さい)。まず周囲が母親を優しくいたわり勇気づけることが大切なのです。

 私はこの言葉を、母親になりたての頃、マザーリング研究所のたけなかかずこ先生の著書を読んで知りました。そして、本当にそうだ~と実感。だから、子育て中の私も周囲の人から助けてもらっていいんだ、むしろ助けてもらうことが大切なんだ・・と思うと、ほっと肩の荷がおりました。
 周囲からの優しい眼差し、温かい眼差しがあってこそ、母親も子どもに優しく温かい眼差しを向けられるのだと思います。

 ・・とそういう話のあと、虐待の発見から対応、親との信頼関係づくりについてワークも交えてお話させていただきました。皆さまが熱心に話を聞いて下さり、またワークも楽しんで取り組んで下さり、嬉しく思いました。
 地域で子育て、子育ちを支える支援者さんの存在を身近に感じ、私も温かい気持ちなり力づけられました!! ありがとうございました。

                     鴨川の穏やかな流れ
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