- 2017.12.17 グループ/講座
- 12月のトラウマケア・グループ、『心的外傷と回復』読書会、CAREワークショップ
12月に入ったかと思うとあっという間に、今年も残すところあと2週間となりました。時間が経つのはほんとに早いです。今月のグループ&ワークショップの活動報告です。
先週10日の日曜日の午前は「女性のためのトラウマケア・グループ」の第二回目、午後は『心的外傷と回復』読書会は「第8章安全」を読みあいました。
「女性のためのトラウマケア・グループ」の今回のテーマは「層になった感情」でした。
とてもユニークなアートプログラムなので、少し紹介しますと・・、
通常わたしたちは広い範囲で感情を経験します。楽しい感情もあれば嫌な感情もあり、強烈な感情もあれば過ぎ去っていく感情もあります。すすんで人にみせる感情もあれば隠される感情もあります。容易な耐えられる感情もあれば耐えるのが極度に難しい感情もあります。さらにトラウマを受けるとトラウマに伴う様々な感情が付け加えられます。トラウマの心理的影響に対処するためには、様々な感情を理解することが重要です。感情が理解され、受容され、ふさわしく表現されることが必要です。
そこで今回のアートワークでは、さまざまな自分の感情について理解を深めるために、感情を色と形で表現し、それをさらに「層」として表現しました。
参加者の皆さまがそれぞれ「発見」があり「気づき」があり、今回のアートワークも、とても内省を深めるのを助けてくれるものでした。「イメージには自律性がある」と言われるとおり、人間のもつ創造性は本当に素晴らしいと、私自身も深い感動がありました。
そして昨日、16日土曜日は第7回支援者向けCAREワークショップを開催しました。
開催時間が晩の遅い時間にも関わらず、ご遠方からもご参加くださり、皆様が熱心に学んでくださり、感謝感謝でした。CAREプログラムはその名のとおり「大人と子どもの絆を強める(Child-Adult Relationship Enhancement)」ためのもので、プログラム自体がとても温かなのですが、それに加えて参加者の皆さまの温かさと熱心さで、私自身も温かな気持ちになり、とても元気づけられました。今回も福祉、教育、心理など子どもや親子の支援の現場の皆さまに、CAREプログラムを届けられてよかった~(´▽`) ホッ
今週は寒さと乾燥で喉をやられてしまいましたが、早く復活してあと二週間、元気に過ごしたいと思います!
今週のお花は百合、ストック、マーガレット、スイトピーでした。