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所長のブログ~ただ今修行中

2020.10.18 学び-ワークショップ他
浅井咲子先生による神経自我統合アプローチ基礎編を無事終了しました

今日は午前10~16時まで、浅井咲子先生による「トラウマセラピー・神経自我統合アプローチ・基礎編」を開催しました。8月23日の入門編に引き続き、オンラインによるZoomセミナーですが、今回も咲子先生は大阪にお越し下さり、女性ライフサイクル研究所から、ご講義くださいました。

神経自我統合アプローチとは、愛着の問題を含めたトラウマを、神経系・自我状態の4つのゾーンから把握し、安全に癒しを進めていく方法で、トラウマの神経生物学的理論、構造的解離理論をベースに、浅井咲子先生がわかりやすくモデル化されたものです。トラウマによる「生きづらさ」を診断名ではなく、生き抜くための防衛策のあり方(防衛反応、防衛適応)としてみる視点、神経系の自己調整のための全体へのアプローチ、解決・変容のための自己の部分へのアプローチの道筋を学びました。私自身、セラピーでもっとも大切なこと、クライエントさんにとって安全で安心できる場をいかに創っていくかが大事なことを再確認する思いでした。

ブレイクアウトルームを使って参加者同士、グループでシェアいただく時間もあり、あっという間の6時間。
終了後、参加者の皆様からアンケートも届きましたが、皆さま方がそれぞれ熱心に学ばれたことが伝わり、心から敬意と尊敬の気持ちでした。
直接お会いできなくても、同じ思いをもつ皆さまと一緒に時間と場を共にすることで、安全・安心の温かい輪のつながりと拡がりを実感し、エンパワーされる思いでした。

とてもわかりやすく、参加者の一人一人の声を大切にご講義くださいました咲子先生、熱心にご参加くださいました参加者の皆様に感謝申し上げます。安全と安心の「いごこち」のいい時間をありがとうございました♡

縁の下の力もちでセミナーを支えてくたれスタッフにも感謝です。
学ばせてもらったことを、クライエントさんの回復に役立てるよう、スタッフ皆で研鑽に努めていきたいと思います。

発達トラウマ、解離からの回復に関心がある方は、ぜひ咲子先生が翻訳された『レジリエンスを育む~ポリヴェーガル理論による発達トラウマの治癒』『トラウマによる解離からの回復~断片化した「わたしたち」を癒す』をご覧くださいませ。『トラウマによる解離からの回復』の著者、ジェニーナ・フィッシャーは「本書は専門家だけでなく、トラウマで苦しんでいる人々にも参考にしてもらいたいと願って書きました」と言っています。人は「いろいろな部分がある全体」として理解できることで、自己受容の一歩になるのではないかと思います。

では朝夕とずいぶん寒くなってきましたので、皆さまご自愛くださいませ。


今日のお花。百合がまだ蕾。いいお天気になってよかったです。
2020.10.18 (2).JPG





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