- 2017.08.10 学び-学会・研究会
- EMDR学会継続研修に参加しました
明日から夏期休暇に入ります。今年の夏は研修三昧です。
まず8月5・6日の2日間は、東京の明治大学で開催されたEMDR学会継続研修「世代間トラウマ:愛着理論に基づく親と子へのEMDR」に参加しました。「トラウマと愛着」は今取り組んでいるテーマのキーワードなので、とても楽しみにしていました。
講師は、米国から来日されたアナ・ゴメズ先生。子どもと親の傷つきを癒し、愛着の絆を強め、トラウマの世代間伝達のサイクルを終わらせるための愛着理論に基づくEMDR療法について、講義とビデオも交えながら学ばせて頂きました。親と子ヘの治療場面がとても温かなのが最も印象に残りました。
家族システムにアプローチするEMDR療法は、子どもへのセラピー、親へのセラピー、親子でのセラピーとを組み合わせて行うチームでの治療も印象的でしたし、セラプレイという手法も取り入れながら子どもが関心をもつような具体的で楽しい工夫もいっぱい。
本当に興味深く、発見がいっぱいの研修でした。親と子ヘのEMDR、これからも学んでいきたいテーマになりました。
明日からの4日間は、大阪で開催される『安心感の輪』ファシリティター養成講座に参加する予定です。『安心感の輪』とは、親子のアタッチメントの形成を支援する子育てプログラム。
講座の詳しい内容はわかりませんが、ずいぶん以前に、児童福祉機関のケースワーカーとさんと「親子の愛着の絆づくりに関心があって・・」というような話をしていたとき、「これも、いいよ~!」と薦めていただきました。その時はタイミングがあいませんでしたが、今回は大阪で開催されるということで、思い切って参加することにしました。
ここでもまたどんな発見があるか、楽しみにしていたいと思います。
4日間、元気に乗り切れますように。
研修会場の明治大学アカデミーコモンから。