- 2017.07.09 NPO
- FLC安心とつながりのコミュニティづくり15周年記念イベント
今日の午後14時~18時まで、クレオ大阪中央にて、NPO法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワークの15周年記念イベントが行われました。
団先生のトークライブに始まり(テーマは境界侵犯。携帯電話の普及により家族が変化したこと等、考えさせられました)、パールノートのピアノ演奏。そしてシンポジウム「家族を取り巻く状況は変わったか?」では、DV子どもプロジェクトとVI-Projectからの活動報告と、NPO理事の3名の先生方からお話いただきました。
弁護士の石田文三先生からは「親子とは何か」と題し、「親子」を民法がどう規定しているのか最高裁の判決など例をあげてお話くださり、弁護士の宮地光子先生からは「家族のなかの個人の尊厳に司法はどう関わってきたか」と題して、DVと面会交流、夫婦別姓、憲法改正の動きなどから、個人の尊厳が尊重されていない問題について、臨床心理士の羽下大信先生からはDV加害男性の非暴力プログラムでの経験からお話しくださいました。
それぞれの立場、それぞれの切り口からのお話は、どのお話もわかりやすく、考えさせられ、とても勉強になりました。
そして最後は、人は人とのつながりのなかで成長していくことを再確認し、盛況のうちに幕を閉じました。パールノートの連弾の演奏に合わせ、懐かしい夏の歌を歌いながら。
懐かしく理事の先生方とも何年かぶりにお会いできたのも嬉しかったですし、二つのプロジェクトが10年以上活動を継続していることにも感動を覚えました。
私自身は、2002年設立から10年近く副理事長をつとめ主に事務局をしてきましたが、数年前から理事になり今は特に何も活動はしていません。若い世代が活動を継続し、また引き継いでいってくれていることは何と有難く、また素晴らしいことかと思います。そして、15周年イベント開催にあたり様々ご準備くださった皆さまにもありがたく、感謝の気持ちでいっぱいの15周年記念イベントでした。