- 2018.01.18
- 生理にまつわるエトセトラ
朴希沙
早いもので年が明け、1ヶ月がたとうとしています。
12月・1月はクリスマスに年末、お正月とイベントが目白押しですが、皆様いかが過ごされたでしょうか。
2017年秋から冬にかけて忙しくしていた私は、年末年始ずっと行きたかった旅行にでかけました。疲れを癒やして楽しみたい!と前々から楽しみにしていたのです。
ところが残念なことに、私にとっては鬼門の時期、生理前と日程が重なってしまいました。
女性にとって生理に関する悩みはなかなか大きなもの。体調が悪くなったり、気持ちの余裕がなくなったり、調べてみると様々な不調が出る方が多いようです。私は生理前になるととかく気持ちがネガティブになり、普段ではなんとも思わないようなことにすぐ悲観的になります。自分に対しても否定的になり、「どうせ私なんて...」「もう私はだめだ...」と思いつめます。イライラと張りつめて、周りの人にも八つ当たり。普段は毎日楽しく過ごしているだけに、生理前の不調は私の目にも、お恥ずかしながら周囲の目にも明らかなようです。
そこで今回は、気分転換に色々と試みてみました。
生理前にイライラしたりネガティブになってしまう方に何かヒントになれば、色んな方と生理に関する体験をシェアしたい!と思い、紹介させていただきます。
*試みたことリスト*
①自分の好きなものに没頭する
まず手っ取り早くできることとして、諦めて自分の好きなものに没頭するよう試みてみました。
普段はやらなければいけないことを優先させても、この時ばかりは「自分は今不調な時期」と諦めて自分の好きなことをできるだけしてみました。例えばただ好きな本を読む、見たい動画を見る、ドラマを見る等です。生理前には甘いものも無性に食べたくなりますが、それも思い切って、普段買わないようなものも買って食べてみます。「今自分は大変な時期だから」と諦めてしまうと、意外と楽しいことを心置きなくする余裕が生まれることもあります。
②瞑想
これは、以前生理前にイライラした時家族から「瞑想してみるのはどう?」と言われたことが頭に残っていて、試してみました。
特に今回は熊野宏昭さんが書かれた『実践!マインドフルネス』を参考に、呼吸に注意を向けた瞑想を試みました。確かに瞑想をすると気持ちがスッキリして、はればれとした心持ちになります。瞑想は続けることが大切で、1回でどうにかなるようなものではないのですが、瞑想という行為自体から学べることがたくさんあるように思いました。
③姉や友人と話す
しかし、生理前の不調は手ごわいもの。①や②を試しても、なかなか思いどおりにはいきません。そんな中で一番効果があったのは、姉や友人と生理にまつわる体験についてシェアすることでした。生理前後の心身の不調やその時のエピソード、どんな風に対処しているのかについてそれぞれの体験を教えてもらったり、私の体験を話したりしました。
そうすると、普段は「こんなに気持ちが揺れて、自分はダメだなあ」と思っていることでも、「みんな色々な症状で苦労しているんだ!」「自分だけじゃないんだ」と分かり、ほっとします。そして、「これは自分の問題というより、多くの女性が抱えていることなんだな」と少し距離を置いて眺めることができるのです。さらに、お互いの体験を分かち合うことで、連帯感もはぐくまれて以前よりももっと仲良くなれるような気がします。
生理前の不調はつらいですが、そんな時こそ同じような状況にある人・女性たちと互いの体験をシェアできる機会でもあることに、気づかされました。
今までちょっと恥ずかしく、なかなか切り出しづらかった話題ですが、改めてもっと色んな人と生理にまつわる体験をシェアしてみたい!と思いました。日々のこと、体調のこと、生理のこと・・・女性たちが気軽に、安心して話し合える環境や関係性が広がっていくことを願っています。
参考文献:
熊野宏昭著 『実践!マインドフルネス: 今この瞬間に気づき青空を感じるレッスン』 サンガ出版