- 2023.03.29 日々のこと
- 桜の季節にしみじみと・・
桜の美しい季節となりました。
道々歩きながら、自転車に乗りながら、電車の車窓から・・、桜を見ては優しい気持ちになっています。
残念ながら、まだじっくり桜を味わってはいないので、週末にはゆっくり愛でる時間をとりたいな~と思っています。
さて、桜の季節は「ライフサイクルの節目」をしみじみと感じるとき。またお別れの季節でもあります。
先週末、10年間嘱託カウンセラーとして勤務した児童福祉相談機関を卒業しました。
ちょうどよい引き際とこの3月でやめることにしましたが、最後の日を終えてから、想像してなかった反応が自分のなかであり、驚いています。数日たちましたが、今もしみじみとした余韻が私のなかに残り、桜を見ては、一つの区切り、お別れにじーんと感じ入っています。
最後の日のこと、クライエントさんや職員の皆様とのやりとりはもちろんのこと、10年の間に出会った方やお世話になった皆様のことが、走馬灯のように思い出されます。どうすれば心理士としてお役に立てるか、親と子の絆が育まれるか・・と試行錯誤でしたが、そのなかで児童福祉について、親子支援について学ばせていただきました。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
また、研究所のカウンセリングにおいても、しみじみとライフサイクルの節目を感じる今日この頃です。
学校の卒業、進級、就職、異動などの時期であり、一つの節目を迎えられるクライエントさんも多い時期です。
カウンセリングが一旦終結を迎える方、昨年とは違うご自身の変化を感じておられる方、次の段階へと進まれる方・・など、それぞれのペースを大切にしつつ変化の過程を振り返り、共有させていただけることは何より嬉しいことです。
昨晩は今年度最後のスタッフミーティング&スタッフ読書会。今年度読み進めてきた『心的外傷と回復』の最終回でもありました。皆で学び、それぞれの感想や思いに耳を傾け合いシェアする時間も有難い時間です。なお、今年度で退職となるスタッフとは互いにメッセージを送りあい別れを惜しみました。お別れの寂しさを感じながらも、感謝と共に未来を祈り、新しいスタートを応援する気持ちです。
別れの寂しさをしみじみと感じるのは、いい出会いがあったということ。
人生は別れと出会いの繰り返しですが、一期一会であっても出会いを大切にできればいいなと思います。
今年度もあと2日。4月からは気持ちを切り替えて、新しい年度をスタートさせたいと思います!
別れ際にカードと一緒に素敵なお花をいただきました。
クリスマスローズ、水仙、すずらん、ムスカリ、山吹・・に心温まります。