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所長のブログ~ただ今修行中

2023.04.03 日々のこと
初めてのラジオ出演にドキドキ~トラウマからの回復と愛着について

4月、新年度がスタートしました。
週末はいいお天気で予定どおり散歩しながらゆっくり桜を楽しむことができました。風に吹かれて舞う桜吹雪に、はかなさと瞬間の美をしみじみと感じました。桜をゆっくり見れるという平和な日常に感謝でした。

さて、今日は初めてのラジオ出演。ご縁があってラジオ番組「福原由美子のココカラ元気になるラジオ」にゲストとして参加させて頂きました。
由美子さんは2022年度の女性のトラウマ読書会『身体はトラウマを記録する~脳・体・心のつながりと回復のための手法』に一年間ご参加くださっていた鍼灸師さん。読書会ではZoom画面でお目にかかっていましたが、リアルにお会いするのは初めて。やっぱり人とリアルに対面するのは違うな~と体感しました。そこには身体性を伴った身体経験がありました(神経細胞ミラーニューロンが働くのかな~?)。由美子さんと対面でトークした18分間はあっという間で楽しい時間でした。ちなみにオンエアは7月です。

お話させていただいたテーマは二つで、一つは「女性のトラウマと回復」について。トラウマとは心的外傷のことですが、トラウマとなった心の傷に対して身体からアプローチし、心と身体をつないでいく身体志向の心理療法に触れさせて頂きました。トラウマ記憶の処理に入る前に、「今ここ」にいられるように身体のリソースをつくっていくことについてお話させて頂きました。ヨガやスポーツ、五感での心地いい体験など、ご自身でできるセルフケアのヒントも紹介しました。と言っても・・リスナー様に役立てていただけるようにもっと整理して話せればよかったという反省が後から出てきます。伝え方、そこは今後の課題としたいと思います。

もう一つは「親と子の愛着のつながり」について。「愛着のつながり」とは、養育者が子どもの「安心の基地」となり「安全な避難所」になるような関係性です。
小さな子どもが不安を感じるとき、わーんと泣いて養育者を求めます。人は生まれながら本能として、不安なときには「くっつきたい」という欲求があるのですが、子どもは養育者とくっつき慰めてもらうことで落ち着きます。このとき養育者は「安全な避難所」の役割を果たしています。子どもは落ち着きを取り戻して心の充電ができると、自ら養育者の元を離れ、周りの世界の探索活動へと出かけていきます。もっと見たい、知りたい、何だろう・・という探究心、好奇心も人が生まれながらに持っている本能です。子どもが探索活動をしているとき、養育者は「安心の基地」となっています。基地があるからこそ、子どもは安心して外の世界の探索にでかけていけるのです。
話の最後は、愛着のつながりを育むコミュニケーションのコツをPCIT(親子相互交流療法)をヒントに紹介させて頂きました。

ラジオ出演というのは私にとってはチャレンジでしたが、このような機会を通して、人に伝わる話し方って大切だなととても勉強させて頂きました。
私も由美子さんのように、女性がほっとできて、自分らしく楽に生きるヒントとなるような情報発信ができるといいな~と夢が拡がりました。素敵な出会いと貴重な機会に感謝いたします。

帰り道に今日は梅田のお花屋さんに立ち寄りました。
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