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FLCスタッフエッセイ

2013.11.30 子ども/子育て
温かい関係性を育む~「具体的にほめる」ことの勧め

                                                                        
                                                                西 順子


 2013年11月10~14日まで、PCIT(親子相互交流療法)を学ぶトレーニングに参加しました(PCIT-Japan主催)。PCITは、子どものこころや行動の問題に対し親子の温かい相互交流を深めることを基盤にして親子に働きかける心理療法です(2013年1月号NLを参照)。 
 PCITの醍醐味は、セラピストから養育者へのライブ・コーチングです。養育者がコーチングを受けながら新しいスキルを学びますが、特に「褒められる」ことで笑顔が増えていき、と同時に親と子のアイコンタクトが増え子どもが活き活きとし、そしてまた子どもの変化に親も勇気づけられ自信をもつようになる・・等、関係性を育む方向に相互交流が起こることが印象的です。今後、必要な方に役立てていただけるようPCITの準備を整えていければと思います。
 
 ここでは、今回学んだPCITの関係性を育むスキルの一つ「具体的にほめる」を紹介しましょう。「嬉しいわ」「ありがとう」「素晴らしいね」・・など人から褒められると誰もが嬉しいものですが、子どもは養育者から具体的に褒められることで「私のことよく見てくれている」という実感が生まれます。子どもは養育者からの「注目」「関心」を必要としているからです。具体的に褒めるとは、「上手にブロックが積めたね、すごいね」「お片付けしてくれて、ありがとう。とっても嬉しいわ」など、子どもの態度や行動に対して前向きな評価を表すことです。具体的に褒めることで、褒められた行動が増えるだけでなく、子どもの自尊心が増し、親子間の肯定的な感情が増して関係の絆が強ります。「私のこと見てくれている!」という温かい眼差しが支えとなり、子どもは自分の内的世界を拡げ(子どもにとっては遊びの世界です)、現実生活のルールも学んでいくでしょう。
 「~してくれて、ありがとう」のワンフレーズであっても、温かい褒め言葉は褒める方も褒められる方も双方に心地よいものです。自然に双方の笑顔、アイコンタクトも増えるでしょう。
 
 子育てを支援する支援者、援助者もまた養育者に対して肯定的な関心をもって、「~を頑張っているね」「よく~しているね」など具体的に褒め言葉を伝えていきたいものです。親子の相互交流が増え、温かい関係性が育つのを応援していければと思います。

                           (2013年11月 ニュースレター:特集より)

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