- 2017.11.25 学び-学会・研究会
- 第7回PCIT-Japan&CARE-Japan合同研究会に参加しました!
昨晩から東京入り、今日はお茶の水で開催された第7回PCIT-Japan&CARE-Japan合同研究会に参加しました。この研究会は毎年楽しみで、第二回大会から毎年欠かさず参加しています。全国各地で、PCIT、CAREに取り組んでいる諸先生方の様々な実践報告をお聞して、毎年刺激をもらって「私も頑張ろう~!」とエンパワーされてきました。
今年は、午後のCAREシンポジウム「現場の特色をいかした親・養育者へのアプローチ」で、私も発表者の一人として発表をさせていただく機会をいただきました。「トラウマ世代間伝達予防としてのCARE導入の試み」として、特にカウンセリングでの導入に焦点をあてて発表させて頂きました。
私自身、臨床心理士となってこの15年「女性のトラウマと回復」をテーマに臨床的援助に力をいれてきましたが、虐待やDVなど親密な関係のなかで起こる暴力の影響、未解決のトラウマは、被害女性にとどまらず、次世代との関係性にも影響を与えることから、早期の段階で予防的に「関係」そのものにアプローチできるよい方法はないかと模索してきました。そのなかで、CARE、PCITとの出会いがありました。
2014年から専門家向け認定CAREワークショップを開催して普及につとめると同時に、養育者の皆さまにはグループやカウンセリングのなかでCARE心理教育プログラムを受けていただけるようになりました。
これからも、子どもとよい関係性(愛着の絆)を築きたいと思っておられる方々に、CARE、そしてPCITを届けていければいいなと思っています!
さて、今日の特別公演では白川美也子先生が「夢を描く~インプリメンテーション・ディセミネーション・サイエンスの展開とPCIT・CARE・TF-CBTの均てん化の可能性」をテーマにお話くださいました。
冒頭で4人グループになり「夢を描く」グループワークを行ったのですが、この時、咄嗟に浮かんだ私のイメージが四つ葉のクローバー(自分の〈畑〉を描くというお題でした)。ハートしようとしたら、他の方がハートを書かれたので、クローバーを思いついたのですが、クローバーの上下二枚の葉っぱに「女性のトラウマと回復」「子どものトラウマ予防」を書き、左右二枚の葉っぱに「PCIT」と「CARE」と書き込みました。クローバーの真ん中には、ハートを描き、そのなかに「愛着の絆・アタッチメント」と書き込みました。
「女性のトラウトと回復」「子どものトラウマ予防」をつなぐ、具体な方法としての「PCIT」と「CARE」。その中心には「愛着の絆・アタッチメント」があるというイメージです。
咄嗟に浮かんだ偶然のイメージでしたが、これが私の「夢!!??」と不思議な気持ちになりました。
私の「夢」は、お母さんの笑顔、子どもの笑顔、家族の笑顔です。子どもの笑顔は未来の大人の笑顔です。
その「夢」に近づきたいと思って、こうして歩んでいるのだな・・と、今現在の立ち位置と方向性を確認することができました。またこれからも「夢」に向かって歩み続けていきたいな・・と、希望の光を感じました。
母と子、家族の「笑顔」を見れるように・・と、これからも小さな一歩を積み重ねていければと思います。
今朝の東京の空、気持ちのいい朝でした。
会場の「お茶の水ソラシティ」前より。