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トピックス by村本邦子

2015.07.17
団士郎家族漫画展

    大学の方に立ち上げている「東日本・家族応援プロジエクト」は、2011年の東日本大震災を受け、十年にわたって毎年、東北4県を巡業するというものである。同僚である団士郎さんの「木陰の物語」漫画展を中心に、現地の家族や支援者向けの週末プログラムをセットしている。私にとっては、この漫画展がコミュニティ介入のツールであり、舞台設定なのだが、5年目を迎え、漫画自体の影響がジワジワと感じられるようになった。

    今回、JR西日本あんしん社会財団の助成を受けられることになり、「東日本・家族応援プロジェクト」スピンオフ企画として、京阪三条駅で2015627日~75日、「未来のための思い出 ココロかさなるプロジェクト:団士郎家族漫画展」を実施した。東北を巡っている漫画展を京都でやり、漫画展を見てくれた東北の方々の声を紹介することで、すっかり報じられることが少なくなった震災のことを思い起こしてもらうとともに、災害は決して人事ではないこと、他者の痛みに想いを寄せることを通じて、自分の痛みのさなかにも他者の想いに思いを馳せることができるようになることが、心の防災につながるのではないかと思ったのである。

   研究助成を頂いたので、今回はスタッフがインタビューをして、この漫画が見る人の心に何を呼び起こしているのか、漫画展の意味を明らかにする研究をしてみることにした。20人もの院生や卒業生たちがスタッフとして働いてくれ、たくさんの方々のご協力を得て、250を越える声が集まった。とても豊かな声である。また、つながりに気づくことから一歩進め、困難を乗り越える力に関する知恵を集めようと、レジリエンスを特定する質問項目を加えてみたのだが、これにもたくさんの興味深い反応を頂いた。これから分析に入っていくが、どんな結果が出るか楽しみである。

   漫画展駅会場は終了したが、Web会場は2016530日までやっている。Web会場では、東北の方々の声を読むことができるし、みなさんの書き込みを見ることもできる。是非、訪れて、声を書き込んで頂けると嬉しい。

未来のための思い出:ココロかさなるプロジェクトWeb会場⇒こちら

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