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インフォメーション

2017.04.04 カウンセリング/心理療法について
ホログラフィートーク

ホログラフィートークは、嶺輝子先生が開発した心理療法で、クライエント本人が感情や身体症状の意味を読み取り、解決し、自らを癒すプロセスをセラピストが援助するものです。手法的には軽催眠下のトランスワークや自我状態療法の一種に位置づけられます。

クライエントが持つネガティブな感情や身体症状自身を、問題の原因・解決法を教えるリソースとする技法です。その感情や症状から問題の起源を探り、解決し、未来のための新しいリソースやソリューションを見だす所までを一回のセッションで行っていきます。

そして、トラウマや愛着障害、不健全な信念(私には価値がない、私は愛されない、私は間違っている・・等)や再演(成育の初期段階で強い体験によって作られた葛藤や固着がその後の人生において様々な形に変装され繰り返されること)、身体症状の解消軽減を行いながら、クライエントとともに人間の存在の深遠さや、人生の意味深さを垣間見ていきます

【関連サイト】Holography Talk 


2017.04.04 カウンセリング/心理療法について
自我状態療法

自我状態療法(Ego State Therapy)はJojn G.Watkins(1993)によって考案された心理療法です。
自我状態療法では、ひとりの人は複数の部分から成り立っていると考えます。例えば、自分の中には、適応的に振る舞い生活をコントロールしている大人としての自分もいれば、思うままに振る舞いたいと願う子どもとしての自分もいると捉えます。自我状態療法では、それらの部分がまるでひとつの家族を構成していると考え、どの声にも耳を傾けながら、葛藤の解決やひとりの人としての成長を試みます。

現在、自我状態療法は複雑なトラウマや解離症状に対する治療法としても重視されています。例えば、コントロールできない程の攻撃性を持っている自分がいたとしても、それは過去のトラウマ体験の記憶を引き受けている自分の部分なのかもしれないのです。EMDRセラピストのポールセンは「自我状態療法は、程度の異なる解離症状を示す人々に効果的なEMDR治療を施す鍵となる」と言っています。

 【参考文献】
ポールセン,S(2012)『図解臨床ガイド:トラウマと解離症状の治療~EMDRを活用した新しい自我状態療法』新井陽子・岡田太陽監修、東京書籍。
フィリプス,M(2002)「第六章 エゴステイト・セラピー」『最新心理療法~EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例』マギー・フィリブス著、田中究監訳、春秋社。

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