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所長のブログ~ただ今修行中

2014.06.08 トラウマ
EMDR継続研修に参加して

昨日と今日の二日間は、日本EMDR学会主催のワークショップ(継続研修)に参加。年一回、学術大会の次の日に継続研修があり、毎年楽しみに出席している。というのも、毎年海外から来日された講師の先生から、トラウマに焦点を当てた心理療法について今まで多くのことを学ばせて頂いてきた。特に、解離を扱う自我状態療法や身体的介入と両極性刺激との併用など、統合的な心理療法として複雑性トラウマの臨床を学ぶ機会となり、とても助けられてきた。

今回はスペインから来日されたDolores先生による「境界性人格障害とEMDR」をテーマとした研修。心理的な問題は未解決の早期トラウマ体験の影響によると捉えてのアプローチに納得。解離、愛着の問題にどう取り組むかも学ばせて頂いた。話を聞きながら、自分自身も振り返る機会になるので有難い。消化できているのはほんの僅かだけれど、今年も参加できてよかった。少しでも活かしていければ・・。

             神戸元町、研修を終えて。昼間の暑さも和らぎ、心地よい。

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2014.06.06 学び-学会・研究会
フォトボイスを体験して

今日は、立命館大学で開催された日本コミュニティ心理学会第17回大会のプレ・ワークショップに参加。タイトルは「フォトボイスとフェミニスト・アクション・リサーチ~プラクシスをめざして」。耳慣れない言葉だが、写真を使ったコミュニティ・アプローチの一つとしてぜひ学べればというのと、講師の吉浜美恵子さんが取り組まれている被災者支援活動にも関心をもって参加する。
 

吉浜美恵子さん(ミシガン大学社会福祉学大学院教授)は、震災後から三年、東日本大震災で被災した女性たちに、フォトボイスを使うことを通して、防災、災害対応、復興などに関わる課題やニーズを掘り起こし、解決のために共に考え、アクションを起こし、政策や支援につなげることを目指して活動されている。

午前は、アクションリサーチ、参加型リサーチ、フェミニスト・リサーチについて演習を通して学んだあと、昼休みに実際に自分で写真を撮ってみる。お題は「ジェンダー」。午後はグループごとに写真をプロジェクターで映し出してのシェアリング。撮影者の伝えたい思いや考えを聞くと共に、メンバー写真を見て感じたことをシェアし、最後に撮影者が伝えたいと思ったこと、思いや考えを聞くというもの。それぞれの観点に、なるほど~とうなづく。なかなか面白かった。

あっという間の一日だったが、この手法をぜひ何かに活かせることはできないかな・・と思う。とても興味深かったので、ぜひまた体験したいし学んでみたい。

ワークショップが終わった後は、明日開催されるフォトボイスの展示会の準備をされているフォトボイス・プロジェクトのスタッフの皆さま(http://photovoicejapan.org/ )、大会の準備委員の皆さまに混じり、少しお手伝いをさせていただいた。そして最後に、展示された被災地の女性たちのフォトボイスを鑑賞させていだたいた。しみじみと女性たちの声が伝わってくる。

吉浜美恵子さんは、1991年に「夫(恋人)からの暴力調査研究会」を立ち上げ、1992年に我が国初のDVの全国調査、そしてさまざまな調査研究もされている。そして今はこうして継続して被災女性の支援に関わっておられるのも、ほんとにすごいなと思う。種をまいて育て、育った方が今度は引き継いで・・と地域でグループができているのも素晴らしい。

女性ライフサイクル研究所のことも知ってくださっていて、スタッフの方からは、年報も何冊か読んだことあるよ・・と声をかけて頂いた。本当にありがたいことと、「つながり」を感じて、とても力づけられた。
いろんな方々との「つながり」に感謝しながら、また自分にできることを続けていこうとしみじみと思う。

                                   

2014.05.11 学び-学会・研究会
性的虐待被害、ミニシンポに参加して

昨日は、日本法社会学会学術大会のミニシンポ「児童期性的虐待被害の回復をめぐる法と現状」に参加。臨床心理の観点から報告させて頂く機会をいただいた。

企画者である先生の「性的虐待の損害賠償請求訴訟と時の壁(時効・除斥期間)の問題」のご報告のほか、性的虐待被害を巡る法実務の現状と課題、性的虐待の回復・防止に先進的に取り組んでいる韓国法制度・・なども聞かせて頂き、とても勉強になった。コメンテーターの先生からのコメントや参加者の皆さまからご質問をいただくことで、様々な気づきも得られ、それもまた勉強になった。

そして何より、司法の立場から被害者に寄り添う方々と出会えたことにとてもエンパワーされる思いだった。被害者のレジリエンス(復元力)を支える視点にとても共感でき、感銘を受けた。被害者支援のために法的枠組みを整備することの意味は大きいと改めて感じる。

専門性、立場を超えて、性的虐待の被害者に寄り添おうとする方々と話し合えたり、つながりができることは大変心強い。また明日から気を引き締めて自分の持ち場で取り組んでいこう。

               会場の大阪大学豊中キャンパス、汗ばむ一日

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