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所長のブログ~ただ今修行中

2014.07.10 講師活動
家族の心理とコミュニケーション、前期授業を終えて

 本日は家族についての授業。家族の心理や家族とのコミュニケーションについて、臨床心理の観点からお話させて頂いているが、授業を担当して早6年。大学院生さんなので少人数だが、皆熱心で、質問もいろいろ出て、双方向のコミュニケーションが活発になるのがいい。

 家族の心理では、DV、虐待が起こっている家族を取り上げるが、関心をもって聞いてくれるので、私の方もついつい熱が入る。コミュニケーションの話をしながら思ったが、うんうん・・とうなづきながら聞いてくれていると、話し手の私も話がしやすく、リズムにのって言葉が出てくる。授業も話し手と聴き手とのコミュニケーションなんだと気づく。

 授業の最後の話は、援助者自身の二次トラウマとセルフケアについて。援助者の二次トラウマの予防のため、よりよい援助のためにもセルフケアを大切にしてほしい。次お会いするのは後期の授業だが、それまでの間、セルフケアを意識的にしてみよう・・ということで授業を終えた。心のなかで若者にエールを送っていたい!

 

 

2014.07.06 グループ/講座
グループが二つ、スタートしました

 本日から2014年度のグループが二つ、スタートした。毎月第一日曜日、午前は女性心理学フリートーク、午後はセルフケア・グループを開催する。セルフケアグループは今年で4年目、女性心理学フリートーク・グループは『女はみんな女神』をテキストに本を読みながら進めるもの。

 今回『女はみんな女神』の「はじめに」を久しぶりに読み返した。1991年の初版から今年で23年がたつが、私にとってこの本は人生のバイブルのような本だった。この23年間、人生のなかで困難にぶつかるとき、それをどう乗り越えたらよいかヒントや指針を求めて、時々思い出しては読み返していた(最近ではめっきりと減ったが)。読み返すたびに、その都度「ああ、そうか」と新しい発見があった。本書を読むと、ありのままの自分であることを肯定されたと感じると同時に、何が課題かにも気づかせてくれ、方向づけてくれた。

 「女性が自分の人生の主人公となるためには、外界の影響(社会や文化、家族など周囲から期待される役割)と、自分の行動や感情に影響を及ぼしている内なる力(元型)の両方について知り、自覚的に選択を行う必要がある」と著者は言うように、自分の人生の物語のヒロインになるための知恵を、ギリシァ神話の女神の物語を通して教えてくれる。ぜひ多くの女性に読んでもらいたい図書である。

 ところで、この三か月間、仕事の合間をぬってコツコツと、皆でグループの部屋の片づけをしてきた。それぞれのアイデアや工夫で、なかなか素敵な空間になった。あと本棚に布地をかければひとまず完成! 隠す収納でもあるが、見ているだけでうっ~とりする布地なので(私の好きなテキスタイル・デザイナーさん作)、とても楽しみ。グループの部屋は机の取り外しができるので、子どものプレイセラピーの部屋でもあり、託児付カウンセリング時の託児ルームでもあり、いろんな用途で活用している。皆さんにも居心地良く過ごしていただけると嬉しい。

 次回の女性心理学フリートーク・グループは8月3日(日)。自分って何? 自分らしさって何? と自己発見に関心がある方、また自分の人生や生き方について考えてみたいという方、自分の性格、他者との関係の持ち方やパターンを見直したいという方・・など、女性心理学について学んでみませんか ?  スタッフによる解説付なので本を読んでいなくてもご参加いただけます!
 詳しくは、こちらをご覧ください⇒http://www.f-lifecycle.com/info/groupworkshop/
 皆さまのご参加をお待ちしています。

         窓辺においたゴムの木。太い幹と青々とした葉っぱに生命力を感じます。

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2014.07.02 トラウマ
トラウマケア、ゲストスピーカーとしてお話させていただきました

 昨日は、立命館大学の安田裕子さんのお招きにより、メンタルヘルスの授業のゲストスピーカーとして、学生の皆さんにお話する機会を頂いた。今年で三年目だが、授業後に学生さんが書いてくれる「コミュニケーションカード」を読むのが、楽しみの一つとなっている。

 タイトルは『心と身体をつなぐトラウマ・ケア~「今ここ」にいる身体感覚を取りもどす』。トラウマとは人生の一部、人生で起こりうるものだが、トラウマに晒されたときにどう乗り越えていけるのか、トラウマ予防の観点から、トラウマの心理学と生理学の基礎知識と、学生さんに知っておいてほしいと思う「予防と回復のために大切なこと」をお話させて頂いた。誰もにトラウマを乗り越えるレジリエンス(回復力)が備わっていること、安全と安心が第一であること、味方となってくれる人とつながること、身体のリズムを取り戻すこと・・など。簡単なワークで、呼吸調整法や五感を使って身体感覚に気づく体験をしてもらう。昨年からは、若者たちが未来に希望をもって自分の人生を切り開いていってほしいという願いとエールを込めて、20代の頃の私自身の人生での体験もお話させて頂いている。

 コミュニケーションカードでは、学んだことや感想から、テーマに関連しての個人の体験も率直に書かれている。この授業を通して自己理解、他者理解を深めてくれたなら何よりも嬉しい。それが自己信頼、他者への信頼とつながればいいなと願っている。毎回、質問も色々といただくが、一人一人にお応えできないので、何がしかのヒントを見つけてもらえるといいなと、このホームページも紹介させて頂いた。

 270人ほど授業登録しているということで、コミュニケーションカードを全部読み終えるまで一時間くらいかかったが、一人一人の声から私もとても学ばせていただいた。こうした形でのコミュニケーションも嬉しい。面接室の外でのこうした貴重な経験も、ご縁があってのこと。人とのつながりに感謝。

              授業後、希望を感じながらキャンパスを後にしました。
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2014.06.26 ソマティック・エクスペリエンス
タッチスキルのトレーニングに参加しました

 お休みをいただき、ロサンゼルスで開催されたトラウマセラピストのための「タッチスキル・トレーニング」に参加。SE(ソマティック・エクスペリエンス)の本場米国では、SEトレーニング終了後も更なる学びとスキルアップのために様々なワークショップが開催されているが、今回、SEをベースにおいたタッチスキル・トレーニングに参加させて頂く機会を頂いた。
 トラウマの生理学、ポージェスのポリヴェーガル理論を基礎においた新しい情報や知識、スキルを学ぶ機会は、とても刺激的で充実した時間で、あっ~という間の四日間だった。トラウマ後のストレス反応を修復し、自己調整する力、回復力を増すために役立つ知識と技術を学び、体験させて頂けて、今も感動と心からの感謝でいっぱいである。

 帰国後早速仕事に戻っているが、思いのほか疲れも出ず、エネルギーを感じると同時に、安定していて、不思議なくらいに落ち着いていられている。新しいことを学べた喜びによる興奮(覚醒)と、温かく寛容で丁寧なサポートを頂いた安定感(リラックス)の両方がミックスされている感じ。 
 ポージェスによれば〈社会的なつながりがある状態で、人は安全と感じられる〉ということなので、今まさにそれを実感。

 共に学ぶ機会を提供してくださり、また共に学びと体験を分かち合った素晴らしいSE仲間の皆さま、サポートしてくださった通訳の皆さま、温かく受け入れてくださった先生や参加者の皆さま、留守中もサポートしてくれていた研究所のスタッフ・・と皆さまに感謝。この学びを消化吸収して、臨床に役立てることができれば・・と願っている。

               サンセットが美しく、心が洗われるようでした
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2014.06.15 日々のこと
花のお手入れ

今日も暑い一日だった。先週末は学会が重なり土曜日の面接はお休みさせて頂き、また来週も研修でお休みさせて頂くので、本日は振替で面接。

今朝は花の水替えから一日が始まったが、面接が終わった頃、夕方の日差しがちょうど心地よく、玄関にある植物の手入れをすることにする。枯れた葉っぱを取ったり、水挿ししているポトスのお水をかえたりして、そんな時間が思いのほか、心がほっと落ち着いて心地よかった。こういう時間っていいよな。

今朝は鉢植えに水をやってなかったが土はまだ湿っていた。植物が枯れるのは水のやりすぎが原因であることが多いらしく、気をつけなくっちゃ。土が乾いていたら、たっぷりと水をあげて、鉢から流れ出た水は捨てて水を切るのがポイントだそう。ついつい枯らしてしまうが、水やりが上手になるといいな。 

           友人が「エールを送ります」と送ってくれた向日葵。開花が楽しみだ。

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2014.06.08 トラウマ
EMDR継続研修に参加して

昨日と今日の二日間は、日本EMDR学会主催のワークショップ(継続研修)に参加。年一回、学術大会の次の日に継続研修があり、毎年楽しみに出席している。というのも、毎年海外から来日された講師の先生から、トラウマに焦点を当てた心理療法について今まで多くのことを学ばせて頂いてきた。特に、解離を扱う自我状態療法や身体的介入と両極性刺激との併用など、統合的な心理療法として複雑性トラウマの臨床を学ぶ機会となり、とても助けられてきた。

今回はスペインから来日されたDolores先生による「境界性人格障害とEMDR」をテーマとした研修。心理的な問題は未解決の早期トラウマ体験の影響によると捉えてのアプローチに納得。解離、愛着の問題にどう取り組むかも学ばせて頂いた。話を聞きながら、自分自身も振り返る機会になるので有難い。消化できているのはほんの僅かだけれど、今年も参加できてよかった。少しでも活かしていければ・・。

             神戸元町、研修を終えて。昼間の暑さも和らぎ、心地よい。

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2014.06.06 学び-学会・研究会
フォトボイスを体験して

今日は、立命館大学で開催された日本コミュニティ心理学会第17回大会のプレ・ワークショップに参加。タイトルは「フォトボイスとフェミニスト・アクション・リサーチ~プラクシスをめざして」。耳慣れない言葉だが、写真を使ったコミュニティ・アプローチの一つとしてぜひ学べればというのと、講師の吉浜美恵子さんが取り組まれている被災者支援活動にも関心をもって参加する。
 

吉浜美恵子さん(ミシガン大学社会福祉学大学院教授)は、震災後から三年、東日本大震災で被災した女性たちに、フォトボイスを使うことを通して、防災、災害対応、復興などに関わる課題やニーズを掘り起こし、解決のために共に考え、アクションを起こし、政策や支援につなげることを目指して活動されている。

午前は、アクションリサーチ、参加型リサーチ、フェミニスト・リサーチについて演習を通して学んだあと、昼休みに実際に自分で写真を撮ってみる。お題は「ジェンダー」。午後はグループごとに写真をプロジェクターで映し出してのシェアリング。撮影者の伝えたい思いや考えを聞くと共に、メンバー写真を見て感じたことをシェアし、最後に撮影者が伝えたいと思ったこと、思いや考えを聞くというもの。それぞれの観点に、なるほど~とうなづく。なかなか面白かった。

あっという間の一日だったが、この手法をぜひ何かに活かせることはできないかな・・と思う。とても興味深かったので、ぜひまた体験したいし学んでみたい。

ワークショップが終わった後は、明日開催されるフォトボイスの展示会の準備をされているフォトボイス・プロジェクトのスタッフの皆さま(http://photovoicejapan.org/ )、大会の準備委員の皆さまに混じり、少しお手伝いをさせていただいた。そして最後に、展示された被災地の女性たちのフォトボイスを鑑賞させていだたいた。しみじみと女性たちの声が伝わってくる。

吉浜美恵子さんは、1991年に「夫(恋人)からの暴力調査研究会」を立ち上げ、1992年に我が国初のDVの全国調査、そしてさまざまな調査研究もされている。そして今はこうして継続して被災女性の支援に関わっておられるのも、ほんとにすごいなと思う。種をまいて育て、育った方が今度は引き継いで・・と地域でグループができているのも素晴らしい。

女性ライフサイクル研究所のことも知ってくださっていて、スタッフの方からは、年報も何冊か読んだことあるよ・・と声をかけて頂いた。本当にありがたいことと、「つながり」を感じて、とても力づけられた。
いろんな方々との「つながり」に感謝しながら、また自分にできることを続けていこうとしみじみと思う。

                                   

2014.06.01 日々のこと
みんなで勉強&お食事会

 今日は一日ある講座にみんなで参加。お手伝いもさせて頂きながら、今日は特にDV被害者支援について学ぶ。最新の情報や知識をアップデートしながら、日頃の支援、援助を振り返る。こうして共に学び、体験を共有できる場があるのはありがたいことだ。

 学びの後は、FLCスタッフ皆でお食事会。ビルの7階にあるオープンビューのお店の窓から見える山や空の景色は、すがすがしく気持ちよかった。フルーツたっぷりのサングリアで乾杯!「 コツコツと臨床に励みながら、自分の考えていることを表現していくこと」、今日心に刻んだ言葉。
 ここのところ真夏日が続いているが、体調には気を付けて、また明日からの一週間、頑張っていこう。

     昨日、園芸店の前を通ったとき鉢植えの紫陽花に目が留まる。来年も咲きますか? とお店のおじさんに紫陽花の世話の仕方を教えてもらった。FLCの玄関に飾りました。

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2014.05.25 学び-ワークショップ他
PCITアドバンスワークショップ、参加しました

 5月24・25日と二日間、東京で開催されたPCIT(親子相互交流療法)アドバンスワークショップに参加させて頂いた。昨年11月にPCITイニシャルワークショップに参加してから、早半年。PCITをどんなふうにスタートさせられるかな・・と思案するうちにあっという間に日が過ぎてしまったが、今回、より臨床場面を踏まえて学ばせて頂き、エネルギーと希望をいただいた。

 PCITという心理療法を知ったのは、数年前。DVがあり別居/離婚するも、子どもに問題行動が出てきて困っているという母親の相談や、子どもが言うことを聞かない等子どもとの関わりに困難を抱えている母親の相談を受けるなかで、親子の関係性に直接働きかけられるような方法があればなと・・思っていた。その頃、PCIT~子どものこころや行動の問題に対して、親子の相互交流を深めて、回復に向かうよう働きかける行動療法~を知り、とても温かくてサポーティブで親も子もそれぞれが自信がもてるようになる療法だなと感銘を受けた。そして、ぜひ学びたいという念願がかない、昨年から学ばせていただいている(⇒2013年11月号NL特集「温かい関係性を育む」)。

 実際には新しいことを取り入れ、取り組むのには準備も時間もかかる。でも、必要な人に必要な情報や援助が届けられるよう、一歩ずつ歩みを進めていければと思う。お母さんと子どもの笑顔を励みにして。

 ★PCITについて詳しいことはこちらをご覧ください⇒PCIT-Japan

2014.05.22 講師活動
相談面接の技法、講師をつとめさせていただきました

今日は一日講師のお仕事。大阪市社会福祉研修・情報センター主催の「相談面接の技法のスキルアップ講座:基礎編」の講師をつとめさせていただいた。この講座を担当させていただいて早いもので7年。今年も、社会福祉の現場でお仕事をされている援助者の皆さまが熱心に参加下さり、頭が下がる。

毎回、何を一番伝えたいか、覚えておいてほしいことを一つあげるとすると・・と考えるが、今日の講座では「一人の人として尊重する」ということを伝えたい、という思いでお話させて頂いた。問題について客観的に聞くことはもちろん必要だけれど、その人が一人の人としてこれまで生きてきた人生、道のり、何とかやってきたこと・・、その人全体に目を向けて、尊重する気持ちが大切なこと、そこから信頼関係も生まれること。基本的な姿勢があっての技法、心理も福祉も、人と向かい合うときに大切なことは同じ・・と、日頃自分が大切にしていることを伝えられればいいな・・と思って臨む。

最後はアンケートに目を通させて頂くが、毎回、ロールプレイ実習がよかったというお声が多い。やはり体験、経験から学ぶことは大きい! 話し手、聴き手、オブザーバー(観察者)と体験していただくが、少し心を開いて積極的に実習に参加下さった皆様に感謝。少しでも明日からのお仕事に役立てていただけたなら嬉しい。準備から当日の会場設営、進行まで細やかにご配慮くださったご担当者の皆さまのお力添えにも感謝。

日頃は部屋の中での面接の仕事が中心だが、こうしてコミュニテイに出向いて、いろんな方と一緒にお仕事をさせていただいたり、他の職種の皆さまのお話を聞かせて頂くことで、私も頑張ろう~と力づけられる。皆さま、ありがとうございました。

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