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所長のブログ~ただ今修行中

2016.03.06 グループ/講座
第3回専門家向けCAREワークショップを開催しました

昨日の3月5日(土)18:30-21:30まで、女性ライフサイクル研究所にて、第3回専門家向けCAREワークショップを開催しました。

これまでは近くの会場を借りていましたが、時間の都合が合わなかったり予約の困難さから、今回初めて研究所の部屋(グループルーム)を使用することにしました。手狭ではありますが、「ようこそ、CAREワークショップへ!」という気持ちを込めて、皆様に心地よくお過ごしいただけるよう会場の準備にも力を注ぎました♪

ご参加くださった方は、学生の方から様々な支援現場でお仕事をされている方まで。夜遅い時間にも関わらず、和やかに、熱心に、楽しんでご参加くださり、感謝でした。ご参加、ありがとうございました!

またこうしてワークショップを開催できたのも研究所スタッフの力添えと協力があってのこと・・、全てに感謝。

CAREは、子どもと大人の間に「温かな絆」をつくるために、その「橋渡し」を手助けしてくれるツールのようなものです。「一日5分」でいいので、「じぉあ、やってみようかな~」と取っ付きやすいのが、いいなと思います。

子どもの笑顔、親御さんの笑顔がみられるお手伝いができればという希望を込めて、次年度もまた、皆さまにCAREのエッセンスをお届けする機会をつくっていければいいな~と思います。

              「ようこそ、CAREワークショップへ」とお出迎え・・
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2016.02.22 グループ/講座
CARE・思春期の子どもをもつ保護者向けワークショップを終了しました

今日の午前は、CARE・思春期の子どもをもつ保護者向けワークショップ」の二回目でした。

一回目はCAREの前半の内容で、子どもとの温かな絆を深めるために「減らしたいスキル」「増やしたいスキル」について学び、ロールプレイでの練習をしました。今回の二回目は、子どもの不適切な行動に対処するために、「注目する力」に注目したコミュニケーションの方法やよい指示の出し方について学びました。

二日間に渡り、参加者の皆様がとても熱心にご参加くださり、とても嬉しかったです! 和気あいあいとした雰囲気のなか、皆で一緒に考えたり、話し合ったり、ロールプレイで体験したり・・としている間にあっという間に時間が過ぎました。

思春期は子どもとコミュニケーションがとりづらくなったり、衝突しやすい時期だからこそ、CAREのスキルは役に立つのではないかなと思い、今回は思春期に焦点をあてて開催してみましたが、やってみてよかった~とほっと安堵する気持ちでした。そして、子育てのヒントとして、またCAREを伝えていけたらいいな~と勇気を頂きました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

参加くださった皆様のご感想はこちら⇒「更新・CAREワークショップ参加者の皆さまの声

2016.01.12 グループ/講座
児童期~思春期の子どもとのコミュニケーションのヒントに!

 今日の夜は、新年初のスタッフ会議。皆で持ち寄ったお菓子を頂きながら、もろもろ議題の後、「思春期の子どもをもつ保護者向けCAREワークショップ」の準備。

 これまで幼児~学童期の子ども向け」で実施してきましたが、今回は初めて「思春期バージョン」のワークショップとなるので、思春期の子どもの特徴も踏まえながら、コミュニケーションの具体例を見直したり検討したり・・、資料づくりにいそしみました。

 今日はワークショップについて少しご紹介・・を。
 思春期というと、中学生・高校生を思い浮かべると思いますが、思春期とは子どもから大人への移行期です。思春期はいきなりやってくるのではなく、小学生の頃から少しずつ始まっています。
 細かくみていくと・・、プレ思春期が9~10歳、前思春期が10-12歳、思春期前期が12-14歳、思春期中期が15-17歳、思春期後期が17~成人までで(もちろん個人差が大きいので年齢は目安ですが)、それぞれの時期に発達課題があります。

 思春期というと私は「さなぎの時期」をイメージします。さなぎの時期を経て、やがて蝶に成長するように、思春期の子どもも、外からみるとよくわからないけど、その内側ではとても大きな質的な変化が起こっているのです。

 実際には、「何を考えているかわからない」「何かとツンケンしてるので、なんと言葉をかけていいか・・」など、コミュニケーションに戸惑うこともあると思います。そんなとき、CAREプログラムが役に立つかもしません。
 CAREプログラムとは、子どもとの「絆」を強めるコミュニケーション・プログラムで、思春期の子どもの成長を見守るためには、過干渉でもなく放任でもなく、親と子の「絆」が大切にしたコミュニケーションが役立つと思います。いくら子どもが反発していたとしても、子どもは大人からの温かい眼差しと関心を必要としているからです。

 このテーマに関心をもつ子育て中の方なら誰でもご参加いただけますので、ぜひお役立てくださいませ。CAREワークショップについて、詳しくはこちらをご覧ください。⇒「CARE・思春期の子どもをもつ保護者向けワークショップ


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2016.01.10 グループ/講座
心的外傷と回復~ストーリーを再構成する

年明けから温かい日が続いていましたが、週末より冷え込みが厳しくなってきました。

今日は今年最初の『心的外傷と回復』読書会。今回は第九章「想起と服喪追悼」の読み合わせで、回復の第二段階について、外傷のストーリーを再構成して語り、生活史全体に統合するという作業について学びました。トラウマ体験と対決するという作業に進むかどうかの選択は、被害経験者にゆだねられますが、大変な作業であるからこそ慎重に準備され構造化されていることが大事なこと、その手順や意味、エッセンスについて再認識しました。

10数年前からトラウマ臨床に携わるようになり、私自身のなかにはずっと「問い」がありました。トラウマは「語れない記憶」であるので、その語れないトラウマ記憶をどう扱い(安全に)、それをどう語り人生に統合していけるのか・・?と。この十数年、その答えを求めるように試行錯誤をしてきましたが、そのなかでEMDRソマティック・エクスペリエンス(SE)など身体志向のアプローチに出会ってきました。

原書の初版が刊行されたのが1992年、後に刊行された同書の『増補版』では、その後の脳科学の進歩によって生物学的側面からの理解が進んできたことが、しっかりと加筆されています。解離の解明についても。

生物学的理解、つまり「心と身体はつながってる」と身体的側面からのアプローチは臨床において重要と思っていますが、ハーマンさんが言うように、心理的、社会的側面からの理解も同様に重要である思います。人間の「全体性」に目を向けて、心と身体のつながり、人と人とのつながり、世界とのつながり・・を大切にできるよう努めていきたいと思います。

1人で読むのではなく、皆で読みあう場があって、温かいつながりのなかで、いろいろと考えたり、見直したり、気づいたり・・できることに感謝です。
感謝の気持ちと共に、気を引き締めて、また次の読書会まで一カ月、頑張っていこう~と思います。


※「回復の三段階」についてはこちらをご参照ください⇒「トラウマからの回復とレジリエンスモデル~回復の3段階と8次元

               カンガルー・アイビーってすごい。大きく広がってきたので白い花台に。
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2015.12.13 グループ/講座
トラウマと回復~「安全の確立」について学ぶ


第二日曜日は月一回開催している『心的外傷と回復』読書会。今日は「第8章安全」についての読みあいでした。

この章では、回復の第一段階の中心課題である「安全の確立」について、「問題に名を与える」「自己統御の回復」「安全な環境を創る」「第一段階を完了するには」を柱に、詳しく学びました。

毎回この読書会では、私自身がトラウマ臨床について再確認し、さまざまな気づきをもたらしてくれていますが、今回は特に、グループで分かち合いを通して、他職種との連携や協働についても考える機会となりました。

「何びとといえども単独で外傷と対決することはできない」とハーマンさんも言っていますが(P238)、DVや虐待、性暴力などトラウマ被害者への支援の際に、他職種との連携、協働が大事と言われます。そのためには、連携・協働の前提として、トラウマ被害者への共通理解がとても大切であることを、再認識しました。

というのも、回復の第一段階の中心課題である「安全の確立」には、自己コントロールの回復から安全な環境作りまで含みます。外傷は生物学的、心理的、対人的、社会的な面までおかすことから、適切な治療はそれぞれの側面に対して行われる必要があり、総合的でなければならないと言います。

ということは複雑なトラウマであるほど、同時にたくさんの支援も必要だと言えます。医療、福祉、司法、心理、教育・・などの側面での支援から、友達、家族、親戚など身近な人からの支援まで・・連携していく必要があるでしょう。連携においては、「トラウマ被害者への共通理解・共通認識」のために、他の人々に理解を促すための働きかけも重要となってくるでしょう。

「トラウマ・インフォームド」という言葉があります。数年前、ボストンのトラウマセンターに、虐待を受けた子どものトラウマ研修で訪れた際に学んだ言葉ですが、「トラウマについて知識を持ち、その対応法について詳しく知っている」と定義されていました。センターでは、虐待を受けた子どもの治療的支援として「安全を守る環境づくり」のため、子どもと関わる多職種や家族や親戚含め、トラウマ・インフォームドを目指して、組織的に取り組まれていました。

今回、この読書会が「トラウマ・インフォームド」の場として、活かされていけばいいなという希望を思い描きました。職種や立場の違いを越えて互いの仕事・役割について学びあい理解し、トラウマについて共通認識にたてるよう、連携・協働の基盤を作っていく・・・、その一つになればいいなと思います。

来週、DVトラウマについてお話をさせていただく講師の仕事が入っています。トラウマ・インフォームドの機会となるよう、自分が学んできたことを少しでも還元できばいいな・・と、気を引き締めて臨みたいと思います。


[関連記事]
2014年4月カウンセリング「トラウマからの回復とレジリエンス・モデル~回復の3段階と8次元
2012年7月FLCエッセイ「ボストン・トラウマセンター研修に参加して
1999年11月年報「生態学的視点から見たトラウマと回復

2015.11.08 グループ/講座
トラウマと回復~援助関係について学ぶ

今日は雨が降ったりやんだりの一日でした。雨の日は憂鬱な気分になりがちですが、研究所に到着するとお花や植物に迎え入れられ、気分も爽やかに。

本日午後の『心的外傷と回復』読書会は、「第七章 治癒的関係とは」についての読みあい。この章は、次の第八章「安全」と共に最も読み返すことが多かった章ですが、治療・援助関係についての原則が書かれています。特に冒頭の言葉は力強いです。

心的外傷の中核は何であろうか。それは無力化と他者からの離断である。だからこそ、回復の基礎はその後を生きる者に有力化(エンパワメント)を行い、他者との新しい結びつきを創ることにある。
回復は人間関係の網の目を背景にしてはじめて起こり、孤立状態では起こらない。生存者は心的外傷体験によって損なわれた歪められた心的能力を多の人々との関係が新しく甦るなかで創りなおすものである。・・(略)・・回復の第一原則はその後を生きる者の中に力を与えることにある。その後を生きる者自身が自分の回復の主体であり判定者でなければならない。    (P205より引用)

エンパワメントと自己コントロール権の回復という原則に始まり、治療者、援助者としての責任、態度、倫理、限界・・など、身が引き締まる思いで再確認しました。

トラウマは伝染性があるため、援助者もトラウマに晒されます。援助者・被援助者の関係に、加害者の影が第三者として入ってくるからですが、被害者と援助者と双方の安全を守るために、そして良質の
援助のために援助者へのサポート・システムが重要であることも、再確認しました。

私自身、今日もご参加くださった皆様方の真摯に学ぶ姿勢、謙虚な姿勢に触れさせて頂き、コミュニテイへの信頼と安心感、つながりを感じて、温かくも力強い気持ちになりました。これが人間のコミュニティ感覚というものなのかな・・と、とても有り難い気持ちでした。

毎年11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。大阪府男女共同参画局よりチラシが届きましたが、平成13年から内閣府で取り組まれています。私たちもコミュニテイの一員として、研究所としてできることを・・、模索していきたいと思います。


             この期間、パープルリボンを飾ることにしました♪
IMG_0641.JPG             ※パープルリボンは、女性への暴力根絶のシンボルです。
               
          園芸店で目にとまったパープルのビオラ。一つ100円で、かわいいです。
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2015.10.12 グループ/講座
『心的外傷と回復』読書会、後期がスタートしました

今日は久しぶりに、自宅で過ごす休日。先週の土日は、神戸で開催された自我状態療法のワークショップに参加。今日は自宅で、夏物の洗濯をしたり衣替えをしながら、次の講師の準備などにいそしみました。

昨日の日曜日は、『心的外傷と回復』読書会でしたが、第二部の「回復」へといよいよ入ってきました。今回は第6章「新しい診断名を提案する」の読みあいとシェアリング。

この章では、長期反復的トラウマ(虐待やDVなど)の症候群にぴったりくる診断名がないことから、著者のハーマンが「複雑性PTSD」という診断基準を提案するという内容です。PTSD(外傷後ストレス障害)は、もともと帰還兵やレイプ、自然災害など単回性のトラウマを対象にできた概念で、対人関係のなかで繰り返されるトラウマを含んでないため、PTSDで説明するには不十分として、複雑性PTSDとして概念化しています。

読書会がなければ、本をしっかりと読み込むことはできなかっただろうと思います。読書会の機会があって本当によかったな、といつも思います。一人で読むのとは違って、いろんな人の話や意見を聞く中で、頭の中がシャッフルされる感じで、いろんな考えや記憶が呼び覚まされ、考えを深めたり気づいたりできる機会になります。ご参加くださった皆さま、心を寄せてくださっている皆さまに感謝です。

さて今週もタイトスケジュールですが、一つ一つ、一日一日、時間を大切に過ごしていきたいと思います。


2015.08.30 グループ/講座
2015年度前期グループを終えました、後期は・・

先週週末は研修のため東京に行きましたが(8/23ブログ)、その知的興奮や余韻も冷めやらぬまま、あっという間に一週間が過ぎました。

今日の午前はセルフケア・グループの最終回と、午後は『心的外傷と回復』の読書会でした。

セルフケア・グループのアートワークの時間は、色を塗ったりハサミとのりを使ったり・・と、手を動かしながら自分と向き合う静かな時間となります。私自身もファシリティターとしてその時間を共有させて頂き、とても心地よく、心が落ち着きます。

読書会は、今月は「児童虐待」の章。
慢性的に繰り返しトラウマを被れば、子どもにどのような影響を与えるかについての記述は、読んでいて苦しくなり、悲しくなる章でした。しかし、読書会として皆で読みあうことで、一人で読むよりも、より理解が深まります。また頑張っていこう~と、毎回、私自身がこの場からエネルギーを頂いており、とても有り難く思います。

グループの後は、スタッフ会議。後期のグループや講座について話し合いの時間を持ちました。
グループや講座を皆で一緒に力を合わせて取り組むプロセスそのものが、好きだな~と思います。

いろいろと企画したいこと、できたらいいな~と思うことはあるけれど、日程の確保を含めて、実際に現実に可能となるのは限られています。焦点を絞りながら、まずは、自分たちにできることをできるところから、思いを形にしていければと思います。

9月のグループはお休みとなりますが、10月から後期日程でグループがスタートします。
後期のセルフケア・グループは、ニーズにお応えして「性暴力被害者のためのセルフケア・グループ」として行います。
後期の『心的外傷と回復』読書会は、10月から毎月第二日曜日で実施します。

詳しくは、こちらをご覧ください。
⇒「性暴力被害者のためのセルフケア・グループ
『心的外傷と回復』を読む~女性のトラウマ読書会

皆さまのご参加をお待ちしています。


                                トルコキキョウの花びらにうっとり。花言葉は「優美」「希望」。

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2015.08.20 グループ/講座
DV講座を開催しました

今日の午後、女性ライフサイクル研究所にて、講座「DV被害女性を支える~家族、友人、知人として」を開催しました。
DVの基礎知識から支援までお話させて頂き、隣人として「何ができるか」について考えました。

「決してDVは他人事ではない」と関心をもって参加くださる方がおられることに希望を感じます。

ささやかな取り組みですが、こうした講座を開催するというアクションが、DVにさらされている女性への応援メッセージとして届くといいな・・と願います。

まずは「被害者の話に耳を傾けること」を確認しあいましたが、「自分にできる」小さな一歩を積み重ねていければと思います。

関連記事もあわせてお読みいただければ嬉しいです。
→FLCエッセイ「DVを受けている女性を支える~家族、友人、知人として」


               女性ライフサイクル研究所のグループルームにて。
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2015.08.09 グループ/講座
援助者向けCAREワークショップを開催しました

昨晩、第二回援助者向けCAREワークショップを開催いたしました。夕方はすごい雷。淀川花火大会もあり、電車の遅延もあるのではなかと心配しましたが、無事に参加者の皆さまもご到着くださり、予定通りの18:00スタート。ロールプレイでの実践を含めながら、あっという間の三時間でした。

今回のご参加いただいた皆さまは、口コミや大阪府臨床心理士会のホームページ掲示板を観て来て下さったので、全員が心理士・カウンセラーさん。少人数で和気あいあいと、皆さまがロールプレイでの発見を楽しんで下さり何よりです。現場での子どもとの関わり、保護者との関わりに活かしていただけそうで嬉しく思いました。


私も、現場で頑張っておられる20代、30代の若者の皆さまに新鮮なエネルギーを頂きました。ありがとうございました!
CARE-JAPAN認定ワークショップ、次回は、今年度後期に実施できればと思います。


                                                      大阪市立住まい情報センター研修室。
              天六駅直結、研究所から徒歩5分と便利でありがたいです。
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