- 2016.03.03 講師活動
- 「女性のトラウマと回復」、DV研修にて講師をつとめさせて頂きました
昨日、今日といいお天気。
昨日は、DV研修で講師をつとめるため、愛知県に行ってきました。研修は愛知県女性相談センター主催で、市町村の女性問題担当相談員、DV被害者支援担当員、関係職員の方から民間シェルターや母子生活支援施設の職員さんなど100名ほどがご参加くださっていました。緊張するかと思いましたが、皆様が熱心に聞いて下さるなか、あれもこれも・・とお伝えしたいなと話している間に、あっという間に二時間が過ぎました。
テーマは「女性のトラウマと回復~女性のDV被害者のために、そして、とともに~」。事前に頂いた質問にお応えできるようにと考えて、「安全なコミュニティとのつながりの回復」を中心に心身への影響、安全な愛着関係について、被害女性と子どものことも含めてお話させていただきました。
DV・虐待など暴力は、人から力を奪い、人と人とのつながり、世界とのつながりを破壊します。なので、回復のためには、安全な人とのつながり、安全なコミュニテイとのつながりを強めることが大事であること、そしてそのために支援者には何ができるか、何が大切か・・を伝えられたらいいなぁという思いでしたが、少しでも被害者理解と支援のためにお役に立てたなら嬉しいです。
さて、大阪に戻った後は、「わが町にしなり子育てネット」主催の学習会に参加。
講師は前回と同じく花園大学の橋本和明先生で、テーマは「虐待と非行と発達障がい」。家裁調査官としてご経験を踏まえながら「虐待と非行の関係」と「非行と発達障がいの関係」について、とてもわかりやすくお話くださり、あっという間に二時間が過ぎました。虐待の影響では、まず「これをぜひ理解して帰ってほしい」と「解離」についてお話され、とても納得でした。最後に絵本を紹介くださり、胸がじーん。『おこだでませんように』、またぜひ読んでみたいと思います。
女性、子ども、家族の支援に携わる方々とのご縁と「つながり」に、ほっと温かく包まれたような気持ちになり、力づけられました。感謝です。
研修会場「ウィルあいち」の隣の市政資料館、
レンガ造りが素敵でした(建築年代は大正11年)