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所長のブログ~ただ今修行中

2015.07.02 講師活動
臨床心理士としての活動について

 今日は、立命館大学大学院の臨床心理学の授業でゲストスピーカーを務めさせて頂きました。テーマは「臨床心理士としての活動」として、①どうして臨床心理士になろうと思ったのか、②大学院時代に取り組んだこと、③今取り組んでいることについて(臨床的援助とコミュニティ介入)、お話させていただきました。

 この三つについてどんな風に話ができるかな・・と自分を振り返るなかで、結局は自分の人生のライフサイクル上での出来事と人との出会いと、その相互作用であり、私の人生の体験そのものでもあることに気づきました。「個人的なことは社会的なこと」と言われますので、私の個人的な体験も、臨床心理士を志す学生の皆さんの何がしかの役に立てれば嬉しいな・・という気持ちでお話させて頂きました。

 私の人生での「危機」の体験から(危機は転機)、現在は「女性や子どものトラウマと回復支援」をライフワークとしながら、女性のトラウマと関わる臨床家の使命である「安全でサポーテイブなコミュニティ」を創ることや、生態学的架け橋となる援助を試行錯誤していることについてお話させて頂きました。 

 最後に学生さんからの質問や感想を聞かせて頂きましたが、学生さんの声を聴きながら、エールを送る気持ちでした。そして私自身も成長できるよう頑張っていこう~と身が引き締まる思いでした。

 今、この場所に辿りつくまでのプロセスには、人との出会い、クライエントさんとの出会いがあってのことです。自分の人生のプロセスや人との出会い、つながり、そして今取り組んでいることについて話をさせていただくことで、より自分自身の足元がしっかりしたように感じます。このような機会に恵まれたことに感謝の気持ちでした。

 他に二人、ゲストスピーカーの臨床心理士さんのお話もありましたが、こうして外に出て、人のお話を聞かせて頂いたり、また自分の話を聞いてもらう機会は貴重です。たくさんの学びを、ありがとうございました。

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