- 2014.05.11 学び-学会・研究会
- 性的虐待被害、ミニシンポに参加して
昨日は、日本法社会学会学術大会のミニシンポ「児童期性的虐待被害の回復をめぐる法と現状」に参加。臨床心理の観点から報告させて頂く機会をいただいた。
企画者である先生の「性的虐待の損害賠償請求訴訟と時の壁(時効・除斥期間)の問題」のご報告のほか、性的虐待被害を巡る法実務の現状と課題、性的虐待の回復・防止に先進的に取り組んでいる韓国法制度・・なども聞かせて頂き、とても勉強になった。コメンテーターの先生からのコメントや参加者の皆さまからご質問をいただくことで、様々な気づきも得られ、それもまた勉強になった。
そして何より、司法の立場から被害者に寄り添う方々と出会えたことにとてもエンパワーされる思いだった。被害者のレジリエンス(復元力)を支える視点にとても共感でき、感銘を受けた。被害者支援のために法的枠組みを整備することの意味は大きいと改めて感じる。
専門性、立場を超えて、性的虐待の被害者に寄り添おうとする方々と話し合えたり、つながりができることは大変心強い。また明日から気を引き締めて自分の持ち場で取り組んでいこう。
会場の大阪大学豊中キャンパス、汗ばむ一日